「「日本人が失いつつある大切なものを伝えている映画」、 「簡単・便利の裏側に潜んでいる危険に気づかせてくれる映画」、それが「男はつらいよ」なのかもしれませんね」by ソウルマン - 映画
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「「日本人が失いつつある大切なものを伝えている映画」、 「簡単・便利の裏側に潜んでいる危険に気づかせてくれる映画」、それが「男はつらいよ」なのかもしれませんね」by ソウルマン

「映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』を観て」



先日、『男はつらいよ お帰り 寅さん』を観てきた。
そして、この記事を見た。



https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200104-00000003-pseven-ent&p=1
映画寅さん 横尾忠則氏が「山田監督のアイディア盗用」に激怒



手短に言うと、横尾忠則は「自分のアイディアを山田洋次に無断で盗られた。山田洋次は自分のアイディアを採用して映画を作ったことに対して一言の報告もなかった」と主張して週刊誌に怒りをぶちまけたようなのである。
確かにこのことが事実であるならば、横尾忠則が怒るのも当然である。
山田洋次も山田洋次である。何故に一言横尾忠則に声をかけなかったのだろうか?
失礼ではあるが、齢も齢だからボ○が始まっているのかもしれない。
すみませんm(__)m
山田洋次はこのように思っているのかもしれない。

「横尾忠則に報告するのを忘れてた」(笑)

それとも自分の映画に横尾忠則の名前が出ることが癪に障ると感じたのだろうか?
そこまで横尾忠則が嫌いだったのなら、横尾忠則のアイディアを使わなかったら良かったのだ。山田洋次は今頃このように思っているかもしれない。

「なんで嫌いな奴のアイディアを盗んでまで新作を作ってしまったんだろう」(爆)

ところで私がこの映画を観た感想は、「BAD BUT GOOD」である。
ナンノコッチャ!?

作品としての資質は「BAD」である。
「“懐かしの寅さん”が久しぶりにスクリーンに帰ってくる」というノスタルジーに近い懐古趣味一辺倒で、全くと言っていいぐらい映画のストーリーに革新性がない。
過去の作品をつぎはぎのように登場させて物語を完成させるという方法論は、あまりに安直であり、安っぽさの極みである。
さらに言えば、「これまでの映画「男はつらいよ」シリーズの秀逸性がこの作品によって台無しになるのでは」という危惧さえ感じてしまう。
これまで映画「男はつらいよ」シリーズを日本映画界が誇る名作としてきた理由は、監督である山田洋次によるところは大であろうが、一番の理由は何といっても主役である渥美清の唯一無二の個性的な演技によるものであることは誰もが認める絶対的事実である。
「渥美清がいなければ映画「男はつらいよ」は作れない」→「それならば過去の映画からつぎはぎで寅さんを登場させよう」では、あまりに安直過ぎるのである。
渥美清も草葉の陰で思っているかもしれない。

「こんな懐古趣味の映画じゃ俺もつらいよ」と・・・

しかしこの安直すぎるアイディアを考えついたのは、山田洋次ではなく横尾忠則であるのだ。山田洋次は「自分に映画監督としての創造性や革新性がなくなった」と卑下する必要はないのである。他人のアイディアを無断で使ったことは詫びるべきだが、映画監督としての資質についてまで卑下する必要はないのである。
何?別に卑下などしていないって?
そりゃそうだろう。勝手に他人の心情に踏み入ってすみませんm(__)m

横尾忠則も横尾忠則である。
芸術家としてのプライドがどうのこうのと宣わっているようだが、このアイディアそのものは芸術家なんてレベルのものではない。芸術家というよりも居酒屋でおっさんが酔ったついでに思いついた程度の低レベルなものである。

「芸術家としてのプライドなんて歯の浮くような台詞を口にするのなら、このような凡庸なアイディアではなく誰もが驚くような奇抜なアイディアを生み出してから文句を言え」と私は言いたい。

さらにこの映画に文句をつけたいのは、後藤久美子演じるイズミが国連難民高等弁務官事務所の職員として登場するという設定についてである。
何も知らない観客は「イズミは立派な仕事をしているんだ」などと思うだろうが、「国連がどーゆー組織か分かっているのか?何も知らない観客を騙すんじゃないよ!」と感じてしまった。
ま、山田洋次も恐らく理解していないだろうけどね(笑)

色々文句を言ってきたが、「BUT」である。
そうは言っても「GOOD」なのだ。
ナンヤネン!?
日本全国の映画「男はつらいよ」ファンは、この“新作”を待ちわびてきたのである。

「もう一度、寅さんに会いたい」と。

その多くの声に山田洋次は応えたのである。
内容がどうのこうじゃないのである。「多くのファンの声に88歳になる山田洋次が応えた」という事実は、絶対に評価されるべきなのだ。
山田洋次も今更映画を作って金儲けがしたいなどとは思っていないだろう。
自分を育ててくれたファンの声に応えたい一心で映画を作ったのだろう。
内容がどうであれ、「寅さんが帰ってきた」と思うだけで、スクリーンで再びあの勇ましい寅さんの台詞が聞けるだけで、「生きてて良かった」と感じるファンは存在しているのである。この「事実」だけで、山田洋次は立派な仕事をしたのである。

アッパレ山田洋次!

上げたり下げたり一貫性がなくてすみません((;^ω^)

山田洋次は横尾忠則に一言謝ればいいのである。

「すまなかった。無断で貴方のアイディアを使ってしまって。許してください」と。

横尾忠則はその言葉を受けたら許してやればいいのである。

「謝ってくれればいいですよ。筋さえ正してくれればこれ以上ゴチャゴチャ言いません」と。

横尾忠則は山田洋次及び松竹に金銭の要求をしてもいいが、ほどほどにするべきでしょう。
あまり要求が強すぎると周囲から「何やかんや言ってもカネ目当てやったんやな」と思われ、山田洋次よりも逆に横尾忠則の印象の方が悪くなってしまうでしょう。

ところで私が「男はつらいよ」を映画館で観たのは、今回が初めてである。
若いころは正直言ってあまり好きではなかったのである。
「マドンナが変わるだけでいつも同じようなストーリーであり、最後に寅さんがふられて終わり」といったようなあまりに単純すぎるストーリーであることがその理由の一つであった。これを「安心して観ていられる」と高評価する人も多いのだろうが、若い人間というのは映画に刺激を求めるものなのだ。
そんな否定派だった私も、テレビで再放送を観るうちに映画の魅力に魅かれていったのだ。

「この映画は日本人が失いつつある大切なものをいまだに伝えている」と。

それは「人と人の触れあい」であり、
「他人を想う気持ち」であり、
「義理人情」であり、
「恋」であり、
「家族」であり、
「自由気ままな生きざま」であり、
「出会いのときめきと別れの切なさ」であり、
「笑いと涙」であるのだろう。

一言で言えば、「人間らしい感情」なのだろう。

これらが人間にとって非常に大事なものであるにもかかわらず、大多数の人々は日々の生活に追われて忘れてしまっている。いや、忘れさせられてしまっている。
「何でもかんでもAIに任せとけ」「簡単・便利が一番」「今だけ、金だけ、自分だけ」といった今の時代の風潮は、本当に大切なものが何であるのかということを人々に忘れさせてしまっているのではないのでしょうか。
簡単・便利な暮らしの裏側には様々な危険が潜んでいます。
電磁波問題、原発問題、遺伝子組み換え食品問題、マイクロチップ問題etc

これらの「問題」が「偶然」発生したのではないことは、当ブログにご訪問いただいている皆さんなら、当然「常識」としてご理解いただいていると思っています。

「日本人が失いつつある大切なものを伝えている映画」、
「簡単・便利の裏側に潜んでいる危険に気づかせてくれる映画」、
それが「男はつらいよ」なのかもしれませんね。







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