2016年コンサート評 Brian Wilson - ロック

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2016年コンサート評 Brian Wilson

「「音を楽しませる」ことを誰よりも得意としていたミュージシャンであり、誰よりも繊細な内面を併せ持っていたミュージシャン、ブライアン・ウィルソン」 



先日ブライアン・ウィルソンの大阪ライヴに行ってきたので、コンサート評を記しておく。
まず、ブライアン・ウィルソンと言えばビーチ・ボーイズである。
これまでの人生の中で私がビーチ・ボーイズに関して一番印象に残っているのは、ハワイのサンセットクルーズに参加したときである。
船内でビーチ・ボーイズのサウンドが流れ、乗客全員が音楽に合わせて踊るのである。
見ず知らずの人間同士が肩を組んだりして・・・
まさに千葉ロッテマリーンズファンの外野のノリである。
分かる人にしか分からないであろうが・・・(笑)

もちろんほとんどが外人(白人)だったが、異様なノリであった。
だから私には、ビーチ・ボーイズは「アメリカ西海岸よりも最もハワイにマッチしたバンド」のような印象がある。
脳天気なアメリカ白人が好む脳天気なハッピー・ポップ・ミュージック・・・
これが私のビーチ・ボーイズに抱く最大のイメージである(笑)

さらに私は、ストーンズを始めとしたロック・ミュージックやブラック・ミュージックを中心に聴いてきた人間である。
ビーチ・ボーイズは、そういった好みの音楽の“合間”に聴いていたのだ。
そんな私だから、ビーチ・ボーイズに特別な思い入れはない。
かといってビーチ・ボーイズが嫌いというわけでもない。
それなりに聴いていてハッピーな気分にもさせてくれるし、キャッチなメロディー、コーラスの美しさにも、目を見張るものがある。
ブライアン・ウィルソンが天才と呼ばれる数少ないミュージシャンの一人であることも、誰もが認める間違いのない事実である。
こういった想いを持つ私がブライアン・ウィルソンのライヴを観に行った理由は、下記のような心境であったためである。

1、名作「ペット・サウンズ」の再現ライヴを演るのは、今回が恐らく最後である。
2、ビーチ・ボーイズのヒットソングも演るらしい。
3、天才ブライアン・ウィルソンのライヴが観れるのも、最後かもしれない。

以上である。ライヴの前々日に電話予約し、当日券を購入して観た。
結論から言って、行って良かった。
総勢12人編成のバンド(テデスキー・トラックス・バンドと同じだ)であり、他のメンバーがブライアンを盛り上げていた。そのバンドメンバーの“想い”が、嬉しく感じられた。
ビーチ・ボーイズのサウンドはレコード以上で、ノリも最高だった。
「コーラスもレコードのように表現できないのでは」と思っていたが、実に美しいハーモニーを聴かせてくれた。
ビーチ・ボーイズのサウンドは不思議なもので、アメリカ人でも何でもない日本人の私でさえ、何か懐かしさを感じさせる不思議な魔力を持っているように感じさせられる。
「レコードと同じ、いや、それ以上のサウンドを生で聴いている。それも“生のブライアン”が私の目の届く場所で歌っている」と思うだけで、幸せな気分にさせてもらった。

「ペット・サウンズ」の再現ライヴも良かった。
「改めて名作だな」と、感じさせられた。
「ペット・サウンズ」は、実質ブライアンのソロアルバムである。
このアルバムがなければ、今ほどのブライアン・ウィルソンの評価はなかったであろう。
いくらビーチ・ボーイズのサウンドがキャッチな美しいメロディーであったとしても、ビーチ・ボーイズは歌詞が車と女の子とサーフィンばかりの“意味のない歌詞”オンリーのバンドであったとみなされていたかもしれない。そしてその中心人物であったブライアンは、“売れるための音楽”ばかりを作曲している日本の歌謡曲の著名な音楽家とさして変わらないと思われ、“俗人向けの大衆音楽作曲家”といった低評価を下されていたかもしれない。
ポップミュージックがシングルを中心に聴かれており、アルバムという概念のまだ少なかった時代に発表された「ペット・サウンズ」は、「私小説のようなアルバム」「物語風に貫かれた音楽性を見事に表現した音楽作品」であった。
自作の歌詞でないということが、少し残念ではあるが・・・
歌詞はプロの作詞家・トニー・アッシャーが書いたものが大半である。
このアルバムを発表した後ブライアンはドラッグにのめりこみ、精神不安は増大し、ライヴ活動もしなくなる。
このブライアンを襲った心の闇の裏に「音楽産業の深い闇」が存在していたであろうことは、容易に察しが付く。
ビートルズの例の件も、関係していたのではないのだろうか・・・

私は歌詞に意味を持つ曲を歌うミュージシャンを好む傾向があるようだが、音楽とは読んでその通り「音を楽しむ」と書く。「音を楽しむ」、「音を楽しませる」ことを誰よりも得意とし、誰よりも繊細な内面を持ち合わせていたミュージシャンのライヴを“楽しみ”、そのミュージシャンの繊細な内面に想いを寄せるということも、悪くはないものである。



<セット・リスト>
http://nme-jp.com/news/18301/






























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