歴史・宗教

ユダヤ人とは誰か、イルミナティとは誰か

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「ユダヤ人とは誰か 第十三支族 カザール王国の謎」アーサー・ケストラー



日本人の多くは、ユダヤ人というかぎりは旧約聖書に出てくるアブラハム、イサク、ヤコブの子孫、その血統を今も受け継いでいる人々と考えているが、ユダヤ人と称する人々の1500万人のうちの90パーセントは、1000年以上前から中央アジアに住んでいた血縁的には本来のユダヤ人(スファラディ・ユダヤ人)とは何の関係のないカザール人(アシュケナージ・ユダヤ人)である、ということをアシュケナージ・ユダヤ人である著者が告白した1977年の書である。それから数年たった1983年、著者とその妻は謎の死を遂げた。さらに不思議なことは、著者の死を報じた新聞はその業績とともに著者の多くの著書を紹介したが、本書は著書名の中には挙げられていなかったのである。
訳者の宇野正美氏の序文と著者に分けて一部引用する。




(宇野正美氏)
*イスラエル建国までこのアシュケナージとスファラディは、まったく別の世界の中で生きてきた。現にヨーロッパなどにおいても、アシュケナージとスファラディではシナゴーグ(ユダヤ教会堂)もラビ(ユダヤ教師)もまったく別である。

*イスラエルにおいては、政治を主導し企業家として名を成し、あらゆる研究機関を牛耳っているのはアシュケナージ・ユダヤ人達である。それに対して本当のユダヤ人の血統を継ぐと自負するスファラディ・ユダヤ人達は、ほとんど下積みの仕事に就かされている。軍隊においてもしかりである。司令官はほとんどがアシュケナージ、それに対してスファラディは危険な最前線に追いやられている。

*日本では一般に、ユダヤ教は旧約聖書から来ていると考えられている。そして多くの人々は、キリスト教とは旧約聖書だけでなく新約聖書も神の言葉とし、イエスを旧約聖書に書かれている通りの救世主すなわちメシアとするもの、そしてユダヤ教はイエスはメシアではなく、まったく別のメシアがユダヤ人のためにやって来ると信じているものと考えている。
しかし、これはまったく異なる。ユダヤ教は旧約聖書を母体にしているのではなく、「タルムード」が源泉なのである。
・・・・・(中略)・・・・・
紀元前586年、バビロンによってユダヤ王国は崩壊し、彼らはバビロンに連れていかれ、長きにわたって捕囚の身に置かれた。後に開放されてイスラエルに帰ってくるが、彼らはただ帰ってきたのではない。かつては旧約聖書のみを信奉していた彼らが、バビロンの宗教の影響をもろに受けていたのである。それがやがて「タルムード」という形をとっていく。
「タルムード」はユダヤ人は特別な選民であると強調する。そして自分達だけが人間で、他の民族ははるかに下等の者であると繰り返し述べている。「タルムード」は他の民族すなわち異邦人を「ゴイム」と言っているが、それは単なる動物という意味ではなく、彼らの軽蔑する「豚」という響きを持っているのである。
イエスはこのバビロン宗教の影響を受けたユダヤ人達、中でもその指導者達を徹底的に糾弾した。新約聖書にその様子が記録されている。
パリサイ人、律法学者とはその当時のユダヤ人の指導者を指した言葉であった。
・・・・・(中略)・・・・・
中央アジアにいたカザール人達がユダヤ教に接触したのはそれ以後のことである。したがって彼らは旧約聖書を知ったのではなく、タルムードに接した。「タルムード」という色眼鏡をかけて後、旧約聖書を読むようになったのである。アシュケナージ・ユダヤ人は、自分達にとって何よりも大切な経典は「タルムード」だと言ってはばかることはない。
自分達だけが人間であり他の民族は動物であるとする彼らを、後にマルチン・ルターは批判して次のように言っている。
「彼らの「タルムード」は、ユダヤ人が異邦人を殺しても殺人罪にはならないが、ユダヤの同胞を殺すなら罪になると書いてある。彼らが異邦人との誓いを守らなくても罪にはならない。それゆえに彼らが高利貸しをしてうまくやっているように、異邦人から盗んだり奪ったりすることは神への奉仕であると考えている。ということは、彼らは高貴な血の割礼を受けた特別な民族であると思い込んでいるのだ」
なぜユダヤ人達はヨーロッパで迫害を受け、ユダヤ問題はタブーとなったのか。このマルチン・ルターの言葉によって明白ではないか。


(アーサー・ケストラー)
*8世紀の始め、世界はキリスト教とイスラム教を掲げる二つの大勢力に二極化されていた。イデオロギーの教養は政治力学と融けあい、その力学は宣教、破壊、軍事的征服という古典的方法によって推進されていた。カザール王国は第三勢力であり、敵としても味方としても、これら二つの国と同等の力を持つことを証明してきた。しかし、その独自性は、キリスト教もイスラム教も受け入れないことによってのみ保たれているのである。なぜなら、どちらかを選択すれば、それは自動的にローマ帝国かバグダードのカリフの権威に従うことになるからである。

*カザールもユダヤ教への改宗直前の二〇年間を統治したレオン三世は(ユダヤ人に対する寛大な措置という)「例外を一撃で終わらせようと、すべてのユダヤ人臣民に洗礼を受けるよう命令した」この命令の実行はあまり効果的ではなかったが、それでもかなりの人数のユダヤ人が逃亡した。マスディは次のように述べている。

この街(カザラン~イティル)にはイスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒、そして異教徒がいる。ユダヤ教徒というのは王と従者と同族のカザール人である。カザール人の王はすでにアルン・アル ラシドがカリフの時代にユダヤ教徒になっており、イスラム全土およびギリシャ人の国(ビザンチン)から来たユダヤ人もここに集まっている。
実際、現在すなわちヘジラ暦332年(943~4年)、ギルシャ人の王は王国内のユダヤ人を強制的にキリスト教に改宗させようとしている。・・・こうして多くのユダヤ人は、ギリシャ人の国からカザール人へと逃れて行った・・・。


*先に引用したアル・マスディのカザール国におけるユダヤ人支配についての記事の終わりで、彼はそれらの状況を描いた自分より以前の著作に言及している。マスディのその本は失われたが、その失われた本に基づいた二つの記事は残っている。最初はディマスキによるもので(1327年に書かれている)、それによるとハルン・アル・ラシドの時代、ビザンチン皇帝はユダヤ人を強制的に移住させた。移民達はカザール人の国へ来て、そこの人々が「知的ではあるが教育を受けていないのを見出し、彼らの宗教を与えた。先住民は自分達のものより良いと思って受け入れた」と繰り返している。
もう一つはアル・パクリの「王国と道の本」で、もっと詳細な記事である(11世紀)。

それまで異教徒だったカザール人の王がユダヤ教へ改宗した理由は以下のとおりである。彼はキリスト教を受け入れた。彼はその虚偽を見抜き、特に彼を悩ませた問題を高官の一人と論議した。高官は言った。
王よ、聖典を持っている人間は三つのグループに分かれています。彼らを呼び出し、この件について語らせ、真実をわきまえている者に従われるのがよいでしょう。
そこで王は、キリスト教徒の代表として司教を呼んだ。王のもとには議論の巧みなユダヤ人がいて、司教を論争に引きこんだ。彼は司教に尋ねた。「アムランの息子モーセについて何と言うか、また、彼に示されたトーラー[律法。この場合はモーセ五書]については?」司教は答えた。「モーセは預言者で、トーラーは真実を述べている」。するとユダヤ人は王に言った。「彼はすでに私の教義の真実を認めています。彼が何を信じているか聞いてごらんなさい」。そこで王は尋ね、司教は答えた。「救い主イエスはマリアの息子であり、彼は言葉であり、神の名において奇蹟を見せました」。するとユダヤ人は言った。「彼は私の主張は受け入れましたが、私の知らない原理を語っています」。
しかし、司教はそれを上手に証明できなかった。そこで王はイスラム教徒を呼び、彼らは学問好きで賢明で議論の上手な男を送った。しかしユダヤ人は人を雇い、途中で彼に毒をもったので彼は死んだ。こうしてユダヤ人は王を自分達の信仰にとりこみ、王はユダヤ教を奉じたのである。
・・・・・(中略)・・・・・
また、ビュリーが指摘したように、この物語はカザール宮廷におけるユダヤ人の影響が改宗以前からすでに大きかったことを示している。司教とイスラム教徒の学者は「呼びに」やらなければならなかったが、ユダヤ人はすでに「彼(王)のもとにいた」のだから。

*また、マジャール人部族の指揮権を事実上ひき継いだカバール部族の中に、異端のユダヤ人あるいは「ユダヤ風の宗教」の信者がいたことを示す証拠もある。アルタモノフやバルタが示唆したように、カバルの「反乱」(apostasia)が、オバディア王によって行なわれた宗教改革への反動、あるいは何らかの形で改革と関係があったというのは大いにありうることである。ラビの戒律、厳しい食事に関する規定、タルムードによる詭弁といったものは、輝く鎧をまとった草原の戦士の性分には大いに反したことだろう。
彼らが信じた「ユダヤ風の宗教」とは、ラビの説く正統派的慣行よりも、古代における砂漠のヘブライ人の信仰に近いものだったにちがいない。彼らは、カライ派の根本主義を信奉していたとも考えられ、そのために異端と見なされたのかもしれない。これはまったくの推論にすぎないのだが。

*14世紀のユダヤ史上第二の悲劇は黒死病(ペスト)であった。トルキスタン経由で東アジアからやって来たこの疫病は、1348年から50年にかけて、ヨーロッパ全人口の3分の1~地域によっては3分の2~を消し去った。そのヨーロッパへの伝わり方と爪跡は、まさに人間の愚かさの象徴と言えるだろう。
1347年、ヤニベグの率いるタタール軍はクリミア半島の町カッファ(現在のフェオドシヤ)を攻め、さらに貿易港ジェノバを包囲していた。その時ヤニベグの軍隊ではペストが蔓延しており、彼は病死者の死体をジェノバの町に投石機で投げこんで立ち去った。その結果、ジェノバの人々がペストにかかり、ジェノバの商戦がネズミとノミを地中海沿岸の港に運び、そこからヨーロッパ内陸部へと広がっていったのであった。
ペスト菌そのものは、当然ながら、人間を宗教によって差別するようなことはしなかったが、この時でさえ、ユダヤ人は特別にひどい仕打ちを受けることになるのである。かつて儀式用の血をとるため、キリスト教徒の子供たちを殺していると言われて断罪されたユダヤ教徒だったが、今度はペストを拡げるために井戸に毒を入れたとして糾弾されたのである。このデマは全ヨーロッパをネズミより速く走り、ユダヤ人は集団で焼き殺される結果となった。生きながらに焼かれることを嫌って、彼らの間では、またもや自己犠牲という形式の集団自殺が一般化してしまった。


(管理人)
序文の宇野氏の証言によると、ユダヤ人の9割はアシュケナージであり、イスラエル国内においても実質上支配勢力であり、旧約聖書ではなく「タルムード」を信奉している、と言う。「タルムード」とはユダヤ人のみが特別な選民であり、他の民族は「ゴイム」という家畜であり、「豚」であり、“殺してもかまわない”、と諭す書である。そして、ケストラー氏も述べているが、聖書においてイエスが糾弾したパリサイ派も「タルムード」を信奉しており、その末裔がアシュケナージ・ユダヤ人ということになる。
果たして本当だろうか・・・、これが真実ならば、「アシュケナージ・ユダヤ人は私がいつも糾弾しているイルミナティと同一勢力」と、なるだろう。確かに今までイルミナティが行なってきた悪行(原爆投下人工地震ケムトレイルワクチン遺伝子組み換え食品等)の理由がこれで明らかにされる。これらは全て彼らの神である悪魔の指示に従った“正しい行為”だからである。ただ疑問に感じるのは、アシュケナジー・ユダヤ人は「ユダヤ人」ではないのだから、「バビロンの宗教の影響を受けたタルムードは、本当にユダヤ人でない彼らを選民と扱っているのか」、ということである。そもそも「ユダヤ人という人種は存在しない」と、この書にも述べられているので、この「選民」というのは人種の問題ではなく単に「タルムード及びユダヤ教を信奉している人間」ということなのかもしれない。
そもそも私はユダヤ人の知り合いがいないので解らないが、ユダヤ人の大半が本当に「タルムード」を信じているのだろうか?本書にも登場するカライ派というのは、タルムードを排し、聖書のみを信仰しているらしい。そして、ケストラー氏は「カバール人部族の中に異端のユダヤ人が存在し、彼らはカライ派の根本主義を信奉していたとも考えられる。」と、推論している。そして、「カバールとはカザール人自身の部族の者であった。」とも述べている。「カバール」とは何者か?「カバラ」と関係しているのか?ネットで検索すると、「カバールこそイルミナティと同一である。」とのような指摘をしているブログもある。この主張(「カバール」=「カライ派」)が正しければ、「旧約聖書を信じ、タルムード排斥している組織が諸悪の根源(=イルミナティ)ということになってしまう。ただ、旧約聖書にも、“異教徒は殺しても良い”といった過激な“神の教え”が記載されているので、どっちもどっちだな、とは思いますが・・・。かなり話がこんがらがってきたが、「この事を正しく説明できる方がもしおられたら、是非教えていただきたい。」と、切に思います。
どちらにしても、著者は抹殺されているわけだから、この書に書かれていることは、「彼ら」にとって「一般人である我々ゴイムには知られたくない、ヤバイ事実が書かれている。」ということは間違いないでしょうね。それは私が思うに、「ビザンチン帝国(東ローマ帝国)がユダヤ人を排斥し、その排斥されたユダヤ人によってカザール人がユダヤ教に改宗し、現在アシュケナジー・ユダヤ人として権力を握っている。」ということでしょう。
結論を言うと、ケストラー氏に限らずイルミナティの陰謀を告発している人間にはユダヤ人が多いことからも、「アシュケナジー・ユダヤ人全員が諸悪の根源ではなく、聖書のカルト部分やタルムードを信奉している悪魔崇拝主義者がイルミナティと呼ばれる基地外集団である。」と、私は思います。

評点:70点
ユダヤ人とは誰か―第十三支族・カザール王国の謎ユダヤ人とは誰か―第十三支族・カザール王国の謎
(1990/04)
宇野 正美、アーサー ケストラー 他

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~ Comment ~

NoTitle

私は米国人でユダヤ人とは深い付き合いがある。
米国のアシュケナディムたちは、自分たちの祖先が西ヨーロッパや地中海沿いから東ヨーロッパ地域に移住してきたと信じている。
したがってハザール人がユダヤに改宗した子孫であるとは誰も考えていない。
実際イスラエルに行くと、ユダヤ人の顔つきは様々である。
ユダヤ人と一言でくくることはナンセンスだと思っている。
正統派を主張する人も、僕は怪しいと見ているくらいだ。

NoTitle

ユダヤ人の本流は、有色人種のはずだし、母系の子孫がユダヤ人
の解釈は間違っている。本来は男子男系ユダヤ人が正当な継承者だ
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