歴史・宗教

グノーシスの出発点はエジプトです。フリーメーソンの出発点もエジプトのようです。

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「キリストとテンプル騎士団」エハン・デラヴィ
第3回(最終回)



前回に続く。


*それでもやはりローマ法皇は強力ですから、エンキ派はアンダーグランドの存在にならざるを得なかったのです。
そのアンダーグラウンドの組織を作り出したところが、エジンバラの南部から10キロぐらい離れた「キルフニー」という小さな村です。そこで、世界で最初のフリーメーソンのロッジができました。
こんな話を、今のフリーメーソンのメンバーは、ぜんぜん、分かっていないのですよ。私は何人もメンバーに会いましたが、エンキのことなど何も知らないのです。
彼らに説明されているのは、フリーメーソンは18世紀にロンドンロッジから始まったということですが、これは「ヨークライト」です。
フリーメーソンには「スコテッシュライト」と「ヨークライト」という二つのシステムがあります。
「スコテッシュライト」のシステムは「33位」ですが、これの本当の意味はゼロから33までのアセンションのシステムなのです。
「33」は錬金術からきた数です。3賭ける3は9、9掛ける9は81、8足す1は9、などなど、この次元のすべては「3,3,9」で分かるという聖なる幾何学の暗号なのです。
でも今のフリーメーソンは、何も知りません。99パーセントの人が何も分かっていません。あれはロータリークラブのようなものですね。
私はメーソンじゃありませんが、メーソンのメンバーにこういう話をすると「そうですかー、面白いですね。ルーツはスコットランドですか・・・」と、こういう反応です。

フリーメーソンのロッジができた元々の目的は、エンキのプログラムというか、大きなビジョンというか、つまりは「パーフェクト・ソサイエティ」を創ることなのです。
古代の知識をうまく活用して、みんなのための平等な社会を創る、これを「グラールコード」といいます。つまり、「聖杯の暗号」なのですが、これは一つのシステムなのです。
テンプル騎士団は、血のレベルが高いものに治めさせるというシステムを成功させようとしたのですが、裏切られたのですね。そして、アンダーグランドになってフリーメーソンの組織を創り、世の中に良い影響を与えようとしたのです



(管理人)
本書を読んだのは単にそのタイトルに魅かれたからであり、著者のことは全く知らなかった。読んでいる途中で知ったのだが、著者は「グノーシス」、「錬金術」、「アセンション」、「UFO」等に詳しい方であるらしく、奥さんが愛知ソニアという日本人女性で、ちらっと彼女の講演動画を見たのだが、著者と似通った思考を持っているらしい。動画での発言で一番気になったのが、エドガー・ケイシーを肯定的に紹介しているところである。エドガー・ケイシーは明らかに「彼ら」のサイドに位置する人間であり、ニューエイジャーであると私は理解している。どうやら、著者はニューエイジ思考の持ち主であるようである・・・ ・・・。
どう考えても相当に怪しいのだが・・・、とりあえず著書に触れていこうと思う。

キリストについての考え方には興味深いものがあった。デーヴィッド・アイクは「キリストはいなかった」と主張しているわけだが、著者は「ダ・ヴィンチ・コード」の著者と意見が同じであるようで、「キリストは実在していたが、人間であり、マグダラのマリアと結婚していた」と主張しており、さらに「本当のキリストの教えはグノーシスだから、やはり錬金術師なのです」と主張している。根拠となるのは、一般的に知られている四つの福音書以外に40以上の福音書が存在していることであり、そこには一般的に知られているキリスト教の教義と相反することが書かれていると言う。

本当だろうか?

私が思うに、著者が批判しているローマ・カトリックが善なる組織だとはとても思えないが、かといって、著者が肯定しているグノーシスや錬金術というものも善なる思考・施術だとはとても思えない。その証明は著者が記しているこの一言で証明されている。

グノーシスの出発点はエジプトです。このグノーシスという考え方は、エジプトから中近東を経て、後日、錬金術という形でヨーロッパに登場するのです

はいはい。エジプトですか。ピラミッドですか。ホルスの目ですか。
もう皆さん、説明する必要もありませんよね。
著者が肯定しているグノーシスという思考の源は、この世界を支配している邪悪な組織である「彼ら」イルミナティ勢力が信奉している思想の源と同様であるようですね・・・。
「エンキとエンリル」の話では、これはゼカリア・シッチンの書で有名になったのだが、エンキは善なる神(宇宙人)であり、エンリルは洪水で人類を死滅させた悪い神(宇宙人)であると主張している。ここでも著者は、自ら善なる神であると主張するエンキの正体をさらけだしている。

エンキのシンボルは蛇であり、エデンの神話に登場する蛇とは、実はエンキのことなのです

はいはい。蛇ですか。著者が肯定している「エンキ」→「テンプル騎士団」→「フリーメーソン」の“善なる”シンボルは、蛇であるようですね(笑)

著者について疑問を感じざるを得ないのは隠しようもないのだが、イラク戦争の真実やテンプル騎士団の歴史的経緯等、本書には貴重な情報も多々あったので、本書を読むことは有意義であったのも事実である。世に溢れている様々な本の中には、ある勢力が背後にあると感じられる“怪しげな情報”も多いのだが、どんな本にも大なり小なり必ず有意義な役に立つ情報が存在している、と感じます。重要なのは、「複数の書を読むことで感性を磨き、真実の情報が何であるかを見出す能力を身に付けることではないか」と、私は思います。

最後に、著者が質問に答えている動画をアップします。
著者はUFOに乗ったことがあるらしい・・・。
但し、物的な体では宇宙へ行っていないらしい・・・。
アポロが月に行ったことを肯定しているらしい・・・。
エドガー・ミッチェルが誠実で真面目な人間であるということが根拠らしい・・・。
スタンリー・キューブリックが月面着陸のスタジオ撮影をしたことは認めているにも関わらず、人類は月に行ったらしい・・・
エドガー・ミッチェルがフリーメーソンであることは、ウィキにも記載されているほどの有名な話なのだが・・・
「9.11」が明らかな偽旗テロであることを認めているが、「3.11」の人工地震説は否定しているらしい・・・。

いやはや、実にユニークな大阪弁を操る“スコットランド親爺”である。
「ユニークな漫談として著者の話に耳を傾けるのであれば問題ないだろうが、あまり本気にしないほうがいいのではないかな」と、私は思います。






評点:50点





キリストとテンプル騎士団―スコットランドから見たダ・ヴィンチ・コードの世界キリストとテンプル騎士団―スコットランドから見たダ・ヴィンチ・コードの世界
(2006/05)
エハン デラヴィ

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