「NO SECOND PRIZE」Jimmy Barnes
私は学生時代、オーストラリアに一ヵ月、一人旅をしたことがある。
生まれて初めての海外旅行であり、恐らく飛行機に乗るのも初めてだったと思う。
初めてシドニーに到着したときは、原色の家や車ばかりで、外国映画の中に自分が登場したような気になった。
当たり前だが、自分が「外人」であることに気付き、カルチャーショックというものを覚えた。
オーストラリア人(特にオバチャン)は親切で、ダーウィンに行ったらワニに気をつけろだとか、信号では青では止まらなければならないとか教えてくれた。東洋人の学生はそんなことも知らないと思われていたのだろう。
アデレードでは78歳のお祖父さんと一緒に野山を歩いた。私がホテルまで帰れないのではと心配してくれていたようで、わざわざホテルまで付いて来てくれた。本当に親切な人ばかりだった。
同じくアデレードでは、同じぐらいの年恰好の革ジャンを着た兄ちゃんと知り合った。名前をユーイといい、銃も持っていないから大丈夫だと言って、私をパブや日本食のレストランに連れて行ってくれた。知らない人間に付いて行く私も私だが、何故か信用ができた。なんでもお祖父さんがチャイニーズらしく、東洋人に親近感を持っているようだった。
私がストーンズが好きだというと、「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」のフレーズをおどけて歌ったりした。ユーイが好きだったのが、当時オーストラリアで一番人気だったジミー・バーンズだった。私は全く知らないミュージシャンだった。
翌日、ユーイとアデレードの町を歩いていると、ユーイが町のチンピラに絡まれた。たいした事件にはならなかったが、私は何もすることができなかった。その後ユーイとは別れたのだが、ちょっと気まずい別れとなってしまったのが心残りである。
今日の1曲は、ジミー・バーンズの「ノー・セカンド・プライズ」です。
歌詞↓
http://www.azlyrics.com/lyrics/jimmybarnes/nosecondprize.html
良いお年をお迎え下さい。
生まれて初めての海外旅行であり、恐らく飛行機に乗るのも初めてだったと思う。
初めてシドニーに到着したときは、原色の家や車ばかりで、外国映画の中に自分が登場したような気になった。
当たり前だが、自分が「外人」であることに気付き、カルチャーショックというものを覚えた。
オーストラリア人(特にオバチャン)は親切で、ダーウィンに行ったらワニに気をつけろだとか、信号では青では止まらなければならないとか教えてくれた。東洋人の学生はそんなことも知らないと思われていたのだろう。
アデレードでは78歳のお祖父さんと一緒に野山を歩いた。私がホテルまで帰れないのではと心配してくれていたようで、わざわざホテルまで付いて来てくれた。本当に親切な人ばかりだった。
同じくアデレードでは、同じぐらいの年恰好の革ジャンを着た兄ちゃんと知り合った。名前をユーイといい、銃も持っていないから大丈夫だと言って、私をパブや日本食のレストランに連れて行ってくれた。知らない人間に付いて行く私も私だが、何故か信用ができた。なんでもお祖父さんがチャイニーズらしく、東洋人に親近感を持っているようだった。
私がストーンズが好きだというと、「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」のフレーズをおどけて歌ったりした。ユーイが好きだったのが、当時オーストラリアで一番人気だったジミー・バーンズだった。私は全く知らないミュージシャンだった。
翌日、ユーイとアデレードの町を歩いていると、ユーイが町のチンピラに絡まれた。たいした事件にはならなかったが、私は何もすることができなかった。その後ユーイとは別れたのだが、ちょっと気まずい別れとなってしまったのが心残りである。
今日の1曲は、ジミー・バーンズの「ノー・セカンド・プライズ」です。
歌詞↓
http://www.azlyrics.com/lyrics/jimmybarnes/nosecondprize.html
良いお年をお迎え下さい。
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