「ロックとクラシック」の融合クリエイター ELP - ELP、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン

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「ロックとクラシック」の融合クリエイター ELP

「WORKS LIVE」EMERSON LAKE & PALMER


ELPの1979年の「イン・コンサート」に未発表曲を追加して1993年に発売された2枚組アルバムである。1977年のカナダのモントルー公演からのライヴアルバムである。ゴドフリー・サーモン率いる60人編成のオーケストラと6人のシンガーをバックにしての演奏であり、迫力満点である。ちなみに、このような経費の増大の結果、ツアー後に大きな赤字を生むという現象が表面化したようである。そしてこの大幅な赤字の結果、最終的にバンドは解散となってしまったのである。一人の聴き手としては、これだけ壮大な「ロック&クラシック歌劇」といってもいい、ドラマチックなアルバムが聴けることは嬉しい限りなのだが、この結果はあまりにも皮肉なものである。ミュージシャンに経済観念を持たせることは難しいことだろうが、マネージャーを含めて周囲の人間がアドバイスをするなりしていれば、このような最悪な結果とはならなかっただろうに。

ところで、私はELPに限らずプログレを積極的に聴いてこなかった人間であるのだが、今改めて本作を聴いてみると、「プログレと呼ばれる進歩的ロック(?)で当時の聴衆を唸らせたELPは只者ではない」と、感じさせられる。今まで誰もやってこなかったことを試みるということは、本当に大変なことなのだと思う。
「展覧会の絵」で代表されるようにELPのやったことは、「ロックとクラシック」の融合である。私のようなロックファンでクラシックに馴染のない人間でも、ELPを聴くことでクラシックの一部を垣間見ることができる。これをきっかけに、ロックファンも「クラシックも聴いてみようか」という気にもなるかもしれない。クラシックファンも「ロックも聴いてみようか」という気にもなるかもしれない。ちなみに、私の場合は全くならなかったが(笑) 全然説得力がなくてすみません(笑)

アルバム全体を通してどの曲も素晴らしく、一つとして捨て曲がない。
オープニングの「イントロダクション」での「レディース&ジェントルマン、エマーソン、レイク、
アンド、パーマー」という紹介が、メチャ、カッチョイイ!
続く「ピーター・ガン」におけるキース・エマーソンのプレイも最高である。
さらに「孤独なタイガー」でグレッグ・レイクのヴォーカルが加わり、ELPが完結する。
敢えて一番印象に残った曲をあげると、ラストの「タンク」をあげておく。
カール・パーマーのドラムソロは圧巻である。

キース・エマーソンが他界した今、本作の重要性を改めて感じさせられる。
ノーベル賞がいいか悪いかは別として、本作は十分賞に値する内容である。




評点:100点



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