ブライアンが音楽生命をかけた“音の玉手箱” - ロック
FC2ブログ

嘘八百のこの世界

この世界の真実を追究して行くための読後評を中心に書いていきます

HOME プロフィール 真実を追究するマロン

ソウルマンの娘のマロンです。お散歩大好きです。 

最新記事 最新コメント 月別アーカイブ カテゴリ
ランキング
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村 ポチッと押してもらえると、明日への活力となります↑
ロック
頭脳警察、PANTA
RCサクセション、忌野清志郎
ブラック・ミュージック
広告

ブライアンが音楽生命をかけた“音の玉手箱”

「The Smile Sessions」The Beach Boys


ビーチ・ボーイズの2011年のアルバムである。
といっても、本来は1967年に発表を予定していたアルバムである。
まぁ、このあたりの詳細は説明しないが、所属レコード会社から受け入れられず、
お蔵入りとなってしまったのだ。
その後、「スマイル」が発表されたのは2004年のブライアンのソロ名義であり、
ビーチ・ボーイズが当時残したオリジナル音源で発表されたのが本作なのだ。

1967年当時、「スマイル」制作に全身全霊を打ち込んでいたブライアンは、
レコード会社の受け入れ拒否という“信じがたい事実”に精神的ショックを受け、
ドラッグにも溺れ、以後の人生を棒に振ってしまったのだ。

本作にはマイク・ラブも反対していたようである。
本作はブライアンとヴァン・ダイク・パークスが中心に制作したもので、
マイクは作詞作曲に参加させてもらえなかったことに不満を覚えていたのだろう。
マイクは歌詞の内容にも異議を唱えていたらしい。
車とサーフィンと女の子を中心とした“意味のない歌詞”で構成されたビーチ・ボーイズの“売れ線音楽”はマイクが主に作っていたらしく、名盤「ペット・サウンズ」の延長線上にある「スマイル」のような詩的な歌詞は、マイクは受け入れたくなかったのだろう。
マイクとレコード会社(=「彼ら」)の考えは、同じだったのだろう。

「ポップ・ミュージックの目的は金儲けである」という点で。

自身の音楽制作活動を否定されたブライアンが挫折を味わい、
世捨て人状態になってしまうのも、理解できるものである。
マイクが「スマイル」の歌詞に異議を唱えていた理由は、もう一つあったと思われる。
それは、「英雄と悪漢」の歌詞を見れば分かる。

「アメリカ先住民であるインディアンと、先住民を殺害して住み着いた新参者の白人のどちらが英雄であり悪漢であるのか」という問いかけを、暗に歌っているのである。

共和党支持者で右翼思想の持ち主であるマイクには、
この歌詞はとても受け入れられなかったのだろう。
マイクとレコード会社(=「彼ら」)の考えは、同じだったのだろう。

ちなみに私は以前、「コロンブスの正体に関する記事」をアップしている。


http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-397.html
スペイン人たちはインディオたちを殺し、その肉を公然と売っていた。
「史上最大の悪魔・殺人鬼コロンブス、その悪魔・殺人鬼思想は現在も続いている」



ブライアンとヴァン・ダイク・パークスの想いは、私と共通したものだろう。
マイクとレコード会社(=「彼ら」)の考えは、
この記事にケチをつけてくる輩と同じなのだろう。

本作は決して“売れ線”ではないが、“音の玉手箱”といってよい秀作である。
ブライアンが音楽生命をかけた名盤であることは疑いようがない。





評点:90点



<参考記事>
http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-1463.html
2016年コンサート評 Brian Wilson
「「音を楽しませる」ことを誰よりも得意としていたミュージシャンであり、誰よりも繊細な内面を併せ持っていたミュージシャン、ブライアン・ウィルソン」






ポチッと押してもらえると、明日への活力となります
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント