アリーが最期に残してくれた“音の玉手箱” Ali Farke Toure & Toumani Diabate - アリー・ファルカ・トゥーレ、トゥマニ・ジャバテ

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アリーが最期に残してくれた“音の玉手箱” Ali Farke Toure & Toumani Diabate

「Ali Farke Toure & Toumani Diabate」
Ali Farke Toure & Toumani Diabate




偉大なるマリのミュージシャン・アリー・ファルカ・トゥーレと、天才コラ奏者トゥマニ・ジャバテの、2010年に発表されたジョイントアルバムである。
アリーは2006年3月7日に癌で亡くなっているため、本作はアリーの遺作であり、死後に発売されたアルバムとなる。
アルバム解説によると、レコーディング中に、アリーの病状はかなり悪化しており、激痛のために演奏できなくなり録音を中断せざるを得ない場面が何度もあったらしい。そのたびにトゥマニが演奏をやめると、アリーはトゥマニに演奏を続けるように言い、このアルバムの完成に意欲を見せていたとのことだ。
恐らくアリーは自分の死を覚悟して、最期の仕事をやり遂げようとしたのだろう。
しかし、本作にはそういった悲壮感のようなものが、全く感じられない。
ただ、この二人の天才ミュージシャンによる崇高な音世界が繰り広げられているだけだ。
アリーの新作が聴けないことは寂しい限りだが、我々はアリーが残してくれた偉大な作品を聴くことが出来る。
アリーが最期に残してくれた“音の玉手箱”を開くことが出来ることに感謝したい。
そしてこれからも、アリーの遺志を継ぐトゥマニが崇高な音楽作品を聴かせていってくれるだろう。













評点:100点

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