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ソウルマン

ビール・ストリート・ブルース・ボーイ・キング B.B.KING

「BLUES IS KING」B.B.KING



1966年11月5日のシカゴでのライヴ録音(発売は67年)アルバムである。
私は、メンフィスのビール・ストリートにあるBBが経営するライヴハウス「BB KING’S BLUES CLUB」に行ったことがある。BBは見れなかったが、BBのTシャツは買った。
BB(本名ライリー・B・キング)の名前のいわれは、BBがビール・ストリートで活躍していたことから名付けられたビール・ストリート・ブルース・ボーイ・キングから来ている。世界最大のブルース、ソウルの本場として名高いビール・ストリートだが、実際はそんな大きな通りではない。しかし、昼間から熱気ムンムンで、店内から聞こえてくる女性のソウルフルな歌声にも度肝を抜かれたものである。無料コンサートを開催している公園もあり、そこで話しかけられた白人夫婦とビールを飲みながら(彼に奢ってもらった)、黒人音楽談義に花を咲かせたのが懐かしい。私は黒人音楽(ブルースやソウル)がいかに優れているかを語った。しかし、有名な「スイート・ホーム・シカゴ」がロバート・ジョンソンが作った曲であることをその時は知らず、彼にそのことを教えてもらった。彼はクラプトンが一番好きなようだった。ライヴも良く、ビールもうまく、本当にメンフィスに来て良かったと思ったものだ。

脱線してしまったが、このアルバムは最高である。客の臨場感も最高で、BBがルシールと呼ぶギターのうねりも実に良く、BBのヴォーカルも迫力満点である。数ある史上最高のライヴアルバムの一つに数えられるであろう。
「キング・オブ・ソウル」が誰かというと、オーティス・レディングをさしおいて右に出る者がいないことは誰もが認めることだとは思うが、「キング・オブ・ブルース」が誰かということは非常に判断が難しいと思う。ロバート・ジョンソン、サン・ハウス、サニー・ボーイ・ウィリアムソン、マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、ライトニン・ホプキンス、ジョン・リー・フッカー、アルバート・キング、フレディ・キング、オーティス・ラッシュ・・・、あまりに偉大なブルース・ミュージシャンが多すぎる。しかし、メンフィスの観光案内所には、これらの名前を挙げたミュージシャンやオーティス・レディング等をさしおいてBBの銅像が建っていることをお伝えしておく。ちなみに、隣にエルビス・プレスリーの銅像も建っていたが、エルビスにほとんど関心の無い私は、世界で最も訪問者数が多い私邸と言われているグレイスランドというエルビスの生家にも訪ねていないことを付け足しておく。















評点:100点




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Posted byソウルマン

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