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ソウルマン

「”ロックがロックしていた時代”にタイムスリップさせてくれるアルバム」byソウルマン

「Beck-Ola/Cosa Nostra」THE JEFF BECK GROUP


1969年リリースされた第一期ジェフ・ベック・グループのセカンドアルバムである。メンバーは、ギター:ジェフ・ベック、ベース:ロン・ウッド、ドラム:トニー・ニューマン、ピアノ、オルガン:ニッキー・ホプキンス、ヴォーカル:ロッド・スチュワートである。
個別の曲に触れておく。

「All Shook Up」
エルヴィス・プレスリーが1957年に発表したシングル曲のカバーである。
ニッキー・ホプキンスのオルガンが効果的。ジェフの潰れた音色のギターもいい。
それに絡むロッドのヴォーカルもグッド。


「Girl From Mill Valley」
ニッキー・ホプキンスの自作曲である。ニッキーのピアノを中心に構成されており、実に美しい。本作の中では異色の存在だが、一服の清涼剤となっている。


「Jailhouse Rock」
エルヴィス・プレスリーが1957年に発表したシングルのカバーである。はい、本作はプレスリーを2曲もカバーしているのだ。作詞・作曲はジェリー・リーバーとマイク・ストーラーのコンビだ。ロン・ウッドのベースが印象的である。

「Plynth (Water Down the Drain)」
ニッキー・ホプキンスとロッド・スチュワートとロン・ウッドの作品である。
ニッキーのトリッキーなピアノから始まるのでフォーキーな曲かと思わせておいて、その実は、バリバリのハードロックである。ジェフのギターが縦横無尽に鳴り響いています。

「Rice Pudding」
ジェフ・ベックとニッキー・ホプキンスとトニー・ニューマンとロン・ウッドの作品である。7分20秒の楽曲であり、本作のハイライトであるだろう。繰り返されるジェフのギターフレーズが頭にこびりつく。トニー・ニューマンのシンバルもいい。曲は途中で転調されるのだが、その際のニッキーのピアノもいい。ラストに曲調が変わるのだが、その際にトニー・ニューマンのドラムが迫りくるかと思いきや、なんと突然終わるのである。実に不思議な構成である。




ヒット曲があるわけでもないし、派手さがあるわけでもない佳作アルバムなのだが、「ファースト・ハードロックアルバム」と言われているように、アルバム全体が荒々しさとエネルギーに満ち溢れている。ロックギタリストとして独自の道を歩み出したジェフ・ベック、ソロどころかフェイセズ結成前のロッド・スチュワート、フェイセズやストーンズに入る前のロン・ウッド、これから数々の名だたるロックバンドを渡り歩くことになるニッキー・ホプキンス、これらのメンバーが一堂に会して壮絶プレイをしのぎ合っていた”ロックがロックしていた時代”にタイムスリップさせてくれるアルバムである。


評点:80点


ジェフ・ベック


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Posted byソウルマン

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