トム・ウェイツ

ピアノが酔っぱらってグデングデンになってしまったが、酔ったのはピアノで俺じゃない TOM WAITS

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「SMALL CHANGE」TOM WAITS


トム・ウェイツの1976年のアルバムである。

いきなり「TOM TRAUBERT’S BLUES」で始まる。
このトムの代表曲はオーストラリアの有名曲である「Waltzing Matilda」のサビの部分が挿入されている重厚な曲である。一般的にトム・ウェイツは詩人としてのイメージが強いと思われているだろうが、こういった曲を聴く限り、詩人というよりも作曲家の印象の方が強く感じられるのである。はっきり言って、歌詞の意味が分からなくても、曲を聴くだけでトムの世界に引きこまれてしまうのである。
この曲を発表時のトムは、まだ26歳である。本当だろうか? 人生の酸いも甘いも悟りきった人間しか歌えないような歌を、ものの見事に歌いきっているのである。つくづくトム・ウェイツという男が只者ではないということに、驚かされる次第である。



「STEP RIGHT UP」は、ノリノリのラップ調かつジャジーな曲である。
アルバムには「この曲の歌詞を欲しい人は写真とベンケイソウの葉を2枚添えて、住所氏名を書いた返信用封筒に切手を貼って同封して下さい」と、クレジットされているのである。それも宛先をモーター・ホテルにして・・・。
これがトム・ウェイツなのだ。どこまでユーモアのセンスがある男なのだ。




「I WISH I WAS NEW OREANS」は、これまたトムにしか出せない哀愁たっぷりの名バラードである。
この曲を聴いたら、音楽ファンでなくてもいっぺんでニューオーリンズに行ってみたい気にさせられるだろう。



「THE PIANO HAS BEEN DRINKING」は、「ピアノが酔っぱらってグデングデンになってしまったが、酔ったのはピアノで俺じゃない」という歌詞である。
いかにも“酔いどれ詩人”と呼ばれるトムに相応しい曲である。



「PASTIES AND A G・STRING」は、明らかなラップである。
このころからトムはラップの到来を予見していたのだろう。
“酔いどれラッパー”トム・ウェイツに一杯奢ってやりたい気分である。


「この男と朝まで飲み明かしたら、ハチャメチャだろうが一生忘れられない一夜
となるだろうな」と、日本の“酔いどれ親父”は思う次第である(笑)


評点:90点












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kin

私も大好きなスモール・チェンジ。土曜日の夜とこのアルバムはよく聴きました。お酒とタバコの煙がよく似合いますね。どちらも止めましたが・・^^

Re: kin

kinさん

> 私も大好きなスモール・チェンジ。土曜日の夜とこのアルバムはよく聴きました。お酒とタバコの煙がよく似合いますね。どちらも止めましたが・・^^

コメントありがとうございます。

確かに、お酒とタバコがよく似合うミュージシャンですよね。
しかし、健康そのものといったミュージシャンより、
いかにも不健康そうなトムのようなミュージシャンの方が、人間的魅力を感じますよね。
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