シュメール人に親近感 - 日本人のルーツ

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シュメール人に親近感

「十六菊花紋の謎 日本民族の源流を探る」
岩田 明


1990年の書である。前回に引き続き岩田氏の著作を読んだ。
約5千年前メソポタミアに人類最古の文明を築いたシュメール人のシュメール(SUMER)という言葉は、ラテン語ではスメルと発音し、天皇を古語ではスメラミコトと尊称する。
皇室の紋章は十六菊花紋であるが、シュメール王朝最盛期の都バビロン・イシュタル門の、巨大なライオン像の壁の周囲に十六菊花紋が配されている。
以上のことから、シュメール人と日本民族の源流を探ろうとイラクに旅立った著者のルーツ体験記である。
以下、一部引用。


*愛媛県・上浮穴(かみうけな)郡美川村の上黒岩岩陰(かみくろいわいわかげ)遺跡から昭和38年に発見された石の「印象(いんしょう)」は、およそ8千年前のもので、高さ5センチ巾4センチほどの女性像を示す緑泥片岩(りょくでいへんがん)である。
この石を粘土に押しつけ、干し固めたものが、イシハリまたはアマデルと呼ばれているものである。古代の海の戦士たちは船出する際、このアマデルを必ず身につけていったという。
アマデルとは、海士(あま)を守るという意味で、今日でいう「お守り」である。
徳島県・室戸の阿南海岸国定公園の海岸ぞいに、日和佐という町がある。ここは海士の町であり、今でも海の男たちが「海士の会」をつくり、古来からの伝統を守り続けている。
アマデルは、瀬戸内海各地の遺跡からも数多く発見されているが、メソポタミアのアッカド遺跡から出土した石の印象にも、これとウリ二つのものがある。

*「イラク人にはシュメール人の血が入っているが、シュメール人は、アラビア人ではない。中央アジアから海を伝ってイラク南東部に入り、人類最古の文明を築いた。そして、メソポタミアから消えていった。まさに謎の民族である・・・バグダッド博物館には、シュメール人の交易記録も残されており、古代に船を使って貿易を行なっていたことが判る。それによるとウルやエリドゥ、ラルサなどの港から遠くインドやアジア方面に航海していたものと思われる」(著名な歴史学者である、バグダッド大学のジョージアス・アワッド博士の言葉)

シュメール人についての最も古い伝承は、太古に7人の賢者が海から現われ、人々に文明を教えた、という内容である。その最初の一人が、ウルに現われた。この話を立証出来るのは、ウルの西方約6キロの所にある、エル・ウベイド遺跡である。

*ハンムラビ王は、BC1792年から1750年にわたる、42年間、王位についている。・・・ハンムラビはこの間、多くのシュメール人博士を用いて、後世に歴史的・文化的影響を与え、偉大な遺産となった「ハンムラビ法典」を完成させている。・・・その内容は、まず長文の序に始まり、本文二八二条が続き、しめくくりには跋(ばつ)、即ち奥書(おくがき)があって終わる。第一条から第五条までが訴訟法、第六条から第十三条までが窃盗罪、第十四条から第二十条までが誘拐罪、第二十一条から第二十五条までが強盗罪と続く。・・・特に債務者が、その債権のために、奴隷となることのないよう定めた身分保障法があることには、全く驚かされる。何故ならば、この当時の身分制度は、貴族=アウェールムと、平民=ムシュケーヌム、奴隷=ワルドゥムの三階級にはっきり分かれていた。しかもその階級差別は徹底していて、罪に対する罰の規定にまで、格差をもうけた時代だったからである。
こうした階級制度の中での弱者救済の思想は、シュメール人の「社会正義」の観念が伝統的につらぬかれていることを、如実に物語っている。
「強者が弱者をしいたげないように、正義が、孤児と寡婦とに授けられるように・・・」という跋の中の文章は、第一七七条の孤児と寡婦の立場を守る法として、はっきり定めてある。

*更につけ加えておくべきことは、BC3000年にシュメール人が発明した古拙楔形(こせつせつけい)文字が、東洋では印度の梵字=サンスクリット文字=の源となり、ヨーロッパでは、アルファベットの源となったことである。特にラテン語が、アルファベットをもとにして「文字」を万人のものとし、全世界に普及させた。ちなみにアッカド語の牛という言葉がアルプで、アルファベットのAとなり、Bは、塀囲いを表すベトゥーというシュメール語が変化したものである。アルファベットという言葉の語源までも、シュメール・アッカド語のその源を発することは、まさに驚きである。


(管理人)
著者は、新井白石の神話論を例にとり、「天」と書かれた文字はアマと読まれているが、アマという言葉は「天」のことではなくて「海」に通じるものだ、という意見を紹介している。さらにシュメール語では「母」のことを、ウム、あるいはアマと呼んでおり、ウムは海に通じアマは海女に通じる。現在イラクでは海のことをユムと発音し、海は古代より大いなる母であった、と述べている。瀬戸内海各地の遺跡から発見されているアマデルという「お守り」はシュメール由来のものであろうと感じた。

また「シュメール人の特長は目が大きく鼻も大きい。身長は高からず、つぶらな瞳で、髪の色は黒である。肩幅は広く、頑強な体軀をしている。家族主義で一夫一婦を守り、一夫多妻の部族とは一線を画している。」とのことだが、これも日本人と共通項が多いように思える。

次に七人の賢者の件だが、前回取り上げた「釈迦がスメル族であることを認め、自身は七人目の覚者であると語った」との記述が、これによって証明されたといっても良いのではないだろうか。

そして、バビロニアの王ハンムラビが発布したハンムラビ法典の内容にも目を見張るものがある。シュメールの楔形文字で記され、シュメール人博士が登用されていることからシュメール人及びハンムラビの偉大さが伝わってくる。
特に、「債務者が、その債務のために、奴隷となることがないように定めた身分保障制度がある」との箇所には感心させられる。ユダヤ・フリーメイソン勢力が実体のないマネーを使って人々を苦しめているのとは大違いである。

さらに、引用はしてないが、古事記・日本書紀以前から日本で使われていた文字があったことを記し、大分県の宇佐八幡宮に伝えられている豊国(とよくに)文字、大山阿夫利(あぶり)神社に伝わる神(じん)文字、ヘブライ文字、殷墟から発見された甲骨文字とを比較しているが、比較表を見る限り、素人目にも共通項があるように感じられる。
そして著者は、関門海峡の南西部に位置する彦島で大正13年に発見された岩刻文字を取材する。
当初は、文様の意味は全く解読出来ず「謎の絵文字」として放置されたとのことだが、絵文字のルーツは、古代北方ツングース系の楔形文字に酷似しており、また、シュメール系古拙楔形文字にあてはめても解読できるとし、その意味は、現代意訳すると「最高の女神が、シュメール・ウルク王朝の最高の司祭となり日の神の子である日子王が神主となり、七枝樹にかけて祈る」となるとのことだ。また、平成元年5月末現在で、山口、福岡、大分、佐賀、熊本の各県から、合計115個の岩刻文字が発見されているとのことだ。
本当にシュメール人の子孫が日本に来ていたのだろうか?私は彦島に行ってみたい気になった。

それから著者は、インダス文明のモヘンジョ・ダロ遺跡やニュージーランドのマオリ族や殷族(日本に渡来した秦氏との繋がりも述べている)とシュメールの関連性についても指摘している。
そして最終的には原人の定義にまで話が膨れている。このあたりになってくると、「人類の起源は古代に遠く宇宙からやって来た地球外生命体と原初の人間との遺伝子操作によるものである」とするゼカリア・シッチンやデーヴィド・アイクとの論説を想起させられるが、ダーウィンの進化論を基調とする著者の論説とは大きく隔たってしまう。
私の意見は、本当のところは判らないが、少なくともダーウィンの進化論は信じていないので、前者の論説に近いのかもしれない。

どちらにしても、前回も述べたが、日本人・そして人類のルーツを探ろうとする著者の姿勢は大いに評価したいし、見習っていかなければ、と思った。そしてシュメール人に強い親近感を感じたし、「私のDNAにもシュメール人の部分が含まれているかもしれない」と思ってしまう自分に気付いた。



評点  80点

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