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ソウルマン

「つれなのふりや」PANTA & HAL

「パンタ、ボブ・マーリー、高三隆達、根元俊一を繋ぐ、国も時代も文化もジャンルも飛び越えた“壮大な物語”(!?)」


今日の1曲は、PANTA & HALの「つれなのふりや」です。


この曲はパンタの代表作ですが、ロックとレゲエと日本の小歌を融合させた非常に珍しい曲でもあります。
レゲエの要素は、ボブ・マーリーの「Get Up Stand Up」の影響を受けているところです。
実際のライヴでパンタが「つれなのふりや」の間奏時に「Get Up Stand Up」を歌ったのを、私は体験しています。

小歌の要素は、近世小唄の祖とも言われている安土桃山時代の堺の僧、高三隆達(たかさぶりゅうさく)の歌謡を集めた「隆達小歌」から取り入れているところです。
「つれなのふりや すげなのかおや あのようなひとが はたとおちる」という高三隆達の小歌から引用して「あーつれなのふりや あーすげなのかおや」と歌っているのです。
歌詞の意味は、「つれないふりをしてすげない顔をして、そういう人に限ってあっけなく恋に落ちるものなのだ」という意味らしいです。

この時代の恋愛歌のようですね。
おしゃれやね~(笑)

高三隆達は中国の宋から渡来してきた人のようですが、彼の他の小歌を紹介しているブログ記事から一部の歌を引用します。



7 立てば芍薬
7 坐れば牡丹
7 歩く姿は
5 百合の花


7 惚れた数から
7 振られた数を
7 引けば女房が
5 残るだけ



前半の歌は、粋ですね。
後半の歌は、洒落が効いていますね。
現代でも十分に通用するでしょう。
「遊郭で君が代が歌われていた」というのも面白い話ですナ。

このような国も時代も文化も超えた歌を作れるパンタは、たいした歌手だと思います。
もっともっと評価されるべきでしょう。

ところで全然話が変わりますが、マリーンズの根元選手が引退を発表しました。



https://www.nikkansports.com/baseball/news/201809270000623.html
ロッテ根元、引退理由「自分のバッティングが…」
[2018年9月27日17時8分]
今季限りでの引退を表明したロッテ根元俊一内野手(35)が27日、本拠地ZOZOマリンで会見に臨んだ。
すっきりした表情で現れた根元は引退の理由について「自分の持ち味はバッティングだと思ってきたんですが、今年、打席の中で自分の思うようなイメージでバッティングができないことがあって。シーズンを通して1軍で試合に出させていただいたんですが1打席1打席の中でそういう風に感じることが多かった。限界なんじゃないかと思いました」と説明した。
ここまで42歳の福浦や、現ヤクルト大松らの背中を追いかけてきたという。先輩たちからは準備の大切さや、好不調に関係なく、1軍にいても2軍にいても変わらず全力でプレーすることを学んだ。「そういう人たちの背中を見てここまでできたのは幸せだなと思います」。
1番の思い出について聞かれると「今年なかなか結果が出せない中で、8月19日の楽天戦で勝ち越しタイムリーを打った時が本当にうれしくて。やっとチームに貢献できたと。あの1打席は一生忘れないと思います」と話した。
会見の最後には、引退についても相談したという福浦から花束を受け取り、集まった報道陣にも深々とおじぎをして会見場を後にした。
根元は花咲徳栄から東北福祉大を経て05年大学・社会人ドラフト3巡目で入団。通算837試合に出場し、打率2割5分、31本塁打、204打点。




岡田選手の引退報道には「当たり前」の一言しかありませんが、根元選手の引退報道には驚いてしまいました。

まだまだやれるはずだからです。
本人は「思うようなイメージでバッティングができない」と語っていますが、2軍では3割7分も打っているのです。
「シーズンを通して1軍で試合に出させていただいた」とも語っていますが、実際はほとんど2軍暮らしを強いられていました。
根元選手が「思うようなイメージでバッティングができない」と言うのならば、他のマリーンズの野手は思うようなイメージでバッティングができているのでしょうか?
今年に関しては、ほとんどの選手ができていないとしか思えません。
敢えてできていた選手がいたとしたら、中村、井上、荻野ぐらいでしょう。
根元選手の引退は、本人以上にチームにとって痛い「事件」であると感じます。
左の代打でも十分に起用する価値があるはずなのです。
まぁ本人が決断したことなので仕方ありませんが、根元選手の今後の活躍を祈っています。
指導者としてマリーンズに戻ってきてほしいです。
ところでここに根元選手の引退の記事を書いたのは、訳があります。

それは、根元選手がパンタとそっくりの顔をしているからです(笑)
根元選手が登場すると、テレビの前で「パンター!」と叫んでいたものです・・・(汗)

というわけで、パンタ、ボブ・マーリー、高三隆達、根元俊一を繋ぐ、国も時代も文化もジャンルも飛び越えた“壮大な物語”(!?)でした(爆)






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Posted byソウルマン

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