アカペラだけで聴かせることのできるシンガー KARAN CASEY - ケルトミュージック・ニューエイジ
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アカペラだけで聴かせることのできるシンガー KARAN CASEY

「SONGLINES」KARAN CASEY


カラン・ケーシーの1997年のソロ・デビュー・アルバムである。
カランは、1969年生まれのアイルランド南東部のウォーターフォード州出身のシンガーである。1993年に渡米し、ジャズやクラシックを学んでいたが、アイリッシュ伝統音楽への興味が再燃し、マンハッタンのアイリッシュ・パブで歌うようになる。1994年にシェイマス・イーガンとウイニフレッド・ホーランに誘われて、ソーラスに加わる。
本作のプロデューサーもシェイマス・イーガンが務めている。

ソーラスのヴォーカリストとして活躍していた彼女の声に魅かれ、本作を聴いてみたい気になった。ソーラスの作品と比べると、どうしても演奏面においては物足りなさは感じてしまうが、インスト中心のソーラスでは表現できなかった彼女の歌いたかった歌を発表するという目的は成功したと言えるだろう。決して派手さはないのだが、カランの澄みきった透明感のある歌声が、アルバム全体を通して堪能できる。

「Roger the Miller」は、爽やかなフォーク調のポップな曲である。

「She Is Like the Swallow」「Shamrock Shore」は、ともに落ち着いた感じの語りかけるような曲である。

「The Creggan White Hare」は、繊細かつ軽快な曲である。

「The Song of Wandering Aengus」は、弦楽器の印象的な美しい曲である。

「The World Turned Upside Down」は、ドラムの印象的な軽快な曲である。

「One, I Love」は、ほぼ、「An Buachaillin ban」「The Labouring Man’s Daughter」は、完全なカランによるアカペラである。恐らく彼女はこれがやりたかったのだろう。アカペラだけでここまで聴かせることのできるシンガーは、そういないだろう。





評点:70点






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