人類の起源

驚くべき提言になるが、南極大陸がまだ氷で覆われていなかった頃、人類がここを訪れていただけでなく、居住していたことを示す。

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「神々の指紋」上 ① グラハム・ハンコック 

1996年の書である。
ベストセラーをほとんど読まない私ですが、珍しく読んでみました。
以下、一部引用します。複数回に分けて記します。



*オロンテウス・フィナエウスの地図を詳しく調べたハプグッド教授と、マサチューセッツ工科大学のリチャード・ストローン博士の結論は、以下のようなものだ。

この地図は、異なった図法で描かれたいくつかの古い地図をもとに、模写して作り上げたものだ
この地図は氷に覆われていない時代の南極大陸の沿岸地方を示している。それらは、クイーンモードランド、エンダービーランド、ウィルクスランド、ビクトリアランド(ロス海の東海岸)、マリーバードランドである。
③ ピリ・レイスの地図と同様に、地形の全体的輪郭や特徴は、氷の下にある南極大陸の地形を地震波測定した結果と正確に一致している。

オロンテウス・フィナエウスの地図は「驚くべき提言になるが、南極大陸がまだ氷で覆われていなかった頃、人類がここを訪れていただけでなく、居住していたことを示す。そうなると、その時期は極めて古い時代となる。・・・オロンテウス・フィナエウスの地図から考えると、オリジナルの地図製作者の文明は、北半球の最後の氷河時代が終わったときにまでさかのぼることになる」とハプグッド教授は結論している。

*これまでに述べてきた、高度な地理の知識が反映されている古い地図の場合、緯度も経度も驚くほど精度が高い。これをどう説明すればよいのだろうか?
たとえば1513年のピリ・レイスの地図を調べると、南アメリカとアフリカの相対的経度は正確だ。だが、16世紀の科学では、このように正確に経度を測定するのは不可能なはずだ。しかしピリ・レイスは事もなげに、この地図は古代の地図を基礎にしていると述べている。この地図に描かれた正確な経度をもたらしたのは、彼が使用した古代の地図だったのだろうか?
また1339年に出版された『デュルチェルト航海案内書』も興味深い。この案内書はヨーロッパと北アフリカを対象にしているが、緯度は完璧に正しく、黒海と地中海の経度も0.5度しか狂っていない
・・・・・(中略)・・・・・
これらの例はハプグッド教授が提供する物議を醸す大量の証拠のほんの一部に過ぎない。次から次へと挙げられる、教授の丹精込めた詳細な分析結果は我々に何を語りかけているのだろうか。それは、経度を計測する正確な装置が発明されたのは18世紀だという考えは、自らを欺くものに過ぎないということだ。
また、ピリ・レイスの地図やその他の地図を調べると、そのような装置は「再発見」されたに過ぎないことを強く示唆している。経度を計測する正確な装置は太古に存在し、歴史上では消えてしまった高い文明をもつ人々が、地球をくまなく探検し、地図を作成するために使っていたのだ。さらにそれらの人々は、精度の高い工業製品を設計・製造する能力を持っていただけでなく、数学の巨匠でもあったようだ。

*目の前にはホセ・デ・アコスタ神父の書いた本『インディオの自然と道徳の歴史』の一節が広げられている。神父は「これはインディオたちが語る、自分たちの起源の話だ」という。

インディオたちは大洪水についてよく語る。この国にかつて大洪水が起こったというのだ・・・。インディオたちが言うには、大洪水でほとんどの人間が溺死した。だが、チチカカ湖からひとりのビラコチャが現われ、ティアワナコに住みついた。ティアワナコには現在、古代の遺跡や奇妙な建物がある。ビラコチャはそこからクスコに移り、人類は再び増えはじめた・・・。

チチカカ湖と神秘的なティアワナコのことについてさらに調べようと考え、クスコ周辺の伝説を要約した以下の一節を読んだ。

太古の人々は罪を犯し、創造主に滅ぼされた・・・大洪水で・・・。大洪水の後、創造主は人間の形でチチカカ湖から現われた。彼は太陽と月と星を創造した。それから地球上に人間を増やした・・・。

別の神話を見てみよう。

偉大な創造の神ビラコチャは人間が住める世界を創ろうと決心した。最初に大地と空を創った。つぎにそこに住む人々を創った。大きな石の人物像を作り、それに命を与えた。最初、すべてはうまく行った。だが、そのうち巨人たちは仲間うちで争いはじめ、働くことを拒否した。ビラコチャは彼らを滅ぼすことにした。ある者は石に戻され、残りの者は大洪水で溺れ死んだ。
・・・・・(中略)・・・・・
私が集めた資料の次のページには、インカの大洪水に関する記述があった。モリナ神父が著書『インカの神話と祭祀についての報告書』に書き残したものである。

マンコ・カパクは最初インカ人であり、最初に太陽の子としての誇りを持った人物であり、
太陽神に対する偶像礼拝もマンコ・カパクから始まった。マンコ・カパクの話には大洪水の話が何度も出てくる。大洪水はすべての人種、すべての創造物を滅亡させた。洪水は世界の最高峰の山をも飲みこんだ。箱に入っていた一人の男と一人の女を除いて、すべての生き物が溺れた。水が引いたとき、箱は風に流されティアワナコに漂着した。その土地で創造主は人々を増やし、国を創りはじめた・・・


*アンデスを旅行中、ビラコチャの伝説の主流から外れた興味深い異説に再び目を通していた。ここで紹介する異説は、コリャオ地方チチカカ湖付近で伝承されてきた話であり、「スヌパ」という名前の人物が神のごとく崇拝されたというものである。

スヌパが高原に現われたのは大昔で、北方からの5人の弟子を連れてやってきた。威厳のある風貌をした白人で、あご髭があり、目が青いスヌパは冷静かつ禁欲的で、泥酔、一夫多妻、戦争をしないようにと説教をした。

アンデスを長距離にわたって旅したスヌパは、平和な王国を創り、人々にあらゆる文明の技術を教えた。だが、嫉妬した共謀者たちに打ち倒され深い傷を負わされた。

彼らはスヌパの神聖な身体をトトラ草でできた船に横たえ、チチカカ湖に流した。船は驚くべき速さで消え去り、スヌパを殺そうと追ってきた残酷な人々は恐怖におののき仰天した。この湖には潮の流れなどないからだ。船はコチャマルカの岸に到着したが、現在そこにはデサグアデーロ川がある。インディオたちの伝説では、船が岸に激突し、デサグアデーロ川ができたのだという。そこまでそこには川がなかったというのだ。また神聖な身体は、その川の流れに乗って、遠く離れた海岸アリカまで漂流した・・・。

船・水・救い
この話と古代エジプト神話の死と復活の王オシリスの話の間には、興味深い共通点が数多くある。この神話の神秘的な人物についての詳細は、ギリシアの歴史家プルタルコスが書き残している。それによるとオシリスは人々に文明をもたらし、あらゆる有益な技術を教え、食人風習や人身御供の風習を廃止させ、人々にはじめて法律というものを教えたという。オシリスはエジプトを離れ、世界中を旅行し、他の国にも同じように文明の恩恵を与えた。野蛮人に対面したオシリスは、決して力で法を認めさせようとはしなかった。その代わりに論争し、理屈で相手を説得することを好んだ。また、オシリスは自分の教えを楽器で伴奏される詩と歌の形で残したと記録されている。
だが、オシリスが留守の間に、義理の弟セットに率いられた延臣たちは彼のために宴会を開いた。そこには素晴らしい木製の箱がおこれており、この箱にぴったりと入る客には金貨が贈られるという。オシリスはこの箱が、オシリスの身体にはぴったり合わせて造られていることを知らなかった。したがって招かれた客が一人一人箱に入ってみたが、サイズが合わなかった。だが、オシリスにはぴったりで、そこにオシリスは気持ちよく横たわった。オシリスが箱から出る前に、共謀者たちは箱に飛びかかり、蓋を閉め、釘をうち、すきまには溶けた鉛を流し込み、空気が入らないようにした。箱はそれからナイル河にほうりこまれた。箱は沈むはずだったが、浮いたままどんどんと流れていった。長い距離を流れた箱は海岸に到着した。
この時点でオシリスの妻、女神イシスが介入した。女神イシスはあらゆる魔法を使えることで知られているが、それを駆使して箱を探し出し秘密の場所に隠した。だが悪人である弟セットは沼地を捜しまわり箱を見つけ、開け、凶暴な怒りに駆られて高貴な死体を14に切り刻み、あたり一面にまき散らした。
女神イシスは再び夫の救出に向かった。小さなパピルスの茎で造った船にタールを塗り、ナイルに乗り出し、死体の破片を探した。死体を発見すると、強力な呪文を唱え、ばらばらになった身体を一つに戻し、以前の身体を回復した。その後、オシリスはそのままの完璧な状態で、星の生まれ変わりの過程をへて、死の神となり幽界の王となった。伝説によると、オシリスは闇の世界から時々人間の形を装って地上に戻ってくるという。
確かに二つの伝説のあいだには大きな違いがある。だが、不思議なことにエジプトのオシリスと南アメリカのスヌパ・ビラコチャの間には以下のように共通する点がある。

・両者とも文明をもたらした
・両者とも陰謀を企てられた
・両者とも倒された
・両者とも容器あるいは船のようなものに入れられた
・両者とも水のある所に流された
・両者とも川を漂流した
・両者とも最終的に海にたどり着いた


これらのことは偶然として無視するべきだろうか?あるいは二つの伝説はどこか深いところでつながっているのだろうか?







神々の指紋 (上) (小学館文庫)神々の指紋 (上) (小学館文庫)
(1999/04)
グラハム・ハンコック

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NoTitle

大抵の神話は何かしらの共通点があるからね。例えば先ほど出た大洪水にしてもそうだね。神話で日本で大洪水が起こっていないというがそれはまるで嘘で地域の風土記なんかだと大洪水が起こったという描写があるんだけどね。
多分、日本の神話の大本はカタカムナ文明ではないかな。それに日本周辺の海中には数多くの遺跡が眠っているのが確認されているからね。

Re: NoTitle

こんばんは

> 大抵の神話は何かしらの共通点があるからね。例えば先ほど出た大洪水にしてもそうだね。神話で日本で大洪水が起こっていないというがそれはまるで嘘で地域の風土記なんかだと大洪水が起こったという描写があるんだけどね。

世界中の神話に共通点が多々見られるのは、古代の人間が地球規模の体験を経験している証拠でしょうね。
大洪水などはその最たるものでしょうね。

> 多分、日本の神話の大本はカタカムナ文明ではないかな。それに日本周辺の海中には数多くの遺跡が眠っているのが確認されているからね。

外国勢力に支配される以前の日本の神話等には、隠された真実が眠っているように思えますね。
かな文字や漢字が導入されてからは、神代文字の存在も隠蔽させられていますよね。
隠蔽工作者の末裔がいまだにこの国の実権を握っていることが、歴史捏造の最大の要因ではないでしょうか。
真実の歴史に近づいた人間を「とんでも論者」として否定する任務を負った工作員を見かけるたびに、虚しい気分にさせられます。
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