“魔法の声”に彩られた神秘のアルバム、CURTIS MAYFIELD - カーティス・メイフィールド、ジ・インプレッションズ
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“魔法の声”に彩られた神秘のアルバム、CURTIS MAYFIELD

「SOMETHING TO BELIEVE IN」CURTIS MAYFIELD


カーティス・メイフィールドの1980年のアルバムである。
「僕を愛してほしい、今すぐ愛してほしい、君に夢中なのさ」と歌う「ラヴ・ミー、ラヴ・ミー・ナウ」から始まり、アルバム全体が愛に満ち溢れた内容となっている。前回案内した「There’s No Place Like America Today」と比べて社会批判的な歌詞は少なくなった。
カーティスの歌詞の変化は、当時の心境及び環境の変化によるものだと感じられるが、音楽面においてはさらなる高みに駆け上っていった印象を与えさせてくれる。
2曲目の「ネヴァー・レット・ミー・ゴー」は50年代に活躍したバラディア=ジョニー・エースのカヴァーだが、「今夜は君のことを愛したい、明日のことなど忘れて、ああ、僕をきつく抱きしめて、僕のことを離さないで」と歌うまさに“純愛ラヴソング”であり、カーティスのヴォーカルが実に甘くセクシーである。
「トリッピング・アウト」は淡々としたメロディーだが、「もう夢中さ、ベイビー、もう君のことで無中なのさ」と歌う、これまた甘いラヴソングである。
「ピープル・ネヴァー・ギブ・アップ」は、「“人々は決してあきらめてはならない”との“祈りの手紙”を天にいる神にクリスマスに届けたい」と主張する歌詞であり、「困難な状況でも決してあきらめてはいけない、神は決して我々を裏切りはしない」とのメッセージが込められている“さすがカーティス”と感じせてくれる名曲である。
タイトル曲の「サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン」は、「何かを信じることだ、信じることさ、人のことを、僕が持たなきゃならないのはそんな人なんだ」と歌う内容なのだが、逆に言うと、当時のカーティスの周囲にはそういった“信頼に値する人”がいなかったため、カーティスはそういった誠実な人を切望していたのではないのだろうか、と感じた。

カーティスの声に近い歌唱スタイルを持ったミュージシャンとして現在も活躍しているのは、アル・グリーンとアーロン・ネヴィルが挙げられるだろう。
カーティスの声は取り立てて声量があるわけでもなく、シャウトすることもないが、抑揚の効いた甘く切ない感情を聞き手に伝えてくれる“魔法の声”である。
今作品は、その“魔法の声”に彩られた神秘のアルバムと言っても決して過言ではないだろう。











評点:100点





サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン+1サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン+1
(1998/07/08)
カーティス・メイフィールド

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