ヘロイン、おまえこそ俺の死そのものさ ヘロイン、俺の女房、俺の人生 THE VELVET UNDERGROUND AND NICO
「THE VELVET UNDERGROUND」
THE VELVET UNDERGROUND AND NICO
1967年のザ・ヴェルベット・アンダーグラウンドのデビューアルバムである。
あまりにも有名なバナナのアルバムジャケットはアンディ・ウォーホールによるものである。アンディは、ジャケットのみならずアルバムのプロドゥーサーというかスポンサーでもあった。そして、ドイツ生まれの女優・シンガーであったニコをバンドに参加させることにも関わっている。
全曲を手がけている(一部はジョン・ケイル及び他のメンバーとの共作である)ニューヨーク・ブルックリン出身のルー・リードが中心人物であり(ギター・ヴォーカル担当)、イギリス・ウェールズから現代音楽を学びに来ていたジョン・ケイル(ヴィオラ・ピアノ・ベース担当)と出会い、バンド活動を始める。
当時はチャートの100位にも入らなかったそうだが、今や今作は“永遠の名盤”と評されている。また、グラムロックやサイケデリックロックやパンクロックの源流といっても過言ではないだろう。
「サンデー・モーニング」は実にポップな名曲だ。ニコが歌ってもいいとは思うが、ルーのヴォーカルがよりマッチしていると判断されたのだろう。サイケでアヴァンギャルドな曲が多いなかで、こういったポップな曲が冒頭に入っているところがこのアルバムをより際立てている、と感じる。
「アイム・ウェイティング・フォー・ア・マン」は、一転してソリッドなロックである。繰り返されるギターとベースのリフが印象的である。
「宿命の女」は、ニコのヴォーカルで何か幻想的な印象が残る。
「ヴィーナス・イン・ファーズ」は、実にサイケでインドか中近東の雰囲気が感じられる。
「ユア・ミラー」は、「あなたの鏡になってあげる、あなたを写し出してあげる」と歌うニコのヴォーカルにほっとさせられる。
「ヘロイン」は、静かに迫ってくるドラムとギターのイントロが印象的である。
昨年10月27日、ルーは亡くなったが、この曲でルーはこう歌っている。
「ヘロイン、おまえこそ俺の死そのものさ ヘロイン、俺の女房、俺の人生」
評点:90点
THE VELVET UNDERGROUND AND NICO
1967年のザ・ヴェルベット・アンダーグラウンドのデビューアルバムである。
あまりにも有名なバナナのアルバムジャケットはアンディ・ウォーホールによるものである。アンディは、ジャケットのみならずアルバムのプロドゥーサーというかスポンサーでもあった。そして、ドイツ生まれの女優・シンガーであったニコをバンドに参加させることにも関わっている。
全曲を手がけている(一部はジョン・ケイル及び他のメンバーとの共作である)ニューヨーク・ブルックリン出身のルー・リードが中心人物であり(ギター・ヴォーカル担当)、イギリス・ウェールズから現代音楽を学びに来ていたジョン・ケイル(ヴィオラ・ピアノ・ベース担当)と出会い、バンド活動を始める。
当時はチャートの100位にも入らなかったそうだが、今や今作は“永遠の名盤”と評されている。また、グラムロックやサイケデリックロックやパンクロックの源流といっても過言ではないだろう。
「サンデー・モーニング」は実にポップな名曲だ。ニコが歌ってもいいとは思うが、ルーのヴォーカルがよりマッチしていると判断されたのだろう。サイケでアヴァンギャルドな曲が多いなかで、こういったポップな曲が冒頭に入っているところがこのアルバムをより際立てている、と感じる。
「アイム・ウェイティング・フォー・ア・マン」は、一転してソリッドなロックである。繰り返されるギターとベースのリフが印象的である。
「宿命の女」は、ニコのヴォーカルで何か幻想的な印象が残る。
「ヴィーナス・イン・ファーズ」は、実にサイケでインドか中近東の雰囲気が感じられる。
「ユア・ミラー」は、「あなたの鏡になってあげる、あなたを写し出してあげる」と歌うニコのヴォーカルにほっとさせられる。
「ヘロイン」は、静かに迫ってくるドラムとギターのイントロが印象的である。
昨年10月27日、ルーは亡くなったが、この曲でルーはこう歌っている。
「ヘロイン、おまえこそ俺の死そのものさ ヘロイン、俺の女房、俺の人生」
評点:90点
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