Category太田龍 1/8
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「縄文日本文明1万5千年史序論」④(最終回)太田龍前回に続く。以下、一部引用する。*橘孝三郎は水戸の人、昭和初期、昭和維新運動の幕を揚げた「5.15事件」の思想的理論的指導者として著名である。晩年には大著『天皇論』が出版されている。ちなみに、この「5.15事件」に際しては、橘孝三郎は事件に関与したとして逮捕起訴、有罪投獄された。・・・・・(中略)・・・・・橘の『天智天皇論』では、『日本書紀』から次...
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「縄文日本文明1万5千年史序論」③太田龍前回に続く。以下、一部引用する。*鎌倉幕府開府から徳川幕府終焉までの700年間、これを俗に「武家政治の時代」という。しかも、いわゆる律令古代国家の形式ないし枠組みは維持されたままである。この「律令国家」なるものがまた問題だ。「律令国家」とは中国式国家の輸入である。「さて故高柳光寿氏が昭和41年12月の東京新聞に、『頼朝以前の日本国は、立派な中央集権だったよう...
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2023年09月20日 0
「縄文日本文明1万5千年史序論」②太田龍前回に続く。以下、一部引用する。*ところが普通の日本人には、内宮といい、外宮という、その御祭神の違いが一向に分からない。内宮は、皇室のご先祖、天照大神をお祀りするという。これは明瞭だ。しかし、そのあとに、豊受大御神をお祀りする外宮が作られたという。公式の記録によれば、豊受大御神は、天照大神の「御饌都神(みけつかみ)」、つまり毎日御饌(食べもの)を奉る神として...
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「縄文日本文明1万5千年史序論」①太田龍2003年の書である。再読した。複数回に分けて記す。以下、一部引用する。*西洋と言えばキリスト教、そしてキリスト教の前にユダヤ教、さらにいずれにしても「創世記」という。「創世記」の英語原文は、Genesisである。その語源のGenieは遺伝子を意味する。もちろん私も、その創世記は何十回となく読んでいる。そして、私がそこで違和感を覚えてひっかかるところはたくさんあるが、最...
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2023年05月19日 0
<「噓八百のこの世界」アーカイブ特集>本日は、太田龍氏の命日である。これをアーカイブしておく。「太田龍日本義塾 平成19年4月29日 鹿島史学勉強会②」前回に続く。今回が最終回となる。少しポイントを記しておく。・明治政府は家畜を維持するために狼を滅亡させた。・神田明神は江戸全体の総鎮守だった。「祭神であった平将門を祭神から離せ」と明治政府は命じた。平将門は天皇に反逆したというのは京都勢力がでっち上...