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「朝廷」=「朝鮮の宮廷」?

「検証! 捏造の日本史」松重揚江



2006年の書である。著者の書は初めて読んだ。
著者の情報は少なく、私もよく分からないのだが、大正14年の生まれである。
今も存命なのだろうか? 鹿島昇氏とも親交が深かったそうである。
鹿島昇といえば、太田龍氏も「鹿島史学勉強会」で講演していたぐらいだから、
著者は太田氏とも親交があったのだろうか?
以下、一部引用する。




*崇神と応神は江上波夫の「騎馬民族説」の柱になっているが、奈良県の石上(いそのかみ)神社に伝わる七支刀(ななさやのたち)銘文の「倭王旨(し)が百済辰斯(しんし)王である」ことには、まるで触れようともしていない。石上は「イソノカミ」と読み、伊祖の神(イスラエル神)を表す。
・・・・・(中略)・・・・・
奈良県天理市の天理教本部の裏手にある石上神社は、物部氏の氏神といわれ、武器についての伝承の多い神社であるが、この神宮におさめてある七支刀は、その銘文からおして、百済がこのときに奉った七支刀にあたるものと考えられる。
・・・・・(中略)・・・・・
この七支刀の金象眼の「銘文」に研究心を燃やした村山正雄氏は、近時撮影された写真によって「奇生聖音」などの字句を調べ直し、この文字の読み方は「奇しくも聖音に生き」が正しいとし、またその意味は「計らずも釈尊の加護に生きて」であるとする、次のような「新説」を発表して学会にセンセーションを起こした。
「・・・つぎに、『先世以来、未有比刃』というのは4字ずつの対句になっている。その次の『百済王世子、奇生聖音』は5字、4字と続く。
したがって、このあとも5字で切って読んでみると、『故為倭王旨』となる。
『故為倭王旨』というのはどういうことか。もちろん『故あって倭王旨と為る』ということで、百済王の世子が倭国の王になったということ以外にはない。(大体)こういったお目出度い文句は、漢文ではほとんどが対句になっているものだ。
対句を続けると『奇しくも聖音に生き、故あって倭王旨(し)と為る』となる。今後はこの読み方によって歴史を正しく解釈すべきであろう。」
この刀の表面には泰和4年とあり、栗原唯信氏は、泰和を東晋の太和であると考証したので、369年にあたるが、このころ、百済王家から倭の大王が選ばれていたことを示すものであり、その他の史料から考えて、その人は百済の辰斯(しんし)王ということになる。

*鹿島昇は、『歴史捏造の歴史②』の中で次のように述べている。
「大化改新のきっかけとなった入鹿殺しが、実は倭国(日本)ではなく、朝鮮で起こった事件であるということは驚くべきことである。してみると、646年(大化2年)のいわゆる『大化改新の詔』にしても、この内容がのちの『大宝令』を参考にして創作されたことは明らかであるが、全く架空のものではなく、そこに新羅史というモデルがあった。何故ならば、『新羅本紀』真徳2年(649年)の条に『はじめて中国の衣冠を用いることにした』とあって、このとき中国式の階級制度をとり入れたらしいからだ。
すなわち、『大化改新』の実態は、新羅の『政治改革』であった。

このような朝鮮半島史と『書記』の一致は入鹿殺しにとどまらず、大和国家の歴史書とされてきた『日本書紀』の主要部分は、朝鮮史の手のこんだ翻案にすぎない。
白村江以前、いくつかの小国家が九州と南朝鮮の両方に領土を持っていた。したがって、その頃の、朝鮮半島南部の歴史と九州の歴史とは不可分のものであった。中国史は、それらの国々を弁辰諸国と書いたり、倭国と書いたりしていたのだ。

*続いて『日本書紀』は、平壌→広東へ逃亡した豊璋(天智のモデル)のことには触れず、「668年、中大兄皇子は大津宮で即位し、天智天皇となった」と記している。
そして、「669年10月、病床の重臣中臣鎌足を見舞った。このとき、天智天皇から『大織冠(たいしょくかん)』を授かった中臣鎌足は『藤原姓』を名乗ることを許された。そして、鎌足臨終の側には(少年の)中臣不比等が座っていた」となっている。のちに記紀を作るとき、中臣鎌足(金庾信)の履歴を、藤原鎌足(郭務悰)の履歴につないで2人で1人の藤原鎌足に仕立てて、「国史」の英雄とした。そして、英雄鎌足の子・中臣不比等が跡を継いで「藤原氏」一族の祖となった、と修史したのである。
中臣鎌足の正体は、新羅花郎長官の金庾信(ヒッタイト人。当時56歳)であり、彼は673年の壬申の乱=百済熊津城陥落の後、倭国占領軍司令官の役目を終えて、本国新羅の都・慶州に引き揚げている。元来、金官加羅王であった金庾信の姓は、もともと中臣氏であり、もちろん、『日本書紀』のいうように死亡してはいない。このとき不比等は11歳の少年で、茨木の鹿島神宮(秦王国の分国の都)から秦王国の本国の都・奈良へ移り、卜部本家(中臣氏)の邸宅に到着したばかりであった。

668年 新羅は唐とともに漢城(平壌)を陥して、高句麗を滅亡させた。
670年 新羅は唐と対立するようになり、新羅花郎軍団の長官金庾信をはじめ地方貴族の活躍もあって、これを破るほどの勢いとなった。
672年6月 壬申の乱がおこった。この壬申の乱は「国史」のいうような近江朝廷=大津宮の滅亡ではない。実は、忠清南道の熊津(ゆうしん・錦川沿いの公州)にあった百済王子・隆らの百済都督府(ととくふ)が新羅の金霜林(きんそうりん・国史の高市皇子(たけちのみこ))の軍に攻められて滅亡し、百済国の武士や軍属ら約4万人が、雪崩を打って倭国(九州)へ亡命してきた事件(朝鮮で起こった事件)のことであった。
673年11月 壬申の乱ののち、新羅は本国の慶州に抑留していた唐務悰を洗脳し、改めて郭務悰として倭国(九州)へ赴任させた。そして、それまで新羅の占領軍司令官であった源花(げんか・花郎長官)の金庾信(倭名・中臣鎌足)を帰任させて、その代役とした。こうして新たに、鎮将郭務悰が倭国占領軍司令官として着任し、倭名を藤原鎌足としたのである。

また、諸国の農民たちを強制労働に駆り立てて建設した平城京とは、朝鮮の平壌の名を借りて命名したもので、全国の倭人たちから定期的に貢物を徴収する「新羅日本府」であった。これを人々に「朝鮮の宮廷」すなわち「朝廷」と呼ばせたのである。
学者たちは、朝廷への貢物につけられた木簡や竹簡の「荷札」が出土する度に、鬼の首でも獲ったかのようにマスコミに発表し、これが朝鮮人による植民地支配の証拠であることにはまるで触れようともしない。そして、字句の解釈のみを「卒論」や「博士論文」の対象にして、毎年『記紀』崇拝の皇国史観タイプの教師を多数輩出している。





(管理人)
著者の歴史観は著者独自のものなのか、鹿島昇の歴史観と相通じるものなのか、私にはよく分からない。
しかし、かなり真に迫ったものだということは、直感的に感じる。
ただ、文体が非常に分かりにくいのだ。
ここに紹介したのは、比較的分かりやすいもので、重要であると判断したものであるが、もう少し具体的に自説の根拠となるものを示してくれたらな、と思う次第である。
著者は、鹿島氏の著書から「大化改新のきっかけとなった入鹿殺しが、実は倭国(日本)ではなく、朝鮮で起こった事件であるということは驚くべきことである。」という文章を紹介している。
著者自身も、「大化改新の乙巳の変」が日本(倭国)で起きたものではなく、朝鮮で起こったことであると、思っているようである。
同じく「壬申の乱」についても、日本(倭国)で起きたものではなく、朝鮮で起こったことであると、思っているようである。
私は、この点については、現状では著者の説をそのまま支持はしない。
藤原鎌足及び郭務悰についての捉え方も、似ているようで異なる意見を持っている。


http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-475.html
中臣鎌足→藤原鎌足の真相は?
「大化の改新の謎 闇に葬られた衝撃の真相」 関裕二


最後に以前にも触れたが、中臣(藤原)鎌足の正体についての現在の私の考察を記しておく。私も中臣鎌足については、著者の主張している通り、百済王・豊璋であったのが正解であると思う。しかし、その後に変遷があったと感じる。
それは下記の通りである。

645年に中大兄皇子と中臣鎌足(=百済王・豊璋)によって大化改新・乙巳の変が起こされ、親百済政権となる。

663年に白村江の戦いに日本は百済救援に参加するが、唐・新羅に完敗する。

669年に唐の将軍・郭務悰(かくむそう)が来日する。同年、中臣鎌足が死亡する。

671年に郭務悰が2000人の兵とともに再来日する。同年、天智天皇(=中大兄皇子)が死亡する。

以上の歴史年表から推察すると、百済勢力が大化改新を起こして、百済救援の白村江の戦いに参戦するが敗れ、唐の占領軍として郭務悰が来日する。そして郭務悰は中臣鎌足を殺害し、自ら藤原鎌足となる。671年に郭務悰(=藤原鎌足)は2000人の大軍で再来日する。そして天智天皇を殺す。こうして唐に歯向かった百済勢力を倒して、新羅勢力である天武天皇を傀儡とする。しかし、天武崩御後、新羅と敵対関係となった唐は、天智天皇の娘である(ということは百済勢力)持統を天皇とし、自らの血族である藤原家を中心とした唐・百済連合政権使って、日本を傀儡支配する。

以上、私の独断と偏見に基づいた歴史考察である。



以上、引用終了。

著者の説と私の説のどちらの説が真実であるかを判断するのはあなた次第です。

ちょっとこのフレーズも古臭くなってきましたね(笑)


評点:70点






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『沈黙‐サイレンス』が「沈黙」している歴史の真実とは?

「映画『沈黙‐サイレンス』を観て」



先日、映画『沈黙‐サイレンス』を観てきました。
この映画はいったん上映が終了したもので、映画館で観ることはできないと思っていましたが、アンコール上映の存在に気づき、観ることができたのです。
内容は江戸時代初期のキリシタン迫害をテーマにしたもので、マーティン・スコッセーシが監督をしています。原作は遠藤周作です。
私がこの映画を観た目的は、私の好きなミュージシャンであるPANTAが出演していることにあったのですが、PANTAは予想以上にほんの少ししか登場しませんでした。
基本的には秀作でした。
当時のキリシタンに対する拷問がどのように行われたものであったのかが、具体的に表現されていました。逆さ吊りにしたり、十字架にはりつけて海に放置したり、などです。
もちろん誇張もあるのでしょうが、ある程度は史実に基づいたものなのでしょう。

しかし、この話は史実を正しく伝えていません。

以前からの読者の方ならば、私が何を言おうとしているかは分かると思います。
この映画は秀作ではありますが、史実を隔たった視点でしか捉えていないため、
史実を捻じ曲げているとしか言えないのです。
ある史実を後世の人間に伝えるには、隔たった視点ではなく、
史実をあるがままに伝えなければならないのです。

この映画を観て、ある意味「似ているな」と感じた映画があります。
ある意味とは、「秀作だが、史実を正しく伝えていない」という意味です。
はい、『シンドラーのリスト』です。有名な映画なので、皆さんもご存じでしょう。
「ナチスがいかにユダヤ人を迫害したのか、シンドラーがいかにユダヤ人を救ったのか」
ということが、描かれています。

しかし、この話は史実を正しく伝えていません。

「ナチスによるユダヤ人迫害」という「ユダヤ人の過去の悲劇」のみを強調し、現在行われている「イスラエルによるパレスチナの人々に対する迫害」を無視しているからです。
自分たち(ユダヤ人、偽ユダヤ人)の悲劇の歴史を世に訴えたいならば、現在の自分たち(ユダヤ人、偽ユダヤ人)が、パレスチナの先住民の人々の土地・住居を奪い取り、迫害しているという事実を無視してはいけないのです。

『シンドラーのリスト』に関しては、少し思い出があります。
サラリーマン時代に、ある社員が社内で何らかの差別的な発言をしたのです。
このことが部落解放団体に伝わり、全社員が「教育」を受けることになったのです。
部落解放団体から女の人が講師として来ることになり、社員全員が話を聞かされることになったのです。
私は、当時、他人以上に「差別はいけない、部落差別はいけない」と思っていましたが、そういった発言・行動をしたわけでもない私が強制的にそのような教育を受けさせられることに不満を抱いていました。
その講師の女の人が素晴らしい映画として紹介したのが、『シンドラーのリスト』なのです。
ユダヤ人迫害を描いた素晴らしい映画だとして、彼女は紹介しました。
当時からこの映画の欺瞞を理解していた私は、文句を言いたい気分になりました。

「あの映画はユダヤ人迫害の歴史のみを強調していますが、現在イスラエルがパレスチナの人々に対して行っている迫害については沈黙しています。あなたはこの事実に対して何も思わないのですか!何も思わないのなら、あなたは自分の都合のいいことのみを問題視し、都合の悪いことは故意に目を閉ざしていることになります。そのような隔たった考えを持つ人間に、「差別はいけない」と人に指導する資格があるとはとても思えません」と。

しかし、私がこのような発言をすると、社内でさらなる問題になることは分かっているので、何も言いませんでした。
私は、彼女のようにさして知識もないくせに、さも知識人ぶって他人に説教する輩が大嫌いです。
もちろんユダヤ人差別も、部落差別も、絶対にしてはならないことだと思っていますが、「差別された」ことを「被害者特権」と化した特定の団体を組織し、必要以上に自分たちの主義主張を他人に無理強いすることには抵抗感を感じます。
そういった団体が必要以上の権力を手に入れることにも、不快感を抱いています。

『シンドラーのリスト』が史実を正しく伝えていない理由が、もう一つあります。
それは、「ナチス(ヒトラー)によるユダヤ人迫害という話自体が用意周到に準備されたヤラセであった」という事実を伝えていないということです。
この話は絶対的なタブーなので、伝えられるわけがないですけどね。
このタブーについては、当ブログでは、以前、記事にしています。


http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
ヒトラーの正体は?
「ヒトラーへの使者が暴露した超一級極秘資料
ユダヤ財閥がヒトラーを育てた 莫大な資金をいかなる方法で援助したか」
シドニー・ウォーバーグ 訳・監修 牛山火壱 第三回(最終回)




「こういった歴史の真実を知らないバカが、『シンドラーのリスト』について語るな!」と、私は言いたいです。

映画『沈黙‐サイレンス』に話を戻します。
映画を観る前から分かっていましたが、この映画が史実を正しく伝えていないと私が判断している理由は、下記のとおりです。

秀吉や家康がキリスト教を追放しようと決断した理由が、伏せられていることです。

このことについても、以前、記事にしています。



http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-28.html
殺すなかれという戒律はキリスト教徒だけに適用する
「イエズス会とキリシタン大名による日本人奴隷貿易の真実」




この事実を知らない人間は、この映画を観て、「江戸幕府はなんて卑劣な行為を宣教師やキリシタンに行ったのだろう」と、思うだろう。
「イエズス会を始めとした宣教師は偉大な人物であり、大いなる神の愛を伝えるためだけに遠く離れた日本に来てくれたのだ」と、思うだろう。

「実際のイエズス会を始めとした西洋勢力の目的が、キリスト教を手段として使った日本侵略・日本民族滅亡にあった」ことも知らないで・・・

「イエズス会宣教師の正体が、キリシタン大名に硝石を売ることの代償に日本人を奴隷として売り飛ばしていた奴隷商人であった」ということも知らないで・・・

「イエズス会宣教師が神社仏閣の破壊行為を行っていた」ことも知らないで・・・

「ストーリー・演出がいくら秀逸であったとしても、この史実に触れないで語られるこの映画及び遠藤周作の小説は、プロパガンダ映画・小説に過ぎない」と、私は断じます。

しかし、この映画・小説のタイトルは、皮肉なことに真実を語っています。
イエズス会宣教師の正体について、『沈黙‐サイレンス』を守り抜いているようですから・・・

「落ち」がついたようですが、他にも述べておかなければならないことがあります。
厳密にいえば、この映画はキリスト教を肯定的に捉えている単なるプロパガンダ映画ではないようなのです。決して幕府の圧力に負けて棄教した宣教師のことを、悪く描いていないのです。「頑なに信仰を守り抜いて神の愛を説くことよりも、宣教師自らが棄教して奉行の拷問から信徒を守ることの方が正しい行いなのだ」と。
私も基本的にはこの教えは「正しい」と感じますが、キリスト教の教えではないでしょう。
クリストヴァン・フェレイラのような棄教した元神父とともに、踏み絵を踏みつけ、十字架に唾を吐くことで生きのび、宣教師を売って奉行から金銭を得た“要領のいい日本人キリシタン”であるキチジローを、キリストを売ったユダに例え、決して非難するのではなく、彼の弱さを受け入れるように描いているのです。
この話も分からないではないですが、決してキリスト教の教えではないでしょう。
種明かしは、マーティン・スコッセーシの正体にあると、私は感じています。
遠藤周作も、上智大学に入学し、同校の講師をしていたようですね・・・


http://www.geocities.jp/gokyo_no_tate/diary2017/d-2017-01-09c.html


まぁ、キリスト教とフリーメーソンの違いと言っても、「今や同一の存在であるのでは?」と、私は感じていますけどね・・・






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「日本から満州に来た官僚の中で一番悪いのは岸信介だ」by 小澤開作

「「共謀罪」推進派と反対派の不思議な関係」



(リテラ)さん
http://lite-ra.com/2017/04/post-3097.html
小沢健二の父・小澤俊夫が共謀罪と安倍政権批判! オザケン自身も権力の詐術を暴く鋭すぎる論評
2017.04.22

オザケン父が「岸の末裔が首相では日本に未来はない」

「共謀罪」法案が、ついに衆院法務委員会で実質審議入りした。政府はテロ対策のための「テロ等準備罪」などと嘯いているが、その実態は権力による恣意的な逮捕を可能にする「平成の治安維持法」であることは自明で、公権力による監視社会化をよりいっそう加速させるものだ。当然ながら、この法案には反対の声が相次いでいるが、そんななか、ある人物の発言が話題を呼んでいる。
 その人物とは、ドイツ文学者の小澤俊夫氏。指揮者・小澤征爾の兄であり、ミュージシャン・小沢健二の父である。
 俊夫氏は、今月3日付「日刊ゲンダイDIGITAL」のインタビューのなかで、治安維持法が存在した戦前のことを思い返しながら、「共謀罪の対象になるのは犯罪を企む集団であって、一般人は関係ないというが、普通の団体も質が変われば、対象になると言っているわけでしょう? その判断を下すのは警察でしょう? 正しいことでも警察がダメだと言えば、アウトになる。これが戦前の治安維持法の怖さだったんだけど、同じ懸念があります」と発言。権力による恣意的な解釈で、言論の自由などが著しく制限される可能性を危惧した。
 俊夫氏による政権批判はこれだけにとどまらない。俊夫氏は1930年に旧満州で生まれているが、父である小澤開作は宣撫工作に従事するため満州に渡るも、後には「華北評論」という雑誌を創刊させ、戦争に対して反対の意見を表明するようになっていった人物だった。「1940年、皇紀2600年で日本中が浮かれているときに、「この戦争は勝てない」とハッキリ言い」「軍部批判を強烈にやる」開作のもとには、思想憲兵や特高が毎日のように家に来ていたという。
 さらに、俊夫氏はそんな父からこんなことを言われたことがあるとインタビューのなかで語る。
親父は「日本から満州に来た官僚の中で一番悪いのは岸信介だ」と言っていました。「地上げをし、現地人は苦しめ、賄賂を取って私財を増やした」と。だから、岸が自民党総裁になったときに「こんなヤツを総裁にするなんて、日本の未来はない」とハッキリ言った。その岸の末裔が首相になって、日本は本当に未来がなくなっちゃったね

http://lite-ra.com/2017/04/post-3097_2.html
オザケン祖父の「一番悪いのは岸信介だ」の意味

 岸信介が満州の官僚へ転出したのは1936年のこと。彼が自らの「作品」と呼んだこの傀儡国家で民衆が傷つき苦しんだ一方、岸は“3つの財産”を手に入れる。統制経済による国家経営のノウハウ、東条英機(当時、関東憲兵隊司令官)を筆頭とする関東軍人脈、そして湯水のごとく使える金脈だ。そして東条英機を首相にまで押し上げたのは岸の資金力だと、多くの研究者が指摘している。その資金源とされるのが、アヘン取引による利益だ。
 戦後、国際検察局(IPS)に逮捕された、中国の「アヘン王」こと里見甫の尋問調査によれば、アヘンは満州国で生産され、北京と上海を中心に消費されていったが、その流れを管轄していたのが日本であったという。当時の満州国は表向きはアヘン吸飲を禁じていたが、満州専売局を通して登録者に販売できるシステムを採っていた。事実上、野放しだ。にもかかわらず一方で売買が禁止されているため、価格は吊り上げ放題で、巨額の利益が上がる仕組みになっていた。
 こうしたシステムを動かしていたのが、岸ら満州官僚であり、ここから吸い上げられたカネが対米主戦派の東条英機を首相に就任させる原動力になっていたという構図である。岸らは莫大なアヘンマネーを、国家経営や戦争遂行、謀略工作に回す一方、一部を私的に着服していったという。
 岸はこういったアヘン政策について否定しているが、前述した「アヘン王」里美の墓碑銘を揮毫したのはほかでもない岸であり、これは里美と岸が浅からぬ関係であったことを端的に示している。

 
 当時満州にいた開作はこうした事実を指して、俊夫氏に「日本から満州に来た官僚の中で一番悪いのは岸信介だ」と語ったのだろう。そして現在、その孫が政権トップに就き、祖父そして日本の戦争責任を省みるどころか歴史修正に励み、祖父の悲願であった改憲に妄執している。
 
 俊夫氏は自身の専門であるドイツと比較しながら、安倍首相の歴史修正主義についてもこう批判する。
「彼は過去の罪と向き合っていない。きちんと過去を見つめ、謝罪する勇気がない。それで未来思考などと言ったところで誰が信じますか。積極的平和主義とは過去を反省し、その姿勢をしっかり、中国、韓国に示すことですよ。ドイツは強制収容所を堂々と残している、世界に自分たちが犯した罪はこれだと宣言している。強いよねえ。(略)世界の中での日本が見えていないという意味で、安倍首相はレベルが低すぎると思います」

http://lite-ra.com/2017/04/post-3097_3.html
また、オザケンの社会批評で秀逸だったのは、2012年、彼の公式サイト「ひふみよ」に掲載されたエッセイ「金曜の東京」だ。デモが日常的な風景としてある海外の都市と東京とを比較して、こんなことが書かれていた。
〈むしろ訪れて怖いのは、デモが起こらない街です。いわゆる独裁者が恐怖政治を敷いている街では、デモは起こりません。そのかわり、変な目くばせが飛び交います。
(中略)
 デモが起こる都市より、デモが起こらない都市の方が怖いです〉
〈東京も割とデモが起こらない都市で、デモの起こるニューヨークやメキシコシティーから帰ると、正直言って不思議というか、中東の王国を訪れた時のような、ちょっとした緊張感がありました。
 抗議するべき問題がないからデモがないのか。それともどこかの王国のように、心理的に、システマティックに抑えこまれているのか。何か他の理由があるのか〉
 さらに、オザケンが鮮やかだったのは、権力側やネトウヨ、中立厨などがこうしたデモや反対運動に対してよく使う「対案を出せ!」という言葉の本質を暴いて見せたことだ。オザケンは、この言葉を、人間管理や心理誘導のための単なる説得テクニックにすぎないと言い切ったのだ。
〈イギリスは人間管理とか心理誘導の技術にとても長けていて、サッチャー首相の頃、八〇年代にはTINAと呼ばれる説得論法がありました。"There Is No Alternative"の略。訳すと「他に方法はない」ということ。「他に方法はあるか? 対案を出してみろ! 出せないだろう? ならば俺の方法に従え!」という論法の説得術〉
 "There Is No Alternative"は安倍首相の「この道しかない」にも通じる論法だが、オザケンはこのレトリックのおかしさをこんなふうに暴いてみせるのだ。
〈医者に通っていてなかなか治らないとします。患者は文句を言います。「まだ痛いんですよ! それどころか、痛みがひどくなってます! 他の治療法はないんでしょうか?」と。
 それに対して医者が「他の治療法? どんな治療法があるか、案を出してみろ! 出せないだろう? なら黙って俺の治療法に従え!」と言ったら、どう思いますか?〉

http://lite-ra.com/2017/04/post-3097_4.html
「対案を出せ!」という論法への鋭すぎる反論

 そう、治療法を考えるのはあくまで医者の仕事であって、治らなければ医者を変えたり、別の治療法を試すのは当然のこと。患者は「痛い!」とただ切実に訴えればいい。その訴えを真摯に受け止めることで「医学の進歩」はが生まれる。そして、これは社会問題に対峙するときも同じだとオザケンは続ける。
同じように、社会をどうするか考えるのが職業の人は、人の「痛い!」という切実な声を聞いて、心を奮い立たせて問題に取り組むのが正しいはずです。
 なのに一般の人が「この世の中はヒドイ! 痛い!」と声を上げると、「じゃあお前ら、対案は何だ? 言ってみろ! 対案も無しに反対するのはダメだ!」と押さえつける政治家とか専門家とか評論家とかがいるのは、むちゃくちゃな話です

 一般市民がすべきことの一つは、「この世の中はヒドい! 痛い!」と声を上げること。対案を出す必要などない。「対案を出せ」と主張する者たちは、自分こそ頭がよくて社会のことがわかっているとでも思い込んでいるようだが、それは実のところ為政者の都合のいいレトリックにだまされているに過ぎない。それを見抜き言い当てていた小沢健二の知性はさすがとしか言いようがない。
 
 同時代に同じ満州にいた、岸信介と小澤開作。それぞれの孫の知性のあまりの差にため息しか出ないが、しかし、やはり惜しいと思うのは、父・俊夫氏と同様、その言葉がメジャーなメディアに一切出てこないことだ。
 オザケンのコマーシャリズムに対する拒否姿勢はわからなくもないが、しかし、こんな時代だからこそ、大衆的なメディアに積極的に露出し、その本質を射抜く言葉を拡散させていくことも必要なのではないか。次はオザケンが「共謀罪」について語ってほしい。今年はフジロック出演も予定されるなど、これまでよりはメディア露出もあるだけに期待したい。
(編集部)





このリテラの記事を見て、私は二つのことを感じた。
一つは、「全くその通りだ」と。
小沢健二が「この世の中はヒドい!痛い!」と声を上げるべきだと主張していること。
小澤俊夫が安倍の爺さんである岸信介のことを批判していること。
岸が満州で麻薬の元締めをしていたことにも言及していること。
ただ、岸のアヘン利権の裏にあった「彼ら」の存在に触れていないことは残念だが。
まぁ、このあたりを「通常ジャーナリズム」に求めるのは無理があるだろうが・・・
この件については、過去に記事にしている


http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-1010.html
「彼ら」が本当にされて困ることは何か?(「あやつり人形」PANTA)
「恐るべき“あやつり人形”の系譜、岸信介から安倍晋三へ」



もう一つは、「一種の不可解さ」である。
その原因となる記事です。


http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-358.html
笑っていられないとも
「「笑っていいとも」出演で安倍が自ら暴露する日本支配者層の闇の血族支配の実体」




皆さん、私が「一種の不可解さ」を感じた理由が分かりましたでしょうか。
それは、この記事に登場した小沢健二と安倍の関係についてである。
小沢健二はデモを支持し、権力の詐術を訴えることで、
暗に安倍政治を批判しているのである。
それだけなら「勇気をもって政治的発言のできるミュージシャン」と評価できるのだが、
暗に安倍政治を批判している小沢健二と安倍は「いい友」であるようなのだ。
安倍に「笑っていいとも」への出演の紹介をしたのは小沢健二なのだ。

小沢健二は、安倍に番組出演依頼をするほど安倍と“マブダチ”の関係なのだ!

であるにも関わらず、暗に安倍政治を批判しているのである。
仲が悪くなったのだろうか?
それとも、単に交友関係以上に政治意識が強い人間なのだろうか?
そもそも、安倍と小沢健二は何故に親交があるのだろうか?
やはり、あの繋がりなのだろうか?
安倍が「笑っていいとも」出演によって自ら暴露した、
特殊な人脈を基盤とした繋がりなのだろうか?

小沢健二の母方の曽祖父は、エネオス元社長の下河辺建二である。
下河辺建二は、ニッサン創業者の鮎川義介の下で働いていた。
鮎川義介は、弐キ参スケの一人である。
当然、岸信介と繋がっている。

次に、小沢健二の父方の祖父である小澤開作を、ウィキで見てみる。



小澤 開作(おざわ かいさく、1898年12月25日 - 1970年11月21日)は、日本の歯科医師、民族主義者。
山梨県出身。東京歯科医専(現・東京歯科大学)卒。宣撫工作に従事するため満州・長春へ赴任。1928年に満州青年聯盟を、1932年に満州国協和会を結成し、さらに1937年には中華民国新民会を結成して活動した。戦後、しばらく歯科業を離れていたため、他の業種に携わるも上手く行かず、結局、神奈川県川崎市で歯科医院を開業した。
満州事変の立役者であった板垣征四郎と石原完爾とは同志であり、第三子には両者の名を取って征爾と名付けた。満州での立場は満州国を日本の植民地や傀儡国家としてではなく、五族協和の王道楽土として実現させようとする熱烈な理想主義者であった。宣撫官の最高責任者であった八木沼丈夫とは、中国人を同胞として尊重しようという部分では一致していたものの、細部において理念が異なったため、関係は険悪であった。また息子の俊夫によると「日本から満州に来た官僚の中で一番悪いのは岸信介だ」「地上げをし、現地人は苦しめ、賄賂を取って私財を増やした」だから、岸が自民党総裁になったときに「こんなヤツを総裁にするなんて、日本の未来はない」と語っていたと述べている。1940年に雑誌『華北評論』を創刊、日中戦争の非を唱える。



これまた、岸信介とは満州繋がりである。
さらに、小澤開作は満州事変の立役者であった板垣征四郎と石原 莞爾とは
同志であった、とのことである。
石原 莞爾については過去に書いている。


http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-1645.html
『現代人が理解しておかなければならない太平洋八百長戦争講話』
「太平洋八百長戦争の真相を追う<石原莞爾・箕作 元八・松岡 洋右 篇>」




石原完爾と繋がりのある小澤 開作は、とても信用することはできない。
小澤 開作が岸信介を批判したのは、仲たがいしたからなのか?
それとも、「彼ら」の得意技である「対立構造を演じるため」なのか?
安倍とSEALDsが対立する素振りをしていたように。
SEALDsの役割が小沢親子に代わったのか?
役割交代の割には役者不足のような気がするが・・・

ところでSEALDsは今何をしているのか?
安倍が共謀罪を強行しようとしているこの一番大事な時に。
解散したにしても、この大事な時ぐらい再結成しろよ!
“対立ごっこ”を演じるのなら、最後まで演じろよ!

安倍と小沢健二が“マブダチ”であるのも、
岸信介と小澤開作&下河辺建二の繋がりから生じたものではないのだろうか。
この関係以外にこの二人が親交を持つきっかけは思いつかないのだが・・・

平成の治安維持法とも呼ばれる共謀罪を成立させるために、
共謀罪推進派と共謀罪反対派が「共謀」しているのだろうか?
ある計画をする際に賛成派と反対派を自ら作り出すのは、「彼ら」の常套手段である。
小澤俊夫の岸信介批判も、小沢健二が暗に安倍政治を批判したのも、
すべて台本が用意されていたクサい猿芝居なのではないのだろうか?

まさかそんなことはないだろうが、
それならば何故に小沢健二は安倍を笑っていいともに紹介したのだろうか?

このような疑問が残るわけだが、今はそんなことは言っておられない。
安倍は、連休明けにも共謀罪を衆院通過させるつもりらしい。
とにかく共謀罪なんてヤバイものが成立してしまえば大変なことになる。
あの暗い時代の治安維持法の再現の恐れがあるのである。
「本当のこと」を語る人間が目をつけられ、
安倍独裁政権が確立してしまうかもしれないのだ。
このブログに限らず、真実告発系のブログは消されていくのかもしれない。
大衆は、新聞・テレビの嘘情報しか入手できなくなるかもしれないのだ。
「一般人は対象にならない」なんてのは、嘘であることがバレてきている・・・
「東京オリンピックのテロ対策」なんてのも、嘘であることがバレてきている・・・




https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/204125
安倍政権が法務委で次々“本音” 共謀罪の正体が見えてきた
2017年4月22日

やっぱり、そういうことか――。21日、「共謀罪法案」を審議した衆院法務委員会。安倍政権の“ホンネ”が次々とあらわになった。

 これまで安倍首相や金田勝年法相は「一般の人は対象にならない」と強調してきた。ところが、盛山正仁法務副大臣が「一般の人が処罰の対象にならないことはないが、ボリュームは大変限られている」と言ってのけたのだ。


https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/204176/2
共謀罪の本質バレた 法務省“見解不一致”露呈で官邸大慌て
2017年4月24日

 実際、23日のNHKの日曜討論で自民党・茂木敏充政調会長は、「一般の市民や団体の捜査は全く対象とならない」と“火消し”に躍起だった。

■野党には法案成立阻止の“突破口”

 共謀罪法案に詳しい小口幸人弁護士が言う。

そもそも一般の人かどうかは、特定の人を調査や捜査をしてみないとわからないことです。“一般の人は捜査対象にならない”という説明がウソだったのです

 野党はマトモな議論の“突破口”をつかんだ。副大臣と政務官を攻めればいいのだ。さて、官邸は金田法相に続いて、「副大臣・政務官隠し」までするのか。そうなれば法案審議の異常さがクローズアップされ、国民も違和感を覚えるだろう。政府・与党が画策する“連休明け採決”などもってのほかだ。


https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/204262
時系列つじつま合わず 「東京五輪開催に不可欠」は大ウソ
2017年4月25日

政府は、共謀罪はテロ対策に必要だと強調しています。実際、法案提出理由にも「テロリズム集団その他の組織的犯罪集団による実行準備行為」を処罰するためだと明記されています。東京オリンピックを無事に実施するためにも不可欠だと訴えています。しかし、共謀罪がテロ対策だという説明には数多くの疑問符がつきます。

 2020年の東京オリンピックの招致活動が始まったのは、2011年6月17日です。この日、石原都知事(当時)が立候補を表明しました。東京開催が決まったのは、2013年9月7日です。

 共謀罪はご存じの通り、2003年、2004年、2005年と3回にわたり国会に提出されました。オリンピック対策でないことは、この時系列から明らかです。


 なお、日本では2000年に沖縄サミットが、2008年に洞爺湖サミットが、2016年には伊勢志摩サミットがそれぞれ実施されましたが、サミット実施のために共謀罪が必要という話は、まったく登場しませんでした。そしてご存じのとおり、テロも起きずにサミットは無事実施されています。

 テロ対策のために共謀罪が必要だというのは、理屈が通りません。



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ヴァチカン~イエズス会~ルター~ヴェネチアの黒い貴族~メディチ家~イルミナティ

「ルネサンスとは何だったのか」塩野七生


2007年の書である。以下、一部引用する。


*「メディチ家ですか」
「いえ、メディチ家の繁栄は15世紀になってから。それなのにフィレンツェのルネサンスは、明らかに14世紀からはじまっている。メディチ家台頭のずっと以前から、フィレンツェの経済力は強大化していたのです。
フィレンツェ経済の二大支柱は何かと問われれば、金融業と織物業と答えるしかありませんが、経済も学芸同様に明快な分類は不可能なのが、フィレンツェ経済の特色なのです。まずバルディ、次いでペルッツィというフィレンツェの二有力家系が手を広げていた分野は、金融業、手工業、通商と広く、これではもはや財閥とするしかない。クライアントもヨーロッパ全土におよび、イギリス、フランス、ナポリの各王家に法王庁が最大顧客であったのです。バルディ家の融資がなければイギリス王もフランス王も戦争ができなかったくらいで、融資への担保は王領の関税。これでも破産は免れなかったのだから、王様への融資はハイリスク・ハイリターンだったのでしょう。しかし、これら当時のエコノミック・アニマルこそが聖フランチェスコの支持者であり、ルネサンス絵画のファースト・ランナーであるジョットーに、活躍の機会を与えることになる。フィレンツェのサンタ・クローチェ教会内にあるバルディ家の礼拝堂は、聖フランチェスコの生涯を描いたジョットーの傑作で埋まっています。もしかしたら、フィレンツェが経済大国であった時代は14世紀で、15世紀になると政治の成熟を迎える、としてよいかもしれません」

レオーネ10世(1513-21年)~俗名はジョバンニ・デ・メディチ。
「偉大なるロレンツォ」の次男。フィレンツェ出身。メディチ家の学問芸術への愛を、ヴァチカンにもちこんだ人。

・・・・・(中略)・・・・・
メディチ法王は、これまた父ゆずりの古代の美術品の収集にも熱心だった。この法王から、遺跡発掘の総責任者に任命されたラファエッロの指揮下、ローマでははじめての本格的な発掘作業が行われる。現在のヴァチカン美術館所蔵の古代美術は、レオーネ10世が音頭をとってはじまった、そしてそれ以後も歴代の法王たちに受け継がれた、遺跡発掘作業の成果であり、古代のギリシアやローマを異教の世界と断じて忌み嫌っていた中世のキリスト教世界も、その本山であるローマの法王庁においてすら完全な過去になったことを示している。
・・・・・(中略)・・・・・
しかし、ルネサンスの花をローマで咲かせるのは、膨大な資力を必要とすることでもあった。とはいえ、メディチ銀行が倒産することでメディチ財閥も解体した状態では、私財を使おうにもそれがない。法王レオーネは、免罪符なるものを売り出すことを考えつく。金貨を入れてチャリンと音がすると、入れた者の死後の天国の席は予約完了というわけ。このようなことに欺かれるイタリア人はいなかったが、ドイツの素朴な善男善女は騙されたのである。もちろん、天国の席の予約代金はローマに送られ、ミケランジェロ設計の聖ピエトロ大寺院やラファエッロ描く傑作や、レオーネ10世の華麗な生活に化けたのである。これに憤慨したのがマルティン・ルターで、ルターは法王に抗議し、プロテスタントたちはローマのカトリック教会からの分離を宣言した。狂信的なところはまったくなかったレオーネ10世だったが、ルターを破門に処すことでプロテスタント運動の失墜を謀るが失敗。キリスト教世界を二分する宗教改革が、ついに火を噴いたのであった。ラファエッロの死の年である1520年は、ローマの法王庁にとっても多難な年であったのだ。

十字軍とはそもそも、人口が増加したヨーロッパに増えた人口を養っていける余地がなく、食べていけなくなった人々が武器を手にどっとパレスティーナにくりだしたのが発端ですが、単なる難民では意気があがらない。このような場合は必ず理論武装が求められるもので、宗教はこのようなことにはすこぶる適しているときている。ヨーロッパの難民はそれを、聖地奪回に求めたのです。キリスト教の聖地を異教徒イスラムの手から奪回するのは神が求めていることであり、その神の意に従うのがキリスト教徒のつとめである、と。





(管理人)
著者の書を読むきっかけは、イタリア旅行に行ったことにある。
旅行中に「銀色のフィレンツェ~メディチ家殺人事件」を読み、
けっこう面白かったので、本書を読んだのである。
「銀色のフィレンツェ~メディチ家殺人事件」を読んでいた時は、著者が女性であることも知らなかった。
当時のフィレンツェの情景が目に浮かんでくるかのような巧みな文章を読み進めるにつけ、
「著者は本当に日本人なのだろうか」とさえ感じさせられたものである。
著者は、イタリア人以上にイタリアの歴史に詳しいのである。
イタリアに関する知識が並大抵でないことと女性であることから、ある人の存在が目に浮かんだ。
ローマのコロッセオ及び歴史地区を案内してくれたガイドさんである。
私のようないい加減な男には決してできない
“真剣に歴史と取り組むことによってもたらされた知識に基づいた仕事ぶり”には、驚かされるばかりである。

ところで、本書で私が一番注目したのは、メディチ家とヴァチカンの関係である。
レオーネ10世は、メディチ家の人間であり、ローマ法王でもあった人間である。

これって許せるのだろうか?

メディチ家は銀行業(両替商)で成功した大財閥である。
かたやヴァチカンは、信者に金貸しを禁じているキリスト教の大本山である。
この相反するはずの存在であるべきメディチ家とヴァチカンが、結託しているのである。
しかも、フィレンツェ経済とヴァチカンの結託は、レオーネ10世に始まったことではない。
メディチ家以前からヴァチカンは、バルディ家ペルッツィ家と密接に繋がっていたのである。

つまり、こういうことだ。

ヴァチカンはキリスト教徒に対しては金貸しを禁じていたくせに、
自分たちは金貸しと結託していたのである。

前回記事じゃないけれど、「言っていることとやっていることが滅茶苦茶」である!
これが、キリスト教総本山のヴァチカンの正体である。

また、「現在のヴァチカン美術館所蔵の古代美術は、レオーネ10世が音頭をとってはじまった」とのことである。伊太利亜見聞録にも記したが、「何故にキリスト教とは関係のないローマ時代等の古代美術がヴァチカンに展示されているのだ」と、実際にヴァチカン美術館を訪ねて感じた。

イエズス会が設立される前から、
ヴァチカンは本来のキリスト教の教えとは関係のない存在になっていたのだ。

かといって、本来のキリスト教が善良な宗教であったなどと言うつもりはないが・・・
さらには、あの悪名高き免罪符を考え出したのも、レオーネ10世だったのだ。
これは、メディチ家がキリスト教を単なる金儲けのツールとして利用していた証拠だろう。

ところで、私は以前「イエズス会もルターもヴェネチアの黒い貴族が生み出したものだ」という重要事実を告発した太田龍氏の書を紹介した。
本書の記述により、下記のことが新たに証明されたこととなる。

ヴァチカン~イエズス会~ルター~ヴェネチアの黒い貴族~メディチ家
これらがすべて繋がっているという驚愕の事実が。

イエズス会とイルミナティが繋がっていることも、分かっている。
ということは、下記の繋がりも証明されたようである。

ヴァチカン~イエズス会~ルター~ヴェネチアの黒い貴族~メディチ家~イルミナティ

いやはや、この時代からすでに、この世界は嘘八百であったようですナ・・・



評点:60点





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『光明思想』って『イルミナティ思想』って意味じゃないのか?!

「悪魔(カルト)に支配された国家」


まずは、こちらをどうぞ↓
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/you/news/post_128575/

「本物のメディア」であるテレビ東京が、頑張ってくれている。
ここで重要なことは、森友事件が1本のどす黒い線で繋がっていることである。

「籠池~安倍~麻生~稲田他安倍内閣のメンバーほぼ全員~松井~橋下~日本会議~
生長の家」というどす黒い線で。

この国家がカルトに支配されていることが、ここに立証されているのだ!

「生長の家」の創始者である谷口 雅春をウィキで見てみた。




早稲田大学を中退して大本の専従活動家になっていた谷口は、出口王仁三郎の『霊界物語』の口述筆記を任せられたり、機関紙の編集主幹などを歴任するなど、教団内で嘱望されていたが、1922年(大正11年)の第一次大本事件を期に、浅野和三郎に従って大本から脱退。浅野が旗揚げした『心霊科学研究会』で宗教・哲学的彷徨を重ねていたが、当時流行のニューソート(自己啓発)の強い影響を受け、これに『光明思想』の訳語を宛てて機関紙で紹介した。

第二次世界大戦期に急速に右傾。国家主義・全体主義・皇国史観・感謝の教えを説いた。こうした教えを記述した雅春の著作は、信徒間で「愛国聖典」と呼ばれた。「皇軍必勝」のスローガンの下に、金属の供出運動や勤労奉仕、戦闘機を軍に献納するなど、教団を挙げて戦争に協力した。なお当時の信者には、高級軍人の家族が多くいた。

“大東亜戦争(太平洋戦争)に敗れたのは飽くまでも無明(まよい)と島国根性に凝り固まった「偽の日本」であって、本当の「神洲日本国」は敗れたのではない”と七つの灯台の点灯者の神示などで主張した。
また日本国憲法を“連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が日本を弱体化する為に日本に押し付けた無効の憲法であるので、即時に破棄して大日本帝国憲法(明治憲法)に復元しなければならない”と説き、「明治憲法復元運動」を起こした。その一環として時の首相・福田赳夫に日本国憲法無効宣言をするように提言した。著書『“諸悪の因”現憲法』(1972年)では以下のように記している。

諸悪は悉く、占領憲法の各条項が、日本国家を(中略)愛国心の勦滅と、家庭破壊と、性頽廃とにより、やがては自滅の道をたどらざるを得ないように意図して起草されたるその目的の漸進的病毒の進行というほかはない — “諸悪の因”現憲法

1974年(昭和49年)には円覚寺貫主・朝比奈宗源の呼びかけを受け、宗教界の復古主義団体「日本を守る会」(「日本を守る国民会議」と共に現在の日本会議の前身の一つ)を結成。しかし明治憲法復元運動は未完のまま、1985年(昭和60年)に生長の家総本山のある長崎で亡くなった。





恐るべきカルト宗教である。あの戦争に「協力」したとのことである。
明らかに谷口は、「彼ら」の配下で八百長戦争を遂行した「協力者」であるようだ。
「生長の家」が日本会議の前身であることも、ここに記されている。
そして一番注目すべきことは、谷口があの大本教の出身であることだ。
大本教及び出口 王仁三郎の正体を理解していたら、
こいつらカルトのご主人様が何者であるかということが見えてくるだろう。

『光明思想』って『イルミナティ思想』って意味じゃないのか?!

どうやら今回の森友事件の背後には、「彼ら」悪魔勢力がいることが証明されてしまったようである。
安倍の背後にあるのは統一教だけではないようである。
まぁこれらのカルト宗教は名称が違うだけで、同じ組織に操られているのだろうが。
この国が悪魔(カルト)に支配されているということは、間違いないようである。




http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-303.html
出口王仁三郎→日月神示→スウェーデンボルグ→ニューエイジ・フリーメーソン
「天の叡智」日月神示 ミクロの道は悪を抱き参らせてこそ進む
中矢伸一

テンプレート説明

このテンプレートは、プラグイン1・2・3に対応しています。
背景はスライドショーになっています。

◎プラグイン説明

最上部のメニューバーがプラグイン1です。マウスオーバーで展開するメニューになっていますので、お好みでプラグインを設定してください。「HOME」のような普通のリンクも置けます。
←のエリアがプラグイン2です。有効範囲幅は180pxです。
このエリアがプラグイン3です。有効範囲幅は540pxです。
サイズの大きなプラグインに適しています。

※最上部メニューバーの上に隙間がある方

最上部のメニューバーの上にFC2検索バー用のスペースを設けています。
検索バーを表示しない設定にしている方は、cssの最上部メニュー.MegaMenuの中にあるtop:27pxをtop:0に変更してください。

◎背景スライドショー説明

random : 1, // ランダム 0:オフ 1:オン
transition : 1, // 0:単純画像切替 1:フェード 2~7:移動 8:ページ更新毎に切り替え
transition_speed : 1000, // 画像間の切替時間
slide_interval : 3000, // 1枚毎の画像停止時間
slides : [
{ image : '画像URL' } // 画像の追加・削除はここ

★テンプレート名で検索すると、作者のブログにより詳しい説明があるかも知れません。