ストレートで、単純明快なロックンロール DAVE EDMUNDS
「D.E.7th」DAVE EDMUNDS
1982年のデイヴ・エドモンズのソロとしての通算7作目のアルバムである。
デイヴはパブロックの代表的なミュージシャンでもあるのだが、当時私が主に聴いていたのは、同じパブロックでもエルビス・コステロであり、ニック・ロウであり、イアン・デューリーだったのだ。何故かデイヴ・エドモンズとドクター・フィールグッドはほとんど聴いていなかった。ただ、デイヴ・エドモンズとニック・ロウが組んだバンドであるロック・パイルは聴いていた。今改めて本作を聴くと、ストレートで、単純明快なロックンロールで、実にいいのだ。何故に当時、聴かなかったのだろう? という気にさせられる。ただ自作の曲が少なく、ほとんどがカヴァーなのが少し気になる。
「フロム・シングス、ビッグ・シングス・カム」は、ブルース・スプリングスティーンのアルバム「ザ・リヴァー」の未発表テイクだったものであり、デイヴがロンドンのブルースのコンサートに行った際に楽屋に招待され、ブルースが歌って聴かせ、その後、デイヴに提供されたとのことである。最近になってブルースは「ザ・リヴァー」の未発表曲を含めたアルバムを発表したが、この曲も含まれている。それにしても、どうしてブルースはこの曲をお蔵入りにしたのだろう。実にゴキゲンなロックンロールである。
「ミー・アンド・ザ・ボーイズ」は、NRBQ(ニュー・リズム&ブルース・カルテット)のカヴァーである。イントロのギターリフがメチャカッチョイイ。
「アザー・ガイズ・ガールズ」は、ザ・レコーズのヴォーカルだったクリス・ゲントの曲。他人の彼女の方がよく見えるという一風変わった曲。ただ、他人からは自分の彼女がよく見えるらしい。
「ウォームド・オーヴァー・キッシズ・レフト・オーヴァー・ラヴ」は、アメリカのアイドル歌手ブライアン・ハイランドが1952年にヒットさせた曲。カントリー調で、ノリが実にいい。
「ワン・モア・ナイト」は、キーボード担当のリアム・グランディの曲。アルバムの中に埋もれているのがもったいないと思われる、美しいバラードだ。しっかりと宣伝すれば、間違いなく大ヒットするだろう。隠れた名曲。
評点:90点




1982年のデイヴ・エドモンズのソロとしての通算7作目のアルバムである。
デイヴはパブロックの代表的なミュージシャンでもあるのだが、当時私が主に聴いていたのは、同じパブロックでもエルビス・コステロであり、ニック・ロウであり、イアン・デューリーだったのだ。何故かデイヴ・エドモンズとドクター・フィールグッドはほとんど聴いていなかった。ただ、デイヴ・エドモンズとニック・ロウが組んだバンドであるロック・パイルは聴いていた。今改めて本作を聴くと、ストレートで、単純明快なロックンロールで、実にいいのだ。何故に当時、聴かなかったのだろう? という気にさせられる。ただ自作の曲が少なく、ほとんどがカヴァーなのが少し気になる。
「フロム・シングス、ビッグ・シングス・カム」は、ブルース・スプリングスティーンのアルバム「ザ・リヴァー」の未発表テイクだったものであり、デイヴがロンドンのブルースのコンサートに行った際に楽屋に招待され、ブルースが歌って聴かせ、その後、デイヴに提供されたとのことである。最近になってブルースは「ザ・リヴァー」の未発表曲を含めたアルバムを発表したが、この曲も含まれている。それにしても、どうしてブルースはこの曲をお蔵入りにしたのだろう。実にゴキゲンなロックンロールである。
「ミー・アンド・ザ・ボーイズ」は、NRBQ(ニュー・リズム&ブルース・カルテット)のカヴァーである。イントロのギターリフがメチャカッチョイイ。
「アザー・ガイズ・ガールズ」は、ザ・レコーズのヴォーカルだったクリス・ゲントの曲。他人の彼女の方がよく見えるという一風変わった曲。ただ、他人からは自分の彼女がよく見えるらしい。
「ウォームド・オーヴァー・キッシズ・レフト・オーヴァー・ラヴ」は、アメリカのアイドル歌手ブライアン・ハイランドが1952年にヒットさせた曲。カントリー調で、ノリが実にいい。
「ワン・モア・ナイト」は、キーボード担当のリアム・グランディの曲。アルバムの中に埋もれているのがもったいないと思われる、美しいバラードだ。しっかりと宣伝すれば、間違いなく大ヒットするだろう。隠れた名曲。
評点:90点

