「人々は分け前を求める犬のように奪い合いをする なんと冷酷で なんと辛いことか だけど それでも僕らがやっていることに比べればマシさ 僕らが互いにやっていることといったら・・・ 僕らは恋人にはなれないんだ」(「We Will Not Be Lovers」THE WATERBOYS)
「FISHERMAN’S BLUES」THE WATERBOYS
ウォーターボーイズの1988年発表の4枚目のアルバムである。
アルバム全体を通してアイルランド人フィドラー、スティーヴ・ウィッカムのエレクトリック・フィドルが鳴り響く、アイルランド伝統音楽を取り入れた作品である。
セールス的にも一番売れたウォーターボーイズのアルバムである。
個別の曲に触れておく。
以前取り上げたベスト盤で紹介した曲は割愛する。
「We Will Not Be Lovers」
「言葉が君の武器さ 嘘が君の守りさ」と歌う。
さらには「人々は分け前を求める犬のように奪い合いをする なんと冷酷で なんと辛いことか だけど それでも僕らがやっていることに比べればマシさ 僕らが互いにやっていることといったら・・・ 僕らは恋人にはなれないんだ」と歌う。
意味深な歌詞とは裏腹に、イントロからエレクトリック・フィドルが鳴りまくる、リズミカルなアイリッシュ・ロックである。
「World Party」
「それは真実なんてものでは全くない 君が信じさえすれば それは真実なのさ」と歌う。ライヴで聴けば盛り上がるだろう。
「Jimmy Hickey’s Waltz」
明るいアイリッシュ調のインストである。
「Has Anybody Here Seen Hank?」
スローな聴かせる曲である。歌詞はよく分からない。
「When Will We Be Married?」
「いつ結婚しようか モリー?」と繰り返し歌うが、恐らく主人公は妄想の世界に入っているのだろう。他の男ばかり見ているモリーに一方的な自分の想いを抱いている男のことを歌っているようだ。
「When Ye Go Away」
「君が行ってしまったら 僕は泣くだろう」と歌う。
フィドルがとても美しい。
「The Stolen Child」
W.B.ウェイツの詩にマイク・スコットが曲を書いている。
マイク・スコットのヴォーカルにトーマス・マッコーウェンの朗読が加わる。
歌詞が実に意味深である。
「生贄にされてしまった子供」のことを歌っているのではないのだろうか。
マイク・スコットの詩の世界及びヴォーカルと、スティーヴ・ウィッカムのエレクトリック・フィドルがものの見事にかみ合って、独特なアイリッシュ・ロックの世界を生み出している。
評点:80点
<参考記事>
http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-4159.html
「僕らは奇妙な時代に生きている。奇妙なゴールのために働いている。僕らは新たに蘇るんだ。肉体から魂へと」(「Strange Boat」THE WATERBOYS)
「THE BEST OF THE WATERBOYS ’81-‘90」THE WATERBOYS
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ウォーターボーイズの1988年発表の4枚目のアルバムである。
アルバム全体を通してアイルランド人フィドラー、スティーヴ・ウィッカムのエレクトリック・フィドルが鳴り響く、アイルランド伝統音楽を取り入れた作品である。
セールス的にも一番売れたウォーターボーイズのアルバムである。
個別の曲に触れておく。
以前取り上げたベスト盤で紹介した曲は割愛する。
「We Will Not Be Lovers」
「言葉が君の武器さ 嘘が君の守りさ」と歌う。
さらには「人々は分け前を求める犬のように奪い合いをする なんと冷酷で なんと辛いことか だけど それでも僕らがやっていることに比べればマシさ 僕らが互いにやっていることといったら・・・ 僕らは恋人にはなれないんだ」と歌う。
意味深な歌詞とは裏腹に、イントロからエレクトリック・フィドルが鳴りまくる、リズミカルなアイリッシュ・ロックである。
「World Party」
「それは真実なんてものでは全くない 君が信じさえすれば それは真実なのさ」と歌う。ライヴで聴けば盛り上がるだろう。
「Jimmy Hickey’s Waltz」
明るいアイリッシュ調のインストである。
「Has Anybody Here Seen Hank?」
スローな聴かせる曲である。歌詞はよく分からない。
「When Will We Be Married?」
「いつ結婚しようか モリー?」と繰り返し歌うが、恐らく主人公は妄想の世界に入っているのだろう。他の男ばかり見ているモリーに一方的な自分の想いを抱いている男のことを歌っているようだ。
「When Ye Go Away」
「君が行ってしまったら 僕は泣くだろう」と歌う。
フィドルがとても美しい。
「The Stolen Child」
W.B.ウェイツの詩にマイク・スコットが曲を書いている。
マイク・スコットのヴォーカルにトーマス・マッコーウェンの朗読が加わる。
歌詞が実に意味深である。
「生贄にされてしまった子供」のことを歌っているのではないのだろうか。
マイク・スコットの詩の世界及びヴォーカルと、スティーヴ・ウィッカムのエレクトリック・フィドルがものの見事にかみ合って、独特なアイリッシュ・ロックの世界を生み出している。
評点:80点
<参考記事>
http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-4159.html
「僕らは奇妙な時代に生きている。奇妙なゴールのために働いている。僕らは新たに蘇るんだ。肉体から魂へと」(「Strange Boat」THE WATERBOYS)
「THE BEST OF THE WATERBOYS ’81-‘90」THE WATERBOYS
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