Category医療・薬品・ガン・血液・健康 1/7
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「医療の犯罪~1000人の医師の証言」ハンス・リューシュ(訳)太田龍原書は1989年出版だが、日本語版の本書は1997年出版である。序文は甲田光雄が書いている。著者は甲田光雄の理論と方法をもっと詳しく知りたいと述べているが、本書の序文の「動物実験の必要性を感じていない」という甲田光雄の言葉については「動物実験に反対する言葉としてはあまりに弱過ぎる」と批判している。私も著者と同じ意見である。動物実験...
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「世界医薬産業の犯罪~化学・医学・動物実験コンビナート」④(最終回)ハンス・リューシュ(訳)太田龍前回に続く。以下、一部引用する。*大雑把な数字を示すと、アメリカでの心臓麻痺による死者は、1949年の40万人から73年は二倍の80万人に、癌死の割合は10万人につき68人から170人へと急増、さらに1900年には糖尿病による死者は10万人につき12.2人だったが、4分の3世紀の進歩の後、18.5人(...
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2023年07月20日 0
「世界医薬産業の犯罪~化学・医学・動物実験コンビナート」③ハンス・リューシュ(訳)太田龍前回に続く。以下、一部引用する。*『ワシントン・タイムズ・アンド・ヘラルド』の編集長だったモリス・ビールは、1930年代にはメリーランド州で郡レベルの小新聞を発行していた。その新聞には、地方の電力会社が毎週必ず4分の1ページ大の広告を出しており、その広告料は新聞社にとっては大きな収入源だった。ところがある日、紙...
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「世界医薬産業の犯罪~化学・医学・動物実験コンビナート」②ハンス・リューシュ(訳)太田龍前回に続く。以下、一部引用する。*1980年7月、前イラン国王レザ・パーレビがカイロで死亡した。ロイター電によれば、パーレビ国王の死亡後、アメリカ人心臓外科医で、主治医師団の一人だったマイケル・デベイキーがテレビ局のインタビューで次のように語ったという。国王の直接の死因は癌ではなかった。癌を阻止するはずだった化...
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「世界医薬産業の犯罪~化学・医学・動物実験コンビナート」①ハンス・リューシュ(訳)太田龍1982年の書だが、日本語訳の本書は1993年発売である。原題は「Naked Empress~The Great Medical Flaud」(裸の皇后~大いなる医学という詐欺)である。複数回に分けて記す。以下、一部引用する。*今日の薬品市場の状況は言語道断、悲劇的でさえある。政府は製薬業界が無用の薬を市場にあふれさせるがままに任せている。彼らに言...