Ohアラバマ 皆を騙そうと悪魔が巧妙にプランを練っている NEIL YOUNG
「HARVEST」NEIL YOUNG
ニール・ヤングの1972年の4枚目のアルバムであり、代表作でもある。
この時期のアルバムは何作か紹介してきたが、優れた作品が多いようである。
私がまだ小学生の時期なので、どの作品も後追い体験ではあるのだが。
正直言って私は、今までほとんどニールの曲を聴いてこなかった。
ニール・ヤングといえば、長髪のゴリラのような男、金切り声で歌うフォーク歌手、
といったイメージしかなかった。
はっきり言って、聴いてみたいという気がおこらなかった。
しかし、聴いてみて印象が変わった。
そしてニールが社会に対する反抗精神を持った歌心のあるミュージシャンだったことに、
今更ながら気づいた。
はっきり言って、聴かず嫌いだった。
見た目・第一印象で人間を判断してはいけないと、改めて感じた。
次に、個別の曲について触れておきます。
「アウト・オブ・ウィークエンド」は、ドラムとハーモニカが印象的な情緒のある曲である。
「ハーヴェスト」は、淡々とした曲調で、ほのぼのとした気持ちにさせてくれる名曲である。
「ハート・オブ・ゴールド」は、これまたハーモニカが効果的に使われている。
歌詞・曲ともにいい。全米ナンバー・ワンになっている。
「アラバマ」は、本作で最もメッセージ性の強い曲である。
アラバマ州はアメリカの中でも特に黒人差別思想の根強い土地であったため、
アラバマの黒人差別政策に怒りを感じたニールが、
そのことを皮肉を込めた歌詞にして歌ったのである。
こういった歌詞で始まる。
「Ohアラバマ 皆を騙そうと悪魔が巧妙にプランを練っている」
こういった曲を歌うことは、かなり勇気のいることである。
ヘタをしたら、変な輩に命を狙われる可能性もあるわけである。
それでもこういった曲を世に出したニールに、拍手を送りたい気分である。
最後に、色々なミュージシャンの曲を勝手に選挙キャンペーンに使用してミュージシャンから非難されているトランプだが、なんとニール・ヤングのファンだったそうである。
私は、複雑な心境である。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48314?page=5
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48314?page=6
評点:90点
ニール・ヤングの1972年の4枚目のアルバムであり、代表作でもある。
この時期のアルバムは何作か紹介してきたが、優れた作品が多いようである。
私がまだ小学生の時期なので、どの作品も後追い体験ではあるのだが。
正直言って私は、今までほとんどニールの曲を聴いてこなかった。
ニール・ヤングといえば、長髪のゴリラのような男、金切り声で歌うフォーク歌手、
といったイメージしかなかった。
はっきり言って、聴いてみたいという気がおこらなかった。
しかし、聴いてみて印象が変わった。
そしてニールが社会に対する反抗精神を持った歌心のあるミュージシャンだったことに、
今更ながら気づいた。
はっきり言って、聴かず嫌いだった。
見た目・第一印象で人間を判断してはいけないと、改めて感じた。
次に、個別の曲について触れておきます。
「アウト・オブ・ウィークエンド」は、ドラムとハーモニカが印象的な情緒のある曲である。
「ハーヴェスト」は、淡々とした曲調で、ほのぼのとした気持ちにさせてくれる名曲である。
「ハート・オブ・ゴールド」は、これまたハーモニカが効果的に使われている。
歌詞・曲ともにいい。全米ナンバー・ワンになっている。
「アラバマ」は、本作で最もメッセージ性の強い曲である。
アラバマ州はアメリカの中でも特に黒人差別思想の根強い土地であったため、
アラバマの黒人差別政策に怒りを感じたニールが、
そのことを皮肉を込めた歌詞にして歌ったのである。
こういった歌詞で始まる。
「Ohアラバマ 皆を騙そうと悪魔が巧妙にプランを練っている」
こういった曲を歌うことは、かなり勇気のいることである。
ヘタをしたら、変な輩に命を狙われる可能性もあるわけである。
それでもこういった曲を世に出したニールに、拍手を送りたい気分である。
最後に、色々なミュージシャンの曲を勝手に選挙キャンペーンに使用してミュージシャンから非難されているトランプだが、なんとニール・ヤングのファンだったそうである。
私は、複雑な心境である。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48314?page=5
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48314?page=6
評点:90点