バディとウェルズのアルバム発表の仲人となったクラプトン - バディ・ガイ、ジュニア・ウェルズ

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バディとウェルズのアルバム発表の仲人となったクラプトン

「PLAY THE BLUES」BUDDY GUY & JUNIOR WELLS


バディ・ガイ&ジュニア・ウェルズ名義で発表された1972年の初アルバムです。
このアルバムが作られるきっかけとなったエピソードが面白い。
それは1970年のパリのローリング・ストーンズの楽屋で発生した。
ストーンズの前座に出演していたバディとウェルズがいる楽屋に、ひょっこりとエリック・クラプトンが遊びに現れ、「二人でアルバムを出したほうがいいよ」と語り、その場にいたアトランティック・レコードの会長であるアーメット・アティガンが、「それなら、君がプロデュースをやってくれ」とクラプトンに答え、実現したというのだ。
元々マディ・ウォーターズのバックで演奏していたバディとウェルズだが、彼らが一緒にアルバムを出すようになったきっかけがクラプトンとはね・・・。
人生、分からないものですな。そういうわけで、クラプトンもアルバムに参加しています。

1曲目の「ア・マン・オブ・メニー・ワーズ」はバディの曲だが、バディとクラプトンのギターが冴えわたっている。
2曲目の「マイ・ベイビー・シー・レフト・ミー」はサニー・ボーイ・ウィリアムソンの曲だが、冒頭と間奏のウェルズのハープが実にカッチョ良すぎる。
「カモン・イン・ディス・ハウス」はウェルズの曲だが、ゆったりとしたブルージーな曲調で、ウェルズのハイトーンなヴォーカルがハウリン・ウルフを思い起こさせる。
「Tボーン・シャッフル」はTボーン・ウォーカーの曲だが、軽快で気持いい。
「ア・プア・マンズ・プリー」はウェルズの曲だが、実にブルージーで迫ってくる感じが凄みを感じさせる。ストーンズの「ミッドナイト・ランブラー」(1969年発表)に似通っているのは偶然ではないだろう。
「メッシン・ウィズ・ザ・キッド」はウェルズの代表曲だが、アップテンポのノリが最高である。
「ディス・オールド・フール」はバディの曲で、これまたノリノリの軽快な曲だが、「ストーンズの「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」は明らかにこの曲のパクリだろう」と思いきや、「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」はボビー・ウーマックがオリジナルで、1964年発表だから、パクッていたのはどうやらバディのほうらしい。

バディは現在も精力的に活躍中だが、ウェルズは1997年に「ブルースブラザーズ2000」に出演した翌年の1998年1月15日に癌で亡くなっている。
この最強ブルース・コンビのライヴを生で観たかったものである。












評点:80点




プレイ・ザ・ブルースプレイ・ザ・ブルース
(2012/10/03)
バディ・ガイ&ジュニア・ウェルズ

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