クリスタルのように透き通るピュアなハートの新世代アーティスト DAYME AROCENA - ラテンミュージック・キューバ・ルンバ・ガリフーナ
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クリスタルのように透き通るピュアなハートの新世代アーティスト DAYME AROCENA

「NUEVA ERA」DAYME AROCENA


キューバの新世代ミュージシャン、ダイメ・アロセナの2015年発売のデビュー・アルバムである。
1993年生まれとのことで、弱冠22歳の作品である。
ダイメは幼少期から地元ののど自慢大会で優勝するなどで才能を発揮し、8歳でセミプロとして歌っていたとのことだ。
歌が上手いのはもちろんだが、ボーナス曲以外は全て自作であるというから、相当な才能の持ち主である。
基本的にはジャズ風の楽曲が中心だが、アフロ・キューバン・サウンドを歌わしても天下一品である。
また、英語、スペイン語、ヨルバ語を使い分けているのも興味深い。

1曲目の「MADRES」で、いきなりノックアウトされる。ヨルバ語で歌われており歌詞は不明だが、切々と迫って来るダイメのヴォーカルが力強く、親指ピアノを使用したバック演奏が実に神秘的である。これはキューバというよりも、アフリカの大地の音楽ですナ。

「DRAMA」は、一転してダイメの慈愛に満ち溢れたヴォーカルで始まる。ニール・チャールズのタイトなベース、ロバート・ミッチェルの美しいピアノに、リズミカルなコンガが組み合わさり、絶妙な音色を醸し出している。

「DON’T UNPLUG MY BODY」は、ラテン・ジャズ感覚溢れる名曲である。ピアノもいいが、トランペットが実に効果的に使われている。

「DUST」は、「空に舞う塵、月のごとく浮かぶ 私の椅子に埃、背中のあたり」と歌う。
淡々としたダイメのヴォーカルとピアノが心に沁みる。

「CRYSTAL」は、「そっと囁いて、どれだけ私を求めているか だって、あなたは私の星 戻って来て、私のところに 私のハートはクリスタルのように透き通っている」と歌う。
本当にダイメは22歳なのだろうか? 最早、円熟歌手の領域を感じさせる。

「EL RUSO」は、「ロシア語」という意味である。「まるでロシア語が分かっていないじゃない」という単純な歌詞を繰り返しているのだが、ノリノリのアフロ・キューバン・サウンドである。やはり、私はこの手のゴキゲンな音楽が好きだ。

タイトル曲の「NUEVA ERA」は「新時代」という意味だが、まさに、その言葉を象徴するような斬新な曲である。ダイメ自身の多重録音したコーラスを基本のヴォーカルに重ねているのだ。

ボーナス曲の「CRY ME A RIVER」は、アフリカン・テイストが散りばめられている。
ダイメのアレンジ・センスの素晴らしさにも、脱帽してしまう。

いやはや、トンデモナイ新人が登場したものである。間違いなくダイメは「本物」である。
ダークな面が根深い音楽業界ではあるが、一筋の光明を見出した感がある。
ダイメには周囲に汚されることなく“今のまま、真っすぐ”育っていってもらいたいと、切に願います。










評点:100点

COMMENT

NoTitle

Madresという歌は最初に彼女がヤマヤ(?!)、セイント・・オチュン(オチュン)のために作曲したと言っています。
オチュンは確かヨルバの女神で、奴隷貿易でキューバに連れて来られる前の彼らのもともとの信仰の女神です。
キューバはカトリックとアフリカの信仰が混じった宗教の信者が多いんですよ。
オチュン(オシュン)を彼女は愛しているんでしょう。

Re: NoTitle

ようのすけさん

> Madresという歌は最初に彼女がヤマヤ(?!)、セイント・・オチュン(オチュン)のために作曲したと言っています。
> オチュンは確かヨルバの女神で、奴隷貿易でキューバに連れて来られる前の彼らのもともとの信仰の女神です。
> キューバはカトリックとアフリカの信仰が混じった宗教の信者が多いんですよ。
> オチュン(オシュン)を彼女は愛しているんでしょう。

コメント有難うございます。

確かに、冒頭で英語でそう言ってますね。
調べてみると、オチュン(オシュン)もヤマヤもヨルバ族由来のサンテリアという民間信仰の女神のようですね。
それにしても、アフリカにしても、キューバにしても、音楽と宗教は密接な関係があるようですね。
解説有難うございました。

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