“生のトム・ペティ”“等身大のトム・ペティ”が身近に感じられる秀作 TOM PETTY
2017年10月30日
「HIGHWAY COMPANION」TOM PETTY
先日他界したトム・ペティの2006年のソロ名義のアルバムである。
ソロ名義ではラスト・アルバムとなった。
正直言って、私は、あまりトム・ペティを聴いてこなかった。
特に理由はないが、敢えて言えば、若いころの私は、どちらかと言えばパンク・ニューウェーヴ系のバンドが好みであり、トム・ペティは”普通の刺激の少ないロック“のように感じられ、あまり聴く気がしなかったからなのかもしれない。
改めて本作を聴いてみると、確かに刺激は少ないのだが、オーソドックスなロック・フォークロックであり、淡々とした曲調の中にトム・ペティの人生観が感じられた。
特に気になった曲について触れておく。
「SQUARE ONE」は、フォーク調の曲である。
タイトルは「出発点」という意味らしい。
「過去を清算して出発しよう」という意味だろう。
この歌詞の前に「心の安寧のために魂を売るな」という意味深な歌詞がある。
「DOWN SOUTH」は、繰り返されるギター・リフが印象的な名曲だ。
「BIG WEEKEND」は、軽快なフォークロックである。
「バカ騒ぎをして羽目を外す週末が必要だ」と歌う。
「DAMAGED BY LOVE」は、ゆっくりした曲調で、「まだ若いのに愛にやられたんだね」と歌う、心の琴線に触れる名曲である。
「ANKLE DEEP」は、リズム隊のしっかりとしたロックだが、情緒豊かな曲でもある。
トム・ペティと言えば、ハートブレイカーズと組んだストレートなロックの印象が強いが、本作のような私小説的な内容も味わい深いものである。
“生のトム・ペティ”“等身大のトム・ペティ”が身近に感じられる秀作である。
評点:70点
ポチッと押してもらえると、明日への活力となります

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先日他界したトム・ペティの2006年のソロ名義のアルバムである。
ソロ名義ではラスト・アルバムとなった。
正直言って、私は、あまりトム・ペティを聴いてこなかった。
特に理由はないが、敢えて言えば、若いころの私は、どちらかと言えばパンク・ニューウェーヴ系のバンドが好みであり、トム・ペティは”普通の刺激の少ないロック“のように感じられ、あまり聴く気がしなかったからなのかもしれない。
改めて本作を聴いてみると、確かに刺激は少ないのだが、オーソドックスなロック・フォークロックであり、淡々とした曲調の中にトム・ペティの人生観が感じられた。
特に気になった曲について触れておく。
「SQUARE ONE」は、フォーク調の曲である。
タイトルは「出発点」という意味らしい。
「過去を清算して出発しよう」という意味だろう。
この歌詞の前に「心の安寧のために魂を売るな」という意味深な歌詞がある。
「DOWN SOUTH」は、繰り返されるギター・リフが印象的な名曲だ。
「BIG WEEKEND」は、軽快なフォークロックである。
「バカ騒ぎをして羽目を外す週末が必要だ」と歌う。
「DAMAGED BY LOVE」は、ゆっくりした曲調で、「まだ若いのに愛にやられたんだね」と歌う、心の琴線に触れる名曲である。
「ANKLE DEEP」は、リズム隊のしっかりとしたロックだが、情緒豊かな曲でもある。
トム・ペティと言えば、ハートブレイカーズと組んだストレートなロックの印象が強いが、本作のような私小説的な内容も味わい深いものである。
“生のトム・ペティ”“等身大のトム・ペティ”が身近に感じられる秀作である。
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