「最高のグル-ヴの下に置かれた状態での一つの国家推進」?「グルーヴで思考能力を麻痺させてしまうオペレーション」?
2018年09月30日
「One Nation Under A Groove」FUNKADELIC
1978年のファンカデリックのアルバムである。
パーラメント、ファンカデリックと、ジョージ・クリントン率いるファンク・バンドを総称してPファンクと呼ばれている。
ジョージ・クリントンは、1941年生まれの77歳の黒人で、シンガーソングライター、キーボード奏者、プロデューサーでもある現役ミュージシャンである。
正直言って私は、これまで真剣にジョージ・クリントン及びPファンク軍団に向き合ってこなかった。
特に理由があるわけではないのだが、敢えて言えばジョージ・クリントンの存在が何故か不可解に感じられ、真剣に向き合おうとする気が起こらなかったことにあるのかもしれない。
というわけで今更ではあるが、ジョージ・クリントンの代表作である本作をアルバム通して聴いてみた。
その感想は「このオッサン(今は爺さん)やっぱ只者ちゃうわ」といったところか(笑)
歌詞がどーとかこーとかと言うわけはないのだが、ノリが「半端ない」(ちと古いか?)
まずは何と言ってもタイトル曲の「One Nation Under A Groove」である。
「まさに“音の南京玉すだれ”、よくもこれだけグルーヴ感のあるサウンドが作れたもんだ」と思わされる。
ゲイリー・シャイダーのねちっこいヴォーカルが実にいい。
「ワンワールド推進」は勘弁してもらいたいが、「最高のグル-ヴの下に置かれた状態での一つの国家推進」ならば「まぁいいかな」と思ってしまう(笑)
しかし「グルーヴで思考能力を麻痺させてしまうオペレーション」なら拒否しまっせ(汗)
「Who Says A Funk Band Can’t Play Rock?」は、“完璧なロック”である。
タイトルのご質問にお答えします。「あなた方がロックが出来ないなんて、誰も言えません。いや言う資格がありません。ジミヘン顔負けのギターソロには“アッパレ”の一言です」と。
「Promentalshitbackwashpsychosisenemasquad」は、不思議な曲である。
裏声バラードとラップとロックが混ざり合ったような混沌とした音楽世界が繰り広げられている。プリンスが影響を受けているのは間違いないだろう。
「Into You」は、宇宙空間を彷徨っているかのような浮遊感のあるサウンドに、レイ・デイヴィスの低音ヴォーカルが実に効果的である。
「Maggot Brain」は、ファンカデリックの1971年に発表されたアルバムのタイトル曲なのだが、ギタープレイが“圧巻”の一言である。
「ファンクがどーだ」「ロックがどーだ」と理屈を言う前に、頭を柔らかくして聴いてもらえれば、自然に体が反応すること間違いなしである。
しかしあまりに頭を柔らかくし過ぎて、思考能力を奪われてしまってはダメですよ(笑)
ポチッと押してもらえると、明日への活力となります

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評点:90点
1978年のファンカデリックのアルバムである。
パーラメント、ファンカデリックと、ジョージ・クリントン率いるファンク・バンドを総称してPファンクと呼ばれている。
ジョージ・クリントンは、1941年生まれの77歳の黒人で、シンガーソングライター、キーボード奏者、プロデューサーでもある現役ミュージシャンである。
正直言って私は、これまで真剣にジョージ・クリントン及びPファンク軍団に向き合ってこなかった。
特に理由があるわけではないのだが、敢えて言えばジョージ・クリントンの存在が何故か不可解に感じられ、真剣に向き合おうとする気が起こらなかったことにあるのかもしれない。
というわけで今更ではあるが、ジョージ・クリントンの代表作である本作をアルバム通して聴いてみた。
その感想は「このオッサン(今は爺さん)やっぱ只者ちゃうわ」といったところか(笑)
歌詞がどーとかこーとかと言うわけはないのだが、ノリが「半端ない」(ちと古いか?)
まずは何と言ってもタイトル曲の「One Nation Under A Groove」である。
「まさに“音の南京玉すだれ”、よくもこれだけグルーヴ感のあるサウンドが作れたもんだ」と思わされる。
ゲイリー・シャイダーのねちっこいヴォーカルが実にいい。
「ワンワールド推進」は勘弁してもらいたいが、「最高のグル-ヴの下に置かれた状態での一つの国家推進」ならば「まぁいいかな」と思ってしまう(笑)
しかし「グルーヴで思考能力を麻痺させてしまうオペレーション」なら拒否しまっせ(汗)
「Who Says A Funk Band Can’t Play Rock?」は、“完璧なロック”である。
タイトルのご質問にお答えします。「あなた方がロックが出来ないなんて、誰も言えません。いや言う資格がありません。ジミヘン顔負けのギターソロには“アッパレ”の一言です」と。
「Promentalshitbackwashpsychosisenemasquad」は、不思議な曲である。
裏声バラードとラップとロックが混ざり合ったような混沌とした音楽世界が繰り広げられている。プリンスが影響を受けているのは間違いないだろう。
「Into You」は、宇宙空間を彷徨っているかのような浮遊感のあるサウンドに、レイ・デイヴィスの低音ヴォーカルが実に効果的である。
「Maggot Brain」は、ファンカデリックの1971年に発表されたアルバムのタイトル曲なのだが、ギタープレイが“圧巻”の一言である。
「ファンクがどーだ」「ロックがどーだ」と理屈を言う前に、頭を柔らかくして聴いてもらえれば、自然に体が反応すること間違いなしである。
しかしあまりに頭を柔らかくし過ぎて、思考能力を奪われてしまってはダメですよ(笑)
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