Category広瀬隆 1/4
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「地球の落とし穴」②(最終回)広瀬隆前回に続く。以下、一部引用する。*病原性大腸菌O―157が、96年から、学校給食などに暗い影を落としてきた。この原因がまだ究明されていないという事実を、再考してみたい。薬害エイズ問題で国民の信頼を失った厚生省が、O―157問題では奔走し、96年9月26日に、最終報告書を提出した。「一部のカイワレダイコンが、集団食中毒の原因食材の可能性が最も高い」それを発表する記者会...
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2023年03月23日 0
「地球の落とし穴」①広瀬隆1998年の書である。再読した。複数回に分けて記す。以下、一部引用する。*また、NHKと衛星放送の覇を競ってきた香港実業界のナンバー・ワン李嘉誠(りかしん)も、貿易から不動産に広がるコングロマリット長江実業の経営者であり、息子のリチャード・リーと共に、香港株式市場の20パーセントを保有する帝国を築いてきた。その系譜を生み出したのが、1840年から42年にかけて戦われたアヘン戦...
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2023年03月08日 0
「ロマノフ家の黄金」③(最終回)広瀬隆前回に続く。以下、一部引用する。*そのトロワイヤの著書が描いた通り、女帝と呼ばれたエカテリーナ二世は、ドイツからやってきて、ピョートル大帝の孫ピョートル三世に嫁ぎながら、その結婚生活のなかでは処女であった。・・・・・(中略)・・・・・ところが女帝エカテリーナは、公式な王室記録によっても、パヴェル、アンナ、アレクセイの3人を出産しているのだ。処女が子供を出産する...
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2023年02月24日 0
「ロマノフ家の黄金」②広瀬隆前回に続く。以下、一部引用する。*フルシチョフについて見れば、筆者が見た限りいかなる人名録にも、父母や妻子の名前さえ記されていなかった。*簡単な歴史のトリックだが、フルシチョフの履歴についてすべてとは言わないが、ある部分が創作されてきた可能性のほうがはるかに高いと考えられる。系譜が事実であるならば、まったく話に整合性がないからである。それがクレムリンの指導者すべてについ...
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「ロマノフ家の黄金」①広瀬隆1993年の書である。再読した。以下、一部引用する。*フルシチョフ台頭期の1958年には、『フルシチョフ』(ヴィクトル・アレクサンドロ著、杉山市平訳、平凡社)などがあり、無数の関連書が出版された。これらの書物には、どこにもロマノフ家の存在が記されていない。しかし1963年にパリで発行された1冊の書物には、“フルシチョフとロマノフ家の関係“が正確に記されていたのである。そし...