過去の歴史を正しく理解していなければ、現在・未来のことが見えてきません。 - 歴史・宗教

嘘八百のこの世界

この世界の真実を追究して行くための読後評を中心に書いていきます

HOME プロフィール 真実を追究するマロン

ソウルマンの娘のマロンです。お散歩大好きです。 

最新記事 最新コメント 月別アーカイブ カテゴリ
ランキング
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村 ポチッと押してもらえると、明日への活力となります↑
ロック
頭脳警察、PANTA
RCサクセション、忌野清志郎
ブラック・ミュージック
広告

過去の歴史を正しく理解していなければ、現在・未来のことが見えてきません。

「ローマから日本が見える」塩野七生


2005年の書である。本書のタイトルは第9章のタイトルと同じものだが、この章以外には日本に関する記述はほとんどなく、古代ローマの歴史について書かれている。
第9章より本書のタイトルに関係する記述を一部引用する。




*ではいったいなぜ、改革は再構築であるべきなのか。
その答えはカエサルの次の言葉にあると私は考えます。
「どんなに悪い事例とされていることでも、それが始められたそもそものきっかけは立派なものであった」
・・・・・(中略)・・・・・
どのような政治システムであろうとも、最初から国民(市民)を不幸にしようと考えて生まれたわけではない。当初の動機は「立派なもの」、つまり善であったはずだし、事実、そのシステムでうまくいった時期もあった。だからこそ長期にわたって同じシステムが維持されてきたわけです。
しかし、その善(プラス)が時間を経るにしたがって悪(マイナス)に変わっていく。そこに問題があるのだというのが、カエサルの指摘であったのです。
・・・・・(中略)・・・・・
ではいったい、なぜ善から悪への転換が起きるのか。
その原因はシステムそのものにあるというより、外界の環境変化にあると私は思います。たとえシステムそのものは昔と同じく運営されていても、それを取り巻く環境が激変してしまえば、その効果も逆向きになってしまう。つまり国民を幸福にするためのシステムが、かえって国民を不幸にすることになるのです。
・・・・・(中略)・・・・・
現在の日本は、実にさまざまな問題を抱えています。
バブル崩壊以来、完全な再興の期待はいまだに持てない国内経済。国民を幸福にするどころか、かえって害悪をまき散らしている官僚制の問題。具体的に言えば、特殊法人や不良債権の問題だってあるし、教育問題も深刻です。
こうして日本の問題点を数え上げていけば、それだけで憂鬱になってしまうほどですが、先ほどのカエサルの指摘に戻って考えれば、こうした「諸悪」は最初から悪であったわけではない。
・・・・・(中略)・・・・・
たとえば今では「55年体制」と言われ、批判の対象となっている自民党の一党独裁にしても、すべてが悪であったはずがない。
いかに「経済一流、政治三流」とは言われていても、政治システムがそれなりに機能を果していなければ、経済発展などありえない話です。
すでに共和制のところでも述べたことですが、派閥政治などといった批判はあっても、当時の自民党が「人材のプール」としての機能を果たしていたからでした。
もっと具体的に言うならば、「総理にしてやるから、この政策を実現して退陣せよ」というシステムが当時は機能していた。たとえば吉田茂の場合は単独講和がそれだったし、また佐藤栄作の場合は沖縄返還、中曽根康弘の場合は国鉄民営化、竹下登は消費税といったぐあいです。それぞれの首相には、与えられた目的があって、それをこなすことが総理就任の条件だった。
その点では「総理とは党が作るものである」とした戦後日本と、「執政官は元老院が決める」とした共和制全盛期のローマとはよく似ているし、日本でもローマでも、こうした少数指導体制は右肩上がりの成長期には実によく機能していたのです。

*こうしたロ-マの改革を振り返っていくと、現代日本が長い混迷状態から抜け出すためには結局のところ、カエサルのような強力なリーダーが出てくるか否かにかかっているという結論になりそうです。

*現代の民主主義の観点から見れば、カエサルもアウグストゥスも独裁者に分類されるでしょう。しかし、彼らがいたおかげで最終的に得をしたのは、ローマ市民であり、属州の人々であった。そのことを私たちは、偏見にまどわされずに思い起こす必要があると思うのです。





(管理人)
前にも書いたが、私が著者の書を読んだきっかけは、イタリアに旅行したことにある。
著者に関する知識は全くなく、性別さえも知らなかったほどであったのだ。
今回の書を読もうと思ったのも、イタリア旅行に行ったことにある。
イタリア旅行はそれなりに勉強になったのだが、古代ローマに関する知識が皆無に近く、
少しは理解しておきたいとも思ったからなのである。
歴史の知識はそんなに簡単には得られるものではないだろうが、
なんにも知らないよりは少しでも知っておいた方がいいに決まっているのだ。
しかし、表に出てくる「公式の歴史物語」というものは、とても真実であるとは思えない。
日本史についてはそういった記事を書いてきているが、世界史も同様であることは、
調べなくても察しがついている。
確かに著者はイタリアの歴史に詳しい。
ただ私が思うに、著者が詳しいのは、あくまでも「表の歴史」なのではないのだろうか。
それほど著者の書を読んでいない私が結論を出すことはできないが、
数冊の著作を読んだ感想として、このように感じた。
恐らく著者はそれほど知識を持っていないと思うのが、
私がいつも書いているこの世界の支配者層を含めた「裏の歴史」についてである。
一言でいえば、秘密結社の歴史である。
著者はカエサルやアウグストゥスが「個人の人間」として政治を行ったように記しているが、私はその点には疑問を抱いている。
秘密結社は当時から存在していたと私は考える。
現代の秘密結社と同じだとは言わないが、
当時から秘密結社はそれなりに力を持っていたのではないのだろうか。
それならば、カエサルやアウグストゥスも、
それなりに秘密結社の影響を受けていただろう。
著者は、歴史書を見て古代ローマの歴史を知り、
「これが真実だ」と信じているのではないのだろうか。
日本における記紀が海外支配者による歴史偽造書であることが判明したように
古代ローマの歴史書もそのままオウムのように信じ込むのではなく、
疑いの目を持つ視点が必要であると感じる。
著者は本書でこのように言及している。

「史実をよく調べている」のは作家として当然のことであり、大事なのは、その史実を「どう使うか」なのである。そこに作家としての才能が問われると思っている。

確かに、おっしゃるとおりである。
著者が古代ローマの歴史をよく調べておられるのは感心するのではあるが、
その史実を「どう使うか」については納得できない部分もある。
その歴史書の背後に存在するものをさらに調べていれば、
古代ローマの実態はさらに見えてくるような気がする。
著者は自民党の政治家をそれなりに評価しておられるようだが、
残念ながら、彼らの背後にある存在に気づいていないようである。
そして著者は基本的に性善説に基づいた考えを持っているようである。

「政治家は国家・国民のための政治を行っている」という。

「総理にしてやるから、この政策を実現して退陣せよ」という言葉も、
ある意味、間違いではないだろう。
ただ間違っているのは、それを発しているのは党ではないということだ。
さらに言えば、性善説に基づくものではないということだ。

皆さん、私が何を言おうとしているかは、もう分かっておられますよね。
「総理にしてやるから、この政策を実現して退陣せよ」という言葉を発しているのは、
「彼ら」悪魔勢力であるということであり、当然ながら国家・国民のためではなく、
「自分たち悪魔勢力の利益」のためである、ということなのだ。
カエサルやアウグストゥスがどうだったかは分からないが、
この国の総理大臣の大半が、国家・国民のための存在ではなく、
「彼ら」悪魔勢力の僕としてその職を与えられた売国奴ばかりなのである。

「総理にしてやるから、この政策を実現して退陣せよ」という言葉は、
国家・国民のためどころか、国家・国民を抹殺せよという悪魔の命令なのだ。


著者は日本に「強力なリーダー」「独裁者」を待望しているようであるが、
このような日本の状況で「強力なリーダー」「独裁者」が登場するようになると、
恐るべき事態となることは容易に推察できるのである。
今の日本にカエサルやアウグストゥスは必要ない。
「彼ら」の僕として国家・国民の抹殺を企図する「強力なリーダー」「独裁者」の登場は、
御免こうむりたい。
この国に必要なのは、「彼ら」悪魔勢力の僕である「偽りのヒーロー」ではなく、
「彼ら」悪魔勢力の策略に対抗できる、真の意味で目覚めた国民が台頭することである。
古代ローマの歴史を学ぶことは勿論いいことだとは思うが、
日本国民は、まず「自国の真実の歴史」を学ぶべきだろう。
「自国の真実の歴史」も知らない人間が、古代ローマの歴史を学んでも仕方ないのである。
「自国の真実の歴史」が学校では教えられないことは、言うまでもないことです。
自分の頭で考え、調べ、理解しようとしてください。
本書で著者は、歴史について良いことを述べておられます。

「歴史が苦手」という人は、「人間が苦手」と告白していることになりますよ。
私にとっての歴史とは、人類がこれまで経験したすべてのことが入っている。
そんな歴史が面白くないはずはない、と私は思います。


「歴史が単なる過去の遺物ではない」ことは、言うまでもありません。
私は、歴史の重要性を、次のように感じています。

過去の歴史を正しく理解していなければ、現在・未来のことが見えてきません。
現在・未来を正しい方向に導いていくためには、
過去を正しく理解しなければならないのです。
その中でも特に重要なことは、過去の戦争の歴史を正しく理解することです。



評点:60点







ポチッと押してもらえると、明日への活力となります
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村


COMMENT

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT COMMENT

非公開コメント

テンプレート説明

このテンプレートは、プラグイン1・2・3に対応しています。
背景はスライドショーになっています。

◎プラグイン説明

最上部のメニューバーがプラグイン1です。マウスオーバーで展開するメニューになっていますので、お好みでプラグインを設定してください。「HOME」のような普通のリンクも置けます。
←のエリアがプラグイン2です。有効範囲幅は180pxです。
このエリアがプラグイン3です。有効範囲幅は540pxです。
サイズの大きなプラグインに適しています。

※最上部メニューバーの上に隙間がある方

最上部のメニューバーの上にFC2検索バー用のスペースを設けています。
検索バーを表示しない設定にしている方は、cssの最上部メニュー.MegaMenuの中にあるtop:27pxをtop:0に変更してください。

◎背景スライドショー説明

random : 1, // ランダム 0:オフ 1:オン
transition : 1, // 0:単純画像切替 1:フェード 2~7:移動 8:ページ更新毎に切り替え
transition_speed : 1000, // 画像間の切替時間
slide_interval : 3000, // 1枚毎の画像停止時間
slides : [
{ image : '画像URL' } // 画像の追加・削除はここ

★テンプレート名で検索すると、作者のブログにより詳しい説明があるかも知れません。