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ソウルマン

不思議な力を持った“音の錬金術師” JONI MITCHELL

「BLUE」JONI MITCHELL


1971年のジョニ・ミッチェルの4作目のアルバムである。

「All I Want」は、“恋多き女”ジョニのあからさまな恋愛感情が歌われています。

「My Old Man」は、「市役所の証明なんてなくても、二人の愛は本物だわ」という歌詞にあるように、ジョニに限らず結婚という制度に囚われない、この時代によくあった女性の恋愛観が感じ取れます。

「Little Green」は、離婚して旧姓に戻る女性のことを歌っているのか。
それとも二人の間の子供のことを歌っているのか。

「Blue」は、ピアノの弾き語りによる歌である。
哀しげなピアノの旋律が効果的である。

「California」は、「新聞を読んでいる、酷いニュースばかり、彼らは平和のことなど考えていないわ、平和は一握りの人が考えていた夢に過ぎないわ」と歌う。
旅先で故郷のカリフォルニアに帰ることを考えながらも、戦争に明け暮れる“故郷アメリカ”に憂いている歌のようである。ジョニはカナダ出身ではありますが・・・

「River」は、イントロのピアノが奏でる「ジングルベル」が美しい。
しかし歌詞は決してハッピーな内容ではなく、恋人と別れた心境を歌っている。

「A Case Of You」は、「あなたは私の血の中に、聖なるワインのように溶け込んでくるの、あなたはとても苦くて、甘い、そんなあなたを一杯飲めるわ」と歌う。
ジョニ独特の巧みな恋愛表現が粋に感じられる。

一聴しただけで聴き惚れてしまうような“売れ線”の曲ではない。
誰もが理解できるポップミュージックを歌うわけでもない。
しかし歌詞を見ながらじっくりと曲を聴けば、
知らず知らずのうちに彼女が生み出す曲の魅力に引き込まれてしまう。
ジョニ・ミッチェルは、そのような不思議な力を持った“音の錬金術師”なのかもしれない。




評点:80点






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Posted byソウルマン

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