限りなく黒人に近づいた白人ブルースミュージシャン、THE BUTTERFIELD BLUES BAND - ブルース

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限りなく黒人に近づいた白人ブルースミュージシャン、THE BUTTERFIELD BLUES BAND

「EAST WEST」THE BUTTERFIELD BLUES BAND


バターフィールド・ブルース・バンドの1966年のセカンドアルバムである。
シカゴ生まれのポール・バターフィールド(ヴォーカル・ハープ)を中心に、エルヴィン・ビショップ(ギター)、マイク・ブルームフィールド(ギター)とシカゴ大学で出会ったことがきっかけで結成したエレクトリック・ブルースバンドである。
ハウリン・ウルフのバンドに在籍していた黒人のジェローム・アーノルド(ベース)、サム・レイ(ドラムス)も参加した当時では大変珍しい白人黒人混成バンドであった。後ほどマーク・ナフタリン(オルガン・ピアノ)も参加する。
ポール・バターフィールドはマディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、リトル・ウォルター、オーティス・ラッシュらともジャムしたことのある白人ブルースハープの第一人者だ。

本作だが、いきなりロバート・ジョンソンの「ウォーキン・ブルース」で始まる。ポールのハープが実にシンプルで効果的である。
続くアラン・トゥーサンの「ゲット・アウト・オブ・マイ・ライフ」はマーク・ナフタリンのオルガンが印象的である。
「アイ・ゴット・ア・マインド・トゥ・ギブ・アップ・リビング」はトラディショナルだとのことだが、実にブルージーでマイク・ブルームフィールドのギターが光っている。
「オール・ディーズ・ブルース」もトラディショナルだとのことだが、ポールのハープが冴え渡っている。
しかし、今作品を“歴史に残る名盤”としているのは、「ワーク・ソング」、「イースト・ウェスト」の2大インストゥメンタルの名曲が含まれているところにある。これは言葉ではとても説明できない。各メンバーの演奏に全く無駄がない。よくぞ、ここまでドラマチックにその演奏技術を惜しげもなく披露してくれたものだ。

ポールは44歳、マイクは37歳で他界している。あまりにも早すぎる死である。
その才能ゆえに生き急いだのか、イルミの謀略にやられたのか、私には知る由もないが・・・。
彼らは、限りなく黒人に近づいた白人ブルースミュージシャンであった。
今となっては無理な注文ではあるのだが、一度でいいから全盛期のバターフィールド・ブルースバンドの生ライヴを体験したかったものである。











評点:100点




イースト・ウエストイースト・ウエスト
(2013/06/12)
バター・フィールド・ブルース・バンド

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