デーヴィッド・アイク

現実とは、お前の脳が解釈している電気信号のことだ。

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「ムーンマトリックス[覚醒篇⑥]人間コンピュータと宇宙インターネット」
デーヴィッド・アイク


前回に続いて[覚醒篇⑥]を読んだ。
今回はズバリ、サブタイトルの通り、「人間コンピュータと宇宙インターネット」について書かれています。以下、一部引用します。


*「時間の環(タイム・ループ)」は、同じ経験を繰り返す永続的なサイクルに人々を閉じ込める心(マインド)の産物である。「時間」は、「過去」から「現在」を抜けて「未来」へと進んでいるように思えるが、我々がこの現実界で「時間」と呼んでいるものは、実は「環(ループ)」である。1回分の人生では、その環のごく一部しか経験しないため、「未来」に向かって「前進」しているという錯覚を持つようになる。この循環から脱する方法は、根源意識に目覚め、心を越えて認知するしかない。

*変性意識状態の経験は、我々が相手にしている策略を理解するのに役立つし、この観点からLSDなどの薬物の効果を研究してきた人々は、それによって現実とは何かを深く学ぶことができたはずだ。その一人が、『ホロトロピック・マインド』[邦訳『深層からの回復』青土社]の著者でジョン・ホプキンス大学の医学部教授だったスタニラフ・グロフである。彼は国際トランスパーソナル協会を設立し、人々を変性意識状態にする「ホロトロピック呼吸法」という手法を開発した。
グロフは、医療への応用が可能かどうか追及するため、1950年代にLSDの作用を研究するようになるまでは、頑なな物質主義者・無神論者だった。それから彼は何十年も研究を続けることになった。最初にLSDを経験したとき、彼自らが「自分自身の潜在意識との衝撃的な出会い」と表現する経験をした。そして即座に、学校や大学で教えられている、科学界の権威の揺るぎない「真実」が空想に過ぎないことに気付いた。
・・・・・(中略)・・・・・
スタニラフ・グロフは、約4000回のLSD集会、2万回のホロトロピック呼吸法の講習を行った。この呼吸法は、呼吸のテクニック、音、身体の運動、芸術的表現を組み合わせたものである。彼の講習に参加した人々は、非日常的な覚醒状態に達することができている。動物や植物になる経験をした人は、そうした動植物の難解な遺伝子の情報や行動を詳細に語っており、これは後に100%正しかったことが判明している。さらに原子や血球になる経験をした人、太陽の内部を見た人、子宮の中にいるのはどんな感じか、産道を通るのはどんな感じかを経験した人もいる。宇宙全体の意識になったと言う人もいた。その感覚は私自身よく分かっている。
こうしたことが可能なのは、我々が宇宙であり、全ての細胞であり、原子だからである。
必要なのは観測の視点を移すことだけで、そうすれば関心を向けたものになることができる。我々は全て、一つの無限なる全体が表出したものであり、離ればなれに分かれているという感覚は錯覚である。五感の監獄(時間の環)は、この我々が全て一つであるという理解から、我々を切り離す。実は、この分離の認識こそが、監獄である。

五感は、振動の情報を、電気の情報に変換し、それが脳に送られて、物質世界という錯覚が構築される。我々はこの現実を「そこに」あるものとして経験するが、本当は存在しない。このことは、映画『マトリックス』3部作のネオとモーフィアスの対話において見事に表現されている。ネオは、自分が経験していると思っている「物質世界」が現実ではないことの確認を求める。それに対し、モーフィアスはこう答える。

現実とは何だ?どう定義している?感じることができるもの、匂うこと、味わうこと、見ることができるものを現実と言っているのなら、答えは単純だ。現実とは、お前の脳が解釈している電気信号のことだ

まさにその通りである。

*立体の錯覚は、仮想現実のプログラムの記述如何で創造されている。家庭でコンピュータの仮想現実ゲームを試してみると分かるが、人々や風景が立体的に見える。今どきの優れたものは、本当にリアルだ。だが、それが本当の立体(三次元)だとは、誰も思ってはいないはずだ。本物だと信じる人がいたら、頭がおかしいだろう。所詮はコンピュータのプログラムに過ぎない。立体的に見えるのは、ソフトウェア・ディスク上の情報が、そのように読み取れるように符号化されているからである。
そこに主流の科学と量子物理学が解決できないでいるもう一つの謎を解く鍵がある。学者は、「物質」の世界は、原子でできていると言いながら、原子は固体ではないとも言っている。基本的にはエネルギーの束であり、波と粒子の形態を併せ持つ粒子でできていると言う。つまり、科学者たちは、固形物(立体)ではない原子で「立体の物質世界」ができていると言っているのである。
どうしてそんなことが可能なのだろうか?その答えはあまりにも単純だ。コンピュータ・ゲームのソフトウェアは、固形だろうか?そんなことはない。情報に過ぎず、それをコンピュータが画面上で立体的に見えるように解読しているだけだ。そして、それが我々の行なっていることでもある。

*他にも重要なポイントがある。感覚そのものも錯覚であり、従って脳も錯覚である脳死状態や体外離脱をした人が、身体から抜け出した後でも前と同じように見ることができるのを、はっきり体験しているように、目がなくても見ることはできる。肉体コンピュータは、目がないと見えないと信じるように符号化されており、そのプログラムに反応しているが、これは無効にすることが可能であり、身体の別の部分で「見る」ことができることを示した実験がいくつも存在する。身体から抜け出し、プログラムされた制約から脱すると、我々は目を使わなくても見ることができる。我々の物質の肉体も錯覚だからである。今、自分の身体を眺めていると、部屋の中に(どこでもよいが)いるように見えるだろうが、「物質」の形態として身体が存在するのは、頭の中だけである。

左脳が支配的であることは、90%もの人々が右利きであることに示されている。脳の各半球は、神経システムの交差のため、反対側の身体の半分とつながっている。そもそも身体や手の片方が優勢な肉体を作る意味があるだろうか?普通に考えると、両利きにするはずだ。だが、多くに人はそうではない。遺伝子などの操作によって、左脳が優勢になっているからである。

*「最新」の医学は、身体の何たるかを理解しておらず、まして身体がどのように機能するかはさっぱり分かっていない。そのために医療産業は、肉体コンピュータの電気的・化学的バランスを薬、放射線、手術で攻撃することに終始し、人間の健康に大混乱をもたらしている。
この宇宙そのものがホログラムである。それを「スーパー・ホログラム」と呼ぶことにする。そうなると、細胞が身体全体の縮小版であるのと同様、人間の肉体や心(マインド)といった宇宙のあらゆる部分は、宇宙全体の縮小版であるはずだ。あらゆる惑星、恒星、雨のしずく、草の葉も、究極的には全体を表す縮小版である。これは、我々が全体の影響を受け、全体もまた各部分の影響を受けることをも意味している。

*仮想現実の構造物には、時間という錯覚が符号化され埋め込まれている。
だが、時間などない、以上。
「時」があるとすれば、永遠の「今」だけである。世界が物質的な実体であるという基本的な錯覚に陥ると、それに付随してありとあらゆる錯覚が発生する。その最たるものが、「時間」という現実があるという思い込みである。




(管理人)
今回は、私にはかなり難解な内容であった。いわゆる「陰謀論」(この言葉自体が間違っていると思います。何故なら、この「嘘八百の世界」で公式に正しいとされている事象自体が、「彼ら」による陰謀であるからです)を唱えている数ある「真実告発者」の中でも、アイクが全く特異な存在であることが明らかにされている書である。
「真実告発者」の大多数は、ロスチャやロックフェラー等の悪事を暴くことを主体としているのに対し、アイクはそういったことはもちろんのこと指摘するのだが、「「彼ら」の正体はレプティリアンだ」と断定し、なおかつ「レプティリアン勢力の力は、地球を飛び越えて月や土星にまで及んでいる」と言及している。そして本書では、「我々は、宇宙の仮想現実ゲームのようなものを体験しており、人間の肉体は我々をそのゲームに接続するコンピュータ・システムである」と言っているのだ。さらには、「現実(物質世界)は存在しない」とも言っている。さらには、「我々が宇宙であり、全ての細胞であり、原子である」とも言っている。そして最後には、「時間は存在しない」とまで言い切っているのだ・・・。
また、こういった「真実」を隠蔽し、我々人類を「五感の牢獄」に閉じ込めているのもレプティリアンであると主張している。
なんという大胆不敵な発想の持ち主なのだろう。「天才とキチガイは紙一重」とよく言われているが、アイクはまさに「その紙一重の境界線上の人間」であるだろう。
ローマ教会の圧力にも負けず、「それでも地球は回っている」と主張したガリレオ・ガリレイも、アイクと同じタイプの人間だったのではないだろうか。
アイクの論説が正しいとすると、「嘘八百のこの世界」どころか、「嘘八百のこの宇宙」、「嘘八百の人間、物質、時間」ということになる・・・。
単なる「一般人」である私には、アイクの主張が真実なのか否かは全く見当がつかない。
ただ、アイクは単なる「閃き」のみで語っているのではない。いつもと同様に、他人の書物や記述等から学んだ上で、自説を展開している。アイクが否定している左脳を十分に活用しているのだ(笑)
「右脳を駆使した閃き・直観と、左脳を駆使した学習・努力を併せ持つ男」デーヴィッド・アイクの論説からは、これからも目を離すことができません。


評点:70点





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