あいつは菜食主義だが 俺は肉が大好きだ KEITH RICHARDS - ザ・ローリング・ストーンズ、Mジャガー、Kリチャーズ

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あいつは菜食主義だが 俺は肉が大好きだ KEITH RICHARDS

「CROSS EYED HEART」KEITH RICHARDS


キース・リチャーズの25年ぶりの3枚目となる最新ソロ・アルバムである。
全世界のストーンズ・ファンは、キースがソロを出したというだけで内容関係なしに購入するだろう。キースも25年ぶりといわずに5年周期ぐらいでソロを出せば、十分に儲けを得ることができるだろう。しかし、そんなことはしないで、じっくりと練りに練った作品を超久々に発表したところに、「キースがキースであり続ける由縁」が存在するように感じる。
内容はブルースあり、ロックあり、バラードあり、レゲエありと、実に多種多様のキース・ワールドに満ち溢れている。そして、あの声である。人生の酸いも甘いも経験してきたキースならではの味わい深い“しわがれ声”は健在である。プロデュースを務めたセッション・ドラマーのスティーヴ・ジョーダンも、実にいい仕事をしてくれたと感じる。

特に気になった曲について触れておく。
まず、オープニングでタイトル曲でもある「クロスアイド・ハート」である。アルバム解説等何も見ないでこの曲のギターイントロを一聴しただけでピーンときた。「ロバート・ジョンソンだ!」と。キースがロバート・ジョンソンの大ファンであることは有名な話だ。
キースがロバート・ジョンソンの曲を初めて聴いたとき、「ロバート・ジョンソンのバックでギターを弾いているのは誰だ」と語り、「ロバート・ジョンソンが弾き語りをしているのだと知ったときの衝撃は忘れられない」と語っていたことを覚えている。そのロバート・ジョンソンそっくりのフォークブルース調の曲を冒頭から歌っているのだ。私にとっては、この曲1曲だけでも大満足である。
「ハートストッパー」は、ストーンズの曲といっても全く違和感のない痛快なロックンロールである。「あいつは菜食主義だが 俺は肉が大好きだ」という歌詞は笑える(笑)。
「ロブド・ブラインド」は、これぞキースのバラードと呼べる秀逸なバラードである。ラリー・キャンベルの絶妙なペダル・スティールが素晴らしい。
「トラブル」は、「トラブルっていうのが おまえのミドル・ネームなのかもな」という歌詞を見る限り、キース自身のことを歌っているとしか思えない曲であり、これまたストーンズのアルバムに入っていても全く違和感のない軽快なロックンロールである。
「ラヴ・オーヴァーデュー」は、先日ブログで紹介したグレゴリー・アイザックスのカヴァーである。ボブ・マーリーでなくグレゴリー・アイザックスの曲を選択したところが、“ちょい悪親父”同士で相通ずるものがあったからでしょう(笑)。名曲です。
「サスピシャス」は、キースの語りかけるかのようなヴォーカルが堪らない秀逸なバラードである。オルガンには何とTOTOのデヴィッド・ペイチが参加している。
「ブルース・イン・ザ・モーニング」は、チャック・ベリー風のロックンロールである。
キースが楽しんでプレイしているのが目に浮かんでくるようだ。
「イリュージョン」は、ノラ・ジョーンズとのデュエットである。キースの低音のヴォーカルと、ノラの落ち着いたヴォーカルがなかなかマッチしている。
「ジャスト・ア・ギフト」は、これまた語りかけるかのようなキースのヴォーカルが味わい深いバラードである。キースはギター以外にピアノも弾いている。
「グッドナイト・アイリーン」は、言わずと知れたスタンダード・ナンバーである。「もしアイリーンに拒絶されたら モルヒネを打って死ぬだろう」という歌詞は、キースのイメージにピッタリである(笑)。そして、「放浪と賭け事をやめて 夜遊びをやめて 妻と赤ん坊の待つ家に帰り 暖炉が明るく照らす部屋で過ごすべきだ」という歌詞に、「自分の心の拠りどころはここだ」と、見出して選曲したのかもしれない。
最後のナンバーである「ラヴァーズ・プリー」は、スティーヴ・ジョーダンによれば、「オーティス・レディングとスタックスのレガシー」へのトリビュートであるそうだ。
確かによく聴いてみると、スタックス風の曲調である。共作者にはスタックスの名ソングライターであったデヴィッド・ポーター(私の四股名(?)の元となった「Soul Man」のアイザック・ヘイズとの共作者でもあります)の名前が記されています。ストーンズは早くからオーティスのカヴァーをしていたし、ブルースだけでなくソウルミュージックの影響も強く受けていたようですね。実に、渋いバラードです。

12月で72歳になるキースだが、まだまだ元気である。本作を聴いて、改めて、ストーンズはキースのバンドだなと感じる。もちろん、ミック・ジャガーなしではストーンズは成り立たないのだが、ミック以上にキースのストーンズにおける位置付けは重要であると感じる。これからも、“ちょい悪親父”どころか、“ちょい悪爺さん”ぶりに、一層磨きをかけてもらいたいものである。そして、ストーンズのライヴもまた見てみたいが、キースのソロ・ライヴも見てみたいものである。
それにしても、ロバート・ジョンソン、渋いですね・・・。
キースに限らず本物の音楽を求道する人間なら、誰でも憧れるでしょうナ。










評点:90点

COMMENT

四股名

の由来が半分わかりました~

Re: 四股名

> の由来が半分わかりました~

単に大好きな曲だということです(笑)
これ以外にも候補となる曲はあまたありましたが・・・。

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