ルシンダ・ウィリアムス - 嘘八百のこの世界
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ルシンダ・ウィリアムス カテゴリーの記事

ジャズやロックといったジャンルを飛び越えたミュージシャン、チャールス・ロイドは只者ではありゃしまへん!

「Vanished Gardens」Charles Lloyd & The Marvels & Lucinda Williams


チャールス・ロイド&ザ・マーヴェルスの2018年のアルバムである。
ゲスト・ヴォーカルにルシンダ・ウィリアムズが参加している。
チャールス・ロイドのサックス及びフルートは、ゆったりとしたプレイもあれば、鬼気迫る新進気鋭のプレイもある。
この爺さんは只者ではない!

チャールス・ロイドは、1938年3月15日にテネシー州メンフィスに生まれた。
現在81歳である。モンゴル人の血をひくアメリカ人である。
10歳でサックスを始め、10代の頃はR&Bのバンドでアルト・サックスを演奏する。大学で作曲を学び、卒業後、1961年まで教鞭を取る。
B.B.キングやボビー・ブランドのグループで演奏し、61年にチコ・ハミルトンのグループに加わり本格的なプロとしての活動を始める。
キャノンボール・アダレイのグループでの活躍後、自らのカルテットを66年に結成。 キース・ジャレットを擁したこのグループでの作品 『フォレスト・フラワー』 が大ヒット。 一躍ジャズロックのビッグ・グループとして知られるようになった。
その後はビーチ・ボーイズなどのサポートを務めるが、体調を崩し、精神も病み、自宅隠居生活を送る。
しかし、ピアニストのミシェル・ペトルチアーニに復帰するように導かれ、『A Night in Copenhagen』という1983年のCopenhagen Jazz Festivalでパフォーマンスしたカルテットでのライヴ・レコーディング作品を1985年にリリースする。
そして2015年、30年ぶりの新作『Wild Man Dance』を発表する。
復帰後は、精力的にアルバムを出し続けている。

そして、マーヴェルズのメンバーが凄い。
ギタリストのビル・フリゼール、ペダル・スティール・ギター&ドブロのグレッグ・リーズ、ベースのルーベン・ロジャース、ドラムスのエリック・ハーランドと、全員強者の名手ばかりである。よくこれだけのミュージシャンを集めたものである。

そして極めつけは、ヴォーカルのルシンダである。
本作には彼女の自作の曲が4曲含まれている。
「Dust」など、彼女のアルバムにも当然入っている曲なのだが、
聴き比べてみても本作の方が数段いい。
本作は、ルシンダにとってもチャールスにとっても良い効果をもたらしている。

ルシンダのヴォーカル曲はどの曲も素晴らしいが、特にラストの「Angel」が最高である。
正直言って、この曲を聴きたくてこのアルバムを買ったようなものなのである。
メロディーもいいんですが、「昨日、天使が天国から降りてきた」「天使は月と深い青い海との間にあるスウィート・ラヴについて語ってくれたんだ」という歌詞もいいんですね。実にロマンチックです。
この曲はジミヘン作の名曲なんだが、ジミヘンはギタリストとしての印象が強すぎますが、このような甘い詩を書くメルヘンチストでもあったんですね。
フェイセズのカバーも大好きなんですが、この演奏もいいんですよね。
やっぱチャールスのサックスがゆるゆるで味わい深い。
チャールスは、ロック・フェスでジミヘンと共演した経験があるんですよね。
チャールスにとっても、この曲は思い入れがかなりあるんでしょうナ。

インストでは、チャールスの自作である「Blues For Langston And LaRue」が特にいい。
この曲は、時代が経過しても人々に聴き継がれる、“知る人ぞ知る名曲”になることは間違いないでしょう。

ジャズやロックといったジャンルを飛び越えたミュージシャン、チャールス・ロイドは只者ではありゃしまへん!





評点:100点



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「Dust」Charles Lloyd & Lucinda Williams、 Lucinda Williams

今日の1曲は、チャールス・ロイド&ルシンダ・ウィリアムス の「Dust」です。


ルシンダ・ウィリアムスのヴァージョンです。







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「New York City 」G. Love & Special Sauce & Lucinda Williams

今日の1曲は、G. Love & Special Sauce &ルシンダ・ウィリアムスの「New York City 」です。
歌詞↓
http://petitlyrics.com/lyrics/1169429
















「Metal Firecracker」Lucinda Williams

今日の1曲は、ルシンダ・ウィリアムスの「メタル・ファイアークラッカー」です。
歌詞↓
http://www.azlyrics.com/lyrics/lucindawilliams/metalfirecracker.html








“いい意味でのアメリカの広大な大地の匂い”を感じさせてくれるミュージシャン LUCINDA WILLIAMS

「Car Wheels On A Gravel Road」LUCINDA WILLIAMS


1999年のルシンダ・ウィリアムスのアルバムである。

「ライト・イン・タイム」は、肩の力を抜いたラヴソングである。ブルージーでありながら、カントリーの要素も含んだ、“アメリカを感じさせる”曲である。

「ドランクン・エンジェル」は、「酔っ払いの天使 あなたは一線を越えてしまったわ」「あなたを食べさせてあげて 借金も返した」「なぜ、ギターを手放したの?なぜそこまでやったの?」と歌う。実体験に基づく歌だろうか? 間奏のスティーヴ・アールのハーモニカがいい味を出している。

「アイ・ロスト・イット」は、「お金では買い変えられない どんな記憶も消せない これと比べられるくらいの物を見つけられないって私はわかっている」と歌う。失ったものの重要性を切々と訴える名曲である。

「メタル・ファイアー・クラッカー」は、広大なアメリカの大地をバイクで駆け巡る情景が思い起こされる、軽快なアメリカン・ロックだ。

「グリーンヴィル」は、別れた(?)男に対して「もう二度とあなたに会いたくないし手もにぎりたくない だって、あなたは私のことを本当に愛していないし あなたは私の男にはなれないから そう、あなたは私の男じゃない」と歌う。そして、「あなたを助けてくれる誰かを探してグリーンヴィルに戻りなさいよ」と締めくくる。素行の悪い男に対して愛想をつかしていながらも、未練を持ち続けている複雑な女心が感じられる名曲である。

「フォー・ユア・キス」は、別れた男のことを忘れられない女性の心境が、淡々とではあるが迫って来るかのように歌われている。歌詞が実に素晴らしい。この曲だけでも、このアルバムを購入する価値があると感じられる。

1曲を除いて、全作ルシンダの自作である。歌詞・メロディーともにどの曲も秀逸であり、彼女の「飾らぬ心の内」を感じさせられる。アメリカの音楽雑誌ローリングストーンが、このアルバム を歴代名盤500枚のひとつに選んでいるとのことだ。ルシンンダの代表作であり、歴史的名盤であることは間違いないだろう。ルシンダの父親であるミラー・ウィリアムスは、詩人であり、評論家であり、英文学の教授でもあったそうだ。彼女の作詞の才能は、間違いなく父親の影響を受けているのだろう。ルシンダはルイジアナ州出身だが、子供の頃、父親の影響でアメリカ各地を回ったそうだ。本作を聴いていると、アメリカの広大な大地が思い起こされる。こういった“いい意味でのアメリカの広大な大地の匂い”を感じさせてくれるミュージシャンは、あくまでも黒人ミュージシャンを除いての話だが、男性ではブルース・スプリングスティーン、女性ではルシンダ・ウィリアムスが筆頭ではないだろうか。












評点:100点

テンプレート説明

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